ライフスタイル [ネイチャーフォトグラファーへの道]
ネイチャーフォトグラファーへの道 八歩目

文&写真:リュウ・タカハシ
2009年11月5日
■ 七歩目までのあらすじ ■
天の啓示を受け、なぜかネイチャーフォトグラファーを目指すことになってしもぉた拙者。修行の旅に出たとたんに、蛇頭の手先の殺し屋軍団に襲われるが、危機一髪のところを謎の美女に救わる。そして彼女の口から、驚くべき出生の秘密を聞かされるのだが......。
■ 二日続けて早起きなるか!? ■
ワッハッハ、アッタボーよぉ、早起きなんぞ、かるいかるい!
そう。マグレかと思ったら、二日続けてちゃんと起きられてしまったのである。やっぱり歳食ったんだろうか?
ま、いいや。とにかく、天候チェック。
ありゃま......。昨日にもまして曇ってるな。どんより。こりゃダメだ。二度寝に限る。
ウソだろうって? いや、ホント、ちゃんと一回起きて天候チェックしたんだってば。あ、信じてねぇな、その目は。ま、いいや。
■ さらに翌日 ■
その翌日月曜日は、実はクィーンズバースデイ(女王誕生日)。
とはいえエリザベス2世のホントの誕生日は4月21日。どうもイギリス連邦コモンウェウルス諸国の元首、つまり英国王室の長を祝う日のようだ。つまり王様が変わっても、祝日は移動しない、と。
でもコモンウェウルス諸国の間でも、クィーンズバースデイを祝う日が違うらしいってのは、なんともおおらかな話だ。
ともかく、2009年のニュージーランドのクィーンズバースデイは6月1日(月)で祝日。というわけで、三日続けて早起きに挑戦とあいなった。
ムフフフ、問題なしじゃ。バッチリ起きたぞよ。
すかさず天候チェック。おぉぉ、今日は快晴じゃぁ! よし、すぐに出撃じゃ。
■ 一昨日と同じくスティーブンズベイへ ■
一昨日は曇ってたが、今日は晴れたスティーブンズベイの夜明けが撮れそうだ。うっしゃ、行くべ。
と、元気よく車を発進させたのだが、なぜだかハンドルを逆に切ってしまった拙者......。
「???」
自分でもワケの分からぬまま、まぁそれなら好きなようにしてみるがよいと、ハンドルの向くままに愛車を走らせる。
たどりついたのは、我が家からわずか1分の海岸。
あ......。
撮影日:2009年6月1日(月)
場 所:モトゥエカキー
そうだ、ここには座礁した廃船があるんだった。しかも干潮だ。寝ぼけた脳ミソのどこか隅っこのあたりが、どうやら突然この船のことを思い出したらしい。すげぇじゃん>拙者
この船、満潮になると船体の半分まで水につかるのだが、このタイミングならばなんと側まで歩いていけるではないかぁ! もう10年もここに住んでるが、そういえば船の中なんて見たことがないぞ。
と、喜んで船に向かって歩き始めたが、ぬかるんで大変。ちゃんと長靴履いてたのだが、ドロから足が抜けない......。船のまわりにベタベタと足跡をつけたくないのだが、こりゃどうしたって穴ぼこだらけになっちまうぞ......。
四苦八苦しながらやっとたどり着き、エイヤッと這い上がってみたら......。
撮影日:2009年6月1日(月)
場 所:モトゥエカキー
おぉぉ、ちょうど太陽が水平線から!
が、慌てて撮ってるから、ぜんぜんダメダメなフレーミング。トリミングしてみようかと思ったが、どこをどうちょん切ってもダメはダメか......。
しかもシルエットになった船体が暗すぎて、何が何だかワケわからん。フラッシュ焚いて、もう少し船体写るようにすべきだった......。
しかしそれはともかく、船内は被写体てんこ盛り!
撮影日:2009年6月1日(月)
場 所:モトゥエカキー
サビの具合を強調するために、コントラストを強めに、シャープネスも少し強めにかけてみたが、いかがなものだろう?
自然に還らんとする人工物のなれの果てを写したものをネイチャーフォトと呼んでいいのかどうだか微妙だが、緑あふれる風景とは別の意味で自然の威力をまざまざと見せつけてくれるのは事実。拙者は、こういうのとか、廃墟廃屋だとかに、妙に「自然」を感じてしまうのである。
これは何度も通わねばならぬ被写体だ。
中ばかりでもつまらない。外からもカシャリ。
撮影日:2009年6月1日(月)
場 所:モトゥエカキー
こういうときって太陽をフレームの中に入れたくなるのが人情で、拙者もやっぱり入れてしまったのであるが、どうもピンと来ない。構図が散漫だ。
少し立ち位置を変え、太陽をフレームから外してカシャリ。
撮影日:2009年6月1日(月)
場 所:モトゥエカキー
うん、こっちの方が力強くて好みであるぞよ。シンプル・イズ・ベストか?
でも空が微妙に寂しい。少し天候が違う日に再訪せねばならぬ。
初めての被写体ゆえに、これがロケハンみたいなものだったが、ここはなかなか面白い。すぐ近所だし、通いたおすとしよう。
ネイチャーフォトグラファーの修業としては、ちょいと邪道のような気もしないではないし、ここで修行してアンセル・アダムズが倒せるようになるかどうかも怪しいが、まぁどうせ拙者はへそ曲がりなのである。気にしないことにしよう。
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Ryuさんお久しぶりです!お元気ですか?
Logbookの方にコメントしようとしたら、全部書いて投稿ボタンを押したところで「この投稿は出来ません」というようなエラーメッセージが出て投稿できなかったのでこちらに・・・
こちらのフォトグラファーへの道楽しく読ませていただいています。
どの写真もステキで、その一枚一枚を悩んで、どうやってとろうか、トリミングしようかというところが書いてあるので参考になります。
これからも連載楽しみにしてます^^
Naokoさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
ブログの方、エラー出ちゃいましたか?
スミマセン。
下手な写真ですからご参考にならないとは思いますが、楽しんでいただけて光栄です。
諸々の理由で今後はこの連載は不定期更新になってしまいますが、気長にお待ちいただければと存じます。
今後ともよろしくお願いします。
ネルソンにお越しの節は、ご連絡くださいね。