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吉野川源流の森伐採ツアーレポート(1)

文・写真:NPO法人里山の風景をつくる会

吉野川源流の森の木で家や家具をつくり、木の文化を蘇らせることを目的としている徳島のNPO、「里山の風景をつくる会」。2007年の秋に行われた源流の森伐採ツアーのレポートをご了解を得て転載させていただきます。森と街が川と木で繋がっている。一泊二日の旅に同行した子どもたちはどんな未来を想像しているのかな?

sameura-dam

一行が最初に訪れたのは四国の水瓶。

真っ青な空が水面に映るこの場所は、四国最大のダムである、早明浦ダムです。
ダムの高さ 106m 総貯水量 31600万m3(学校の25mプール約75万杯分)という途方もない量の水をたたえています。

この湖の下には、大川村と呼ばれた村が沈んでいて、夏の渇水の時期になると、旧大川村役場が姿をあらわします。

科学の力が信じられた結果、このダムによって、生み出された利益、安心。一方の、建設にともなう大川村の人々の反対とかなしみ。

いろんな出来事がおき、そしてまだ続いている場所です。

人工の科学の力に頼るという選択を選ぶこと、それとは反対に、自然の森を育て、山の保水力に頼る選択を取ること。

どちらが良いのでしょうか。

子どもたちは、元気にダムの上を走っています。大人たちは何を思ったのでしょう・・・

dam

湖水に映る緑と空の透き通るような景色から、この旅は、はじまりました。




bridge

さて、早明浦ダムから移動した一行。

楽しそうに橋を渡っていますね?

太陽がきらきらと光を落としていて、なんだか絵本の「14ひきのねずみ」たちの物語のようです。

さて、ここは、どこでしょうか・・・

ん? くんくん、なんだかいいニオイがします。

小川を渡ってたどり着いた先には、あ!おさかな!! ごはん!

fish

lunch

そうです。いつも源流の森から木を提供してくれている田岡さんが、森のキャンプ場で、ごはんをつくって待っていてくれたのです。

ダムを走り回った一行が、お腹ぺこぺこなのを知っていたのでしょうか・・・

lunch

lunch

barbecue

メニューは、有機栽培やEM栽培、自然農法を中心とした野菜の料理や、土佐の褐牛のバーベキュー、土佐次郎(高知のおいしい地鶏)の汁物など、たくさんのごちそうがでました。これを、竹を割って作ったお皿やお椀で食べたのです。

竹の青い香りと、土佐自慢のお料理が、お腹にどんどん吸い込まれます。
この表情をみれば、もうおいしさは、わかりますよね?

lunch

lunch

みんな満腹。。。
田岡さんをはじめ、準備してくださった皆さま、ごちそうさまでした。
しあわせです、ありがとうございました。

吉野川源流の森伐採ツアーレポート(2)へ>>

genryukids.jpg

源流木's(ゲンリュウキッズ)
今回のツアーで訪れた高知県嶺北の間伐材で作った、子どもも大人も喜ぶ積み木です。

源流ボックス 源流杉のプランター 
CDたて

源流家具
今回のツアーで訪れた高知県嶺北の間伐材で作った、家具シリーズです。

NPO法人 里山の風景をつくる会
〒770-8055
徳島市山城町東浜傍示28-53
TEL:088-655-1616
FAX:088-655-1632
http://enjoy-satoyama.jp/

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