特集 [活動報告]
男木島ビーチクリンアップ
6月14日に香川県高松市の沖に浮かんでいる男木島(おぎじま)でビーチクリンアップを開催してきました。人口200人の小さな島。2010年の夏には瀬戸内国際芸術祭の舞台のひとつにもなっています。
さて、9時半に高松港に集合。総勢40人弱。
10時のフェリーに乗船して、男木島を目指します。が、僕も含めた数名は前日に古民家借り切って呑んでたので、けっこうテンション低め(笑)
それでも男木島の集落が見えてきたら、もう島時間。盛り上がってきますね。迷路のような路地を抜けて、高度感のある海沿いの道を燈台まで歩きます。片道約30分かかりますが、この時間がなんとも気持ちがいいです。
男木島燈台の北に広がる砂浜は、目の前に豊島が横たわり、大型貨物船が行きかいます。まさに、瀬戸内海ど真ん中状態。「ぐぁーっ!」と大きく伸びをするとお酒も吹っ飛びますね!爽快です。
お弁当を食べてさそっく開始!
参加者の皆さんをグループ分けして注意事項説明し、ビーチクリンアップ開始。今回もJEANクリーンアップ全国事務局に登録しており、データカードを集計し、分析データとして送ります。老いも若きも一緒になって、ゴミを拾って、記入していきます。
前週、アースデイ関連でかなりのゴミが収集された後でしたが、それでもまだまだいろんなゴミが残ってます。多かったのは、ガラス破片、タバコフィルター、発泡スチロール破片。小さくなったものもゴミはゴミ。目に入らないってことなく、回収しましょうね。
クリーンアップ、調査のあとは、鹿児島から駆けつけてくれた藤枝准教授による、特別講義です。ショッキングな現状を知った上で、僕たちは何をすべきなのか。毎回考えさせられます。
車座の参加者の皆さんも、真剣な表情。次回もぜひ、友人知人を誘ってご参加ください。藤枝先生には後半、海で拾った素敵なお宝漂着物の数々を披露していただきました。同じビーチコーマーとして垂涎のお宝の数々。しかし、もらったんじゃ駄目なんですよね。自分で拾わないと意味がない。精進します。
イベント終了後、またみんなでテクテク港まで歩いて、15時のフェリーに乗船しました。島へ渡るのは船が多いわけですが、往路は、これからの島での時間に対してわくわくしながらオリエン的な時間になります。船の中で、みんなの意識や知識が共有されていくわけですね。で、復路は、島で過ごした時間をそれぞれがそれぞれの想いで振り返って、これまたいろいろ余韻を楽しむわけです。今回も、藤枝さんにどんどん質問する人、次回のイベントの相談をする人、海ゴミをなくすことを真剣に議論する人様々でした。この往復の船の時間がいいなぁと思います。
船に揺られて見る瀬戸の風景、最高でした。光がきらきらして、美しいなんてものじゃありません。そしてそこは、人類未踏の遠い海ではなくて、長い歴史を育んできた生活の海です。この豊かな海をもっと美しくして、未来につなげていかねばなりませんね。
関連記事
- ビーチクリンアップin直島レポート
- ナショナルジオグラフィック ニュースに、「"太平洋ゴミベルト"の実態調査」の記事が掲載されました。
- 四国新聞に「海底ごみ「目に見える化計画」/高松で始動」の記事が掲載されました。
- 四国新聞に「海底のごみを見て/高松で2日から回収始動」の記事が掲載されました。
- 四国新聞に「瀬戸内海の海ゴミ」の記事が掲載されました。
- 瀬戸内ゴミゼロフォトギャラリー
- 瀬戸内ゴミゼロプロジェクト
最新記事
- ビーチクリンアップin直島レポート(2009年10月 7日)
- ナショナルジオグラフィック ニュースに、「"太平洋ゴミベルト"の実態調査」の記事が掲載されました。(2009年8月 6日)
- 四国新聞に「海底ごみ「目に見える化計画」/高松で始動」の記事が掲載されました。(2009年8月 3日)
- アースワーム(ミミズ)が理想的な土を作る 阿波・循環型有機農法の試み(2009年8月 1日)
- 四国新聞に「海底のごみを見て/高松で2日から回収始動」の記事が掲載されました。(2009年7月31日)
この記事のトラックバックURL
https://e4.gofield.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/262