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    <updated>2010-03-10T18:17:47Z</updated>
    
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    <title>ガイドの一般教養講座　研究発表vol.16：アウトドアガイドって？　その3 </title>
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    <published>2010-03-10T18:18:31Z</published>
    <updated>2010-03-10T18:17:47Z</updated>

    <summary>「アウトドアガイドって？　その2」では、「アウトドアガイド」を三つの類似品「アウトドアインストラクター」、「アマチュアリーダー」、「冒険家」と比べてみました。ところが実は、あえて取り上げなかったもう一つの類似品があるんです。</summary>
    <author>
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        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ
<!--
<br />イラスト：Ryoko-->
<br />2010年3月11日
</p>
<br />
<br />

<h3>■　アウトドア専攻の高校生相手の仕事　■</h3>

<p>　ガイディング研究所へようこそ。研究員のリュウです。</p>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000361.php">前回</a>書きましたとおり、二月半ばにアウトドアレクリエーション専攻の高校生22人を相手に三泊四日の訓練シーカヤックツアーの仕事をしました。もちろん場所は僕の縄張り<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000189.php#hollywood">エイベルタズマン国立公園</a>です。昨年とうって変わってとても良い子達ばかりがそろった今年は、ウソのように楽チンなしごとをさせていただきました。いやぁ、楽しかった。でも来年はまた悪ガキどもばっかりなんだろうなぁ......。</p>

<p>　やれやれと一息ついていたら、そっくりな仕事がまたまいこんできました。今度は地元の女子校で、今月末に二泊三日だそうです。17、8歳の女の子って一番苦手な生き物なのでかなり躊躇したんですが、ガイディング研究員がこういう仕事を断ってたんじゃ渡世の義理がたちません、って任侠道じゃござんせんが、ともかくありがたくお引き受けすることにあいなりました。</p>
<br /><br />

<h3>■　もう一つの類似品　■</h3>

<p>　さてさて。<br />
　今回は<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000354.php">「vol.13：アウトドアガイドって？　その2」</a>の続きです。<br />
　え？　次回予告では別のこと言ってた？　そうでしたっけ？　いえね、アウトドアガイドやってますとね、天候とかなんとかで、コース変更しなきゃいけないこと、よくあるんですよ。当連載も同じ。って、苦しい言い訳ですが。</p>

<p>　それはともかく、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">「vol.5：アウトドアガイドって？　その1」</a>を書いてるときは二回でまとめるつもりだったんですが、例によって例のごとく気が変わりまして、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000354.php">その2</a>にどうしても補足編を追加しておきたくなりました。何を書いても長くなっちまうのが、研究員リュウの悪い癖です。すみません。</p>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000354.php">その2</a>では、「アウトドアガイド」を三つの類似品「アウトドアインストラクター」、「アマチュアリーダー」、「冒険家」と比べてみました。</p>

<p>　ところが実は、あえて取り上げなかったもう一つの類似品があるんです。<br />
　でもこれを省いちゃうと、画竜点睛を欠くと申しますか、仏作って魂入れずと申しますか、青のりのかかってないお好み焼きと申しますか、やっぱりどうにも落ち着かなくなって来ちゃいました。というわけで、片付けてしまいます。</p>
<br /><br />

<h3>■　もう一つのアウトドアガイド　■</h3>

<p>　当研究所は、アウトドアガイドをサービス業、観光業の一つとして話を進めてきました。でもそれって正確にいえば「狭義のアウトドアガイド」なんです。<br />
　というからには広義があるわけですが、「広義のアウトドアガイド」は実は二つに分けられます。当研究所が今まで扱ってきたのは、その中では近年登場した「新しいアウトドアガイド」とでも呼ぶべきものです。<br />
　このサービス業アウトドアガイドのことを、今回に限って<b>ツーリズムガイド</b>と呼ぶことにします。</p>
<p>
<div class="block01"><small>注：<br />
　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000189.php">vol.1</a>から<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000361.php">vol.15</a>までの当連載の中でアウトドアガイド、ガイドと呼んでいたのは、今回ツーリズムガイドと呼ぶもののことです。後述のもう一つのアウトドアガイドのことは、わざと省いていました。<br />
　次号vol.17以降も、今まで同様にアウトドアガイド、ガイドをツーリズムガイドの意味で使用します。念のため。</small></div>
</p>

<p>　さて、今回はもう一つの「古いアウトドアガイド」にスポットを当ててみましょう。その仕事は、本当の冒険・探検をサポートする道案内です。世界地図から空白が消えてしまった現在ではマイナーな職業ですが、これこそ太古の昔から存在するアウトドアガイド本来の姿です。<br />
　本稿ではこれを<b>エクスペディションガイド</b>と呼びます。</p>

<p>　つまりアウトドアガイドは、古くからあるエクスペディションガイドと、近年登場したツーリズムガイドという二種類に分けられるのです。<br />
　そして今回は、この二つを比較してみましょう、というわけです。</p>
<br /><br />

<h3>■　エクスペディションガイドとは　■</h3>

<p>　エクスペディションガイドって、ツーリズムガイドとどう違うのでしょう？</p>

<p>　まず数の問題があります。今日アウトドアガイドといえば、99.9%以上がツーリズムガイドで、エクスペディションガイドは希少種です。<br />
　でもこれは本稿にとってはあまり大切なポイントではありません。</p>

<p>　もっと大事な点は、顧客の違いです。エクスペディションガイドを雇う顧客は、「楽しみ」や「娯楽」や「サービス」を望んでいるわけではありません。彼らが求めているのは、もっと具体的な「成果」です。<br />
　たとえば記録に挑戦している冒険家に雇われたエクスペディションガイドの仕事は「冒険を成功させること」です。僕はそんな仕事したくないなぁ......。</p>

<p>　顧客は冒険家だけではありません。エクスペディションガイドが世界一多い場所は、おそらく南極でしょう。僕の元同僚にも南極ガイド経験者がいます。<br />
　映画<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001EI5M8M?ie=UTF8&tag=ryuslogboo-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B001EI5M8M">『デイ・アフター・トゥモロー』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ryuslogboo-22&l=as2&o=9&a=B001EI5M8M" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />の主人公は超タフで、エクスペディションガイドなしでフィールドワークをこなす科学者ですが、実際には南極で研究している科学者たちは、外に出るときはエクスペディションガイドに引率してもらうわけです。<br />
　この場合、顧客は科学者、目的は研究。つまりエクスペディションガイドの仕事は「科学者に研究成果を無事持ち帰らせること」です。中には千載一遇のチャンスに狂喜乱舞していて、天候悪化の兆しが見えても「死んでもこのサンプルは採取するんだ」と撤退をいやがる科学者もいるでしょう（映画やTVでありがちなお約束シーンです）。そういうおバカさんをどやしつけ、首根っこに綱くくりつけてお尻ペンペンしながら引っ張って帰ってくるのも仕事になるでしょうね。やっぱりこういう仕事は、僕には向かないなぁ......。</p>

<p>　ツーリズムガイドである僕からみると、エクスペディションガイドってきわめて異質な職業です。<br />
　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000354.php">その2</a>で見たように、ツーリズムガイド（<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000354.php">その2では「アウトドアガイド」と表記</a>）って、アウトドアインストラクターやアマチュアグループリーダーとは違うのですが、それでもまだ親戚という感じです。顧客や参加者が娯楽を求めているという点で共通するからです。<br />
　でもエクスペディションガイドはむしろ、警察だとか、消防だとか、自衛隊だとか、セキュリティ会社だとかのように、純粋にセキュリティやリスクマネジメントを提供している業種の仲間だと感じます。「サービス」の有無は、僕にとっては天と地の差なんです。</p>

<p>　ただしツーリズムガイドの中にも、エクスペディションガイドの要素を色濃く含んだジャンルがあります。なんだかお分かりでしょうか？　答えは10行後。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
　はい、時間です。正解は「釣りガイド、ハンティングガイド」です。</p>

<p>　彼らもツーリズムガイドの一員には違いありません。顧客サービスが命です。<br />
　でも他のジャンルのツーリズムガイドと違って、彼らは顧客に「獲物」を持って帰らせる使命も背負ってるわけで、その点はすごくエクスペディションガイド的です。<br />
　つまりツーリズムガイドとエクスペディションガイドの両方の要素をあわせ持った特殊ジャンルというわけで、広義のアウトドアガイド業の中でも文句なく一番ハードなジャンルでしょう。いやぁ、僕にはぜったいにつとまりません......。</p>
<br /><br />

<h3>■　エクスペディション風ツーリズムガイド　■</h3>

<p>　さて。<br />
　「本格的な冒険」とか「非日常のエクスペディション」などを売り文句にしたアウトフィッターもあります。そういう業者は、エクスペディションガイドなんでしょうか、それともツーリズムガイドなんでしょうか？</p>

<p>　答えはもうお分かりですよね。<br />
　顧客が求めているものによって、決まってくるのです。レジャーを求める顧客を想定している場合は、ツーリズムガイドです。とてもシンプルです。<br />
　ですから冒険風味を売りにしているアウトフィッターだって、もちろんツーリズムガイドです。そもそもアウトドアツアーなんて、たいてい冒険風味を宣伝文句にするもんです。いちいち全部エクスペディションガイドに分類してられません。</p>
<br /><br />

<h3>■　なぜ区別しておかなくてはいけないか？　■</h3>

<p>　というわけで、アウトドアガイドという職業が、一般的な「ツーリズムガイド」と、特殊な「エクスペディションガイド」の二つに分類されることがわかりました（両者の中間に位置する釣り・ハンティングガイドのことは、ひとまず忘れてください）。<br />
　今日では、もちろん前者が圧倒的多数で、後者はマイナーな存在です。ですから当研究所でも前回までは「アウトドアガイド」という言葉を、ツーリズムガイドの意味で使い、エクスペディションガイドのことは無視して話を進めてきました。</p>

<p>　じゃぁなんでそんなマイナーな仕事を、わざわざ一回分のスペースを割いてとりあげているのか、という疑問が聞こえてきそうです。はい、理由があるんです。</p>

<p>　さきほど「アウトドアガイド」といえば、普通は前者の「ツーリズムガイド」の意味だと書きました。<br />
　ところが世間一般では「アウトドアガイド」ときくと、このマイナーな「エクスペディションガイド」をイメージする方がいまだに圧倒的に多い、という事実があるからなんです。</p>

<p>　この勘違いは、マスコミの影響に負うところが大きいでしょう。アウトドアズマンがマスコミに登場する場合、たいていの場合は冒険家です。ですからアウトドアガイドがマスコミに登場する場合も、冒険歴のある人の方が登場頻度があがる傾向があります。あるいは、冒険経験者がガイド業をはじめることが多いという事実もあります。<br />
　あるいは小説、TV、映画などのお話に登場するガイドも、ほとんどが単なる道案内、つまりエクスペディションガイドなんですね。</p>

<p>　こうした流れで、いまだに「アウトドアガイド＝エクスペディションガイド」というイメージが根強く残っているんじゃないかと思うんです。<br />
　ちなみにもうお分かりだと思いますが、実際のところ日本国内には本物のエクスペディションガイドはほとんどいません。活躍できるフィールドそのものが、ほとんどないからです。<br />
　日本人エクスペディションガイドはもちろん存在します。でも彼らの仕事場はたいてい海外です。そして彼らが日本で仕事をするときは、まず間違いなく娯楽ツアー、つまりツーリズムガイドをやることになるわけです。</p>

<p>　それはともかく、さらに困ったことに、この間違ったイメージは一般消費者もさることながら、アウトドアガイド志望者（あるいは現役アウトドアガイド）の間でも根強いらしいんです。<br />
　たとえばとある南の島のマングローブ・カヤックツアーで、写真を撮ってるお客様に対して<br />
　「何写真なんか撮ってるんだよ！　サッサとついて来ないと、置いていくぞ！」<br />
などと怒鳴り散らしているガイドがいたとかいないとか。<br />
　当研究所には、この手のタレコミエピソードが無数にファイリングされておりまして、いちいち書いてたらそれこそ紙面がいくらあっても足りません。一回そういうツアーにこっそり参加して、ひどいガイディングぶりを当研究所で実名レポートしてやろうかしら。</p>

<p>　残念なことですが、サービス業の自覚のまったくないエクスペディションガイド気取りのタワケたツーリズムガイドは、まだ相当棲息しているようです。といいますか、そういうタワケモノは、年々増加しているという意見も少なくありません。ムスッとした顔して「つべこべ言わずに黙ってオレについてくりゃいいんだ」的なガイディングをする前時代の遺物のような連中は、できることなら19世紀に送り返してやりたくなります。</p>

<p>　わざわざ一回分のスペースを割いてエクスペディションガイドとツーリズムガイドの違いを研究した理由、もうお分かり頂けましたね？　これからガイドを目指そうという皆さん、くれぐれもこういう勘違い野郎にならないでくださいね。本物のエクスペディションガイドになるなら話は別ですが、普通「アウトドアガイドを目指す」といえば、ツーリズムガイドのことなんです。ツーリズムガイドたるもの、サービス業の誇りを決して忘れてはいけません。肝に銘じておきましょう。</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>アウトドアガイドは、実は二つに分類できます。
<li>大多数はサービス業のツーリズムガイドです。
<li>安全な道案内だけを仕事とするエクスペディションガイドは、希少種です。
<li>釣り・ハンティングガイドは、大変ごくろうさまです。
<li>自分をエクスペディションガイドと勘違いしてるアホなツーリズムガイドは、うようよいます。
<li>当研究所の研究対象は、ツーリズムガイドです。
<li>よって次回からは、またツーリズムガイドを「アウトドアガイド」、「ガイド」と呼びます。
<li>軟弱な研究員リュウは、南極ガイドより南極1号を選びます。
</ol>
<br /><br />


<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　次回こそアイスブレイクをとりあげてみよう、と今のところ思っています。でもまた雲行き次第で変わっちゃうかもしれませんねぇ。ま、開けてみてのお楽しみ、と。<br />
　宿題は前回のをそのまま引き続いて、アイスブレイクのアイディアをいくつかあげておいてください。面白いアイディアを<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部までお寄せいただけると</a>、泣いて喜びます。研究にご協力を！</p>

<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>
<p>　危機管理の導入部として、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000303.php">「vol.9：危機管理の話に入る前に」</a>、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000340.php">「vol.10：危機管理『「日本人の弱点？』」</a>をアップしました。ものすごく乱暴にまとめると、「とにかく人命尊重が一番大切」、「予防、対処、処理のステージ毎にきちんと頭を切り換えて対応することが大事」ということですね。ですから処理の段階でやるべき責任論を、レスキュー開始前に議論・吟味するなんてのは、大間違いのコンコンチキだというお話でした。</p>

<p>　そしたら、また出ましたよ、「無謀な遭難者はレスキューしなくていい」なんていう記事......。<br />
　うんざりです。どうせ出るんだったら、幽霊が出てくれる方がよっぽど面白いんですが......。</p>

<p>　でもうんざりしているだけじゃいけません。もうわざわざ当研究所で重複して書き連ねることもないでしょうから、僕の個人ブログで反論してみました。よろしければご一読ください。</p>

<p>　◎<a href="http://ryuslogbook.livedoor.biz/archives/51414031.html" target="_blank">Ryu's Logbook別冊「無謀な遭難でも、人命は救うべきである」</a></p>]]>
        
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    <title>OBT ツリーイングプログラムスタート</title>
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    <published>2010-02-21T01:08:58Z</published>
    <updated>2010-02-21T01:09:53Z</updated>

    <summary>欧米では、 樹木医であり木の剪定や伐採を行う専門技術者を「アーボリスト」と呼びます。　アーボリストが、高い木に登り、 樹上で安全に作業を行うために発達させてきた技術をもとに、誰もが手軽に木に触って親しむことができるようにアレンジされたアクテ...</summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'Trebuchet MS', Verdana, sans-serif; font-size: small; line-height: 19px; "><div class="entry-body" style="clear: both; "><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">欧米では、 樹木医であり木の剪定や伐採を行う</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">専門</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">技術者を「アーボリスト」と呼びます。</span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　アーボリストが、高い木に登り</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">、 樹上で安全に作業を</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">行うために発達させてきた技術を</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">もと</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">に、</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">誰もが手軽に</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">木に</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">触って</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">親しむ</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ことができるようにアレンジされた</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">アクティビティ</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">が</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">「ツリーイング」です。</span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><font face="'MS PGothic'">ツリーイングはロープとハーネスを用いて、安全かつ容易に木に登り、 ツリーモックと呼ばれるハンモックを樹上に張ったり、</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">木の間に張り渡した</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ロープ</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">を伝って</span></span><font face="'MS PGothic'">横に移動したりするとてもスリリングなスポーツです。<br /></font></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">木肌の</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">温もりや柔らかさ、風に揺れる木のしなやかさを感じ、&nbsp;</span></span><font face="'MS PGothic'">普段味わうことのできない「木の目線」 で世界を見渡す体験は、</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><font face="'MS PGothic'">素晴らしい自然が身近に息づいていることを教えてくれます。</font></span>&nbsp;<span style="font-family: 'MS PGothic'; "><br /></span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　日本では</span></span><font face="'MS PGothic'">TMCA(Tree Master Climbing Academy)</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">が、 ツリーイングの普及活動を行っていますが、</span></span>&nbsp;<font face="'MS PGothic'">OBT(</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">アウトドアベーシックテクニック</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">)</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">では、&nbsp;</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">TMCA</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><font face="'MS PGothic'">公認インストラクターである代表の内田によるプランニングの元、 より多くの方に</font></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ツリーイングの世界を</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">体験していただける</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">7</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">種類のプログラムを用意しました。</span></span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'"><strong>◆ ツリーイング体験会<br />◆ ツリーイングワークショップ<br />◆ ツリーイングツアー<br />◆ TMCA認定講習会<br />◆ 企業・教育</strong></font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><strong>関係機関向け</strong></span></span><font face="'MS PGothic'"><strong>研修プログラム<br />◆ 森のアクティビティ設計<br />◆ 樹木剪定</strong></font></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">-------------------------------------------------</span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><font face="'MS PGothic'">■ ツリーイング体験会</font>&nbsp;<span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">■</span></span></strong></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a87965970c-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20081006T182404906" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e015970b-pi" title="file_20081006T182404906" vspace="1" width="225" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;<br /></span></span></strong><strong><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e05b970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095800484" height="225" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e020970b-pi" title="file_20090513T095800484" vspace="1" width="300" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a></span></strong></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　10分ほどの簡単な手ほどきの後、 ロープやツリーモックがセッティングされた木に登る手軽なコースです。</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">体験時間は</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">2</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">時間ほど。</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">4</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">歳くらいのお子さんから</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">70</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">代くらいの方まで、誰でも楽しんでいただけます。&nbsp;</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">家族</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">、&nbsp;</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">グループ、 学校などでの</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">イベントにお薦めです。<br /></span></span><font face="'MS PGothic'">　TMCAでは、 全国のブロック支部毎に体験会を開催しています。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　OBTではTMCAのレギュラースケジュール以外に、教育機関等の団体やグループのご要望に応じて、 随時、 インストラクターを派遣して体験会を実施いたします。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'"><strong>　[ TMCA主催体験会スケジュール ]</strong><br /></font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　→</span></span><a href="http://treemaster.jp/index.html" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">http://treemaster.jp/index.html</span></a></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'"><strong>　[ OBTツリーイング体験会 ]</strong><br />　10人以上のグループを基本に、出張体験会をお受けします。<br />　東京、埼玉、群馬では、こちらで会場を用意することも可能です(東京は八王子大学セミナーハウス、埼玉は桶川市の城山公園、 群馬は赤城大沼周辺)。<br />　費用は一名につき3500円。<br />　東京、神奈川、千葉、埼玉は出張費無料。<br />　その他の地域は出張費として交通費宿泊費等実費。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">**宿泊施設等で、 ツリーイング体験会をパッケージにした宿泊プランなどのご相談も受け付けております**</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; ">&nbsp;</p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">------------------------------------</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><strong>■ ツリーイングワークショップ ■</strong></span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e066970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095744562" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e028970b-pi" title="file_20090513T095744562" vspace="1" width="225" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;<br /></span></span></strong><strong><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e077970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095749953" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e02c970b-pi" title="file_20090513T095749953" vspace="1" width="201" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a></span></strong></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　"ツリーイングワークショップ"は、 ツリーイングの基本を学び、</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">さらに</span></span><font face="'MS PGothic'">自分でアップダウンを楽しめるようになる入門コースです。 午前と午後の２時間半ずつ、 間にランチを挟んで</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">一日じっくり木と向きあいます。</span></span>&nbsp;<font face="'MS PGothic'"><br />　通常の体験会は、あらかじめセッティングされたロープをインストラクターのサーポートによって登降しますが、 このワークショップでは</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ツリーイングの基本である</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">DRT(</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ダブルロープテクニック</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">)</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">を使い単独で登降ができるようになります</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">。&nbsp;<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　体験会だけでは物足りなさを感じた方、&nbsp;</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">林業</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">や</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">造園などで</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ツリーイングの</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">技術を</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">仕事に</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">活かしたい</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><font face="'MS PGothic'">方、 スポーツとして本格的なツリーイングを体験してみたい方等にお薦めです。</font></span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　<strong>ワークショップは、 OBT独自のプログラムです。</strong><br />　基本的に5人以上のグループで出張ワークショップをお受けいたします。<br />　費用は一名につき7500円。<br />　東京、神奈川、千葉、埼玉は出張費無料。<br />　その他の地域は出張費として交通費宿泊費等実費。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">**宿泊施設等で、 ツリーイングワークショップをパッケージにした宿泊プランなどのご相談も受け付けております**</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; ">&nbsp;</p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">------------------------------------</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><font face="'MS PGothic'">■ ツリーイングツアー</font>&nbsp;<span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">■</span></span></strong></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e081970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095757203" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a87930970c-pi" title="file_20090513T095757203" vspace="1" width="201" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;<br /></span></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e084970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095759046" height="225" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e032970b-pi" title="file_20090513T095759046" vspace="1" width="300" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a></span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">現在、 長野県白馬村の提携宿泊施設</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">"</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ペンション・ミーティア"を拠点に、</span></span>&nbsp;<span style="font-family: 'MS PGothic'; ">3</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">月末までの間、</span></span>&nbsp;<span style="font-family: 'MS PGothic'; ">"</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">スノーシュー</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&amp;</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ツリーイングガイドツアー"を実施しています。&nbsp;<br /></span></span><font face="'MS PGothic'">　午前中に雪原をスノーシューでトレッキング。フィールドで昼食の後、ツリーイングを体験。 丸一日、 フィールドを縦横無尽に楽しむプログラムです。<br />　ご家族、修学旅行や学校等でのアウトドア体験学習にお薦めです。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　3月下旬からゴールデンウィーク前にかけては、 スノーシューで雨飾山中腹まで登り、 日本海を見渡す稜線でブナの大木に登るスペシャルツアーを計画しています。こちらは、 DRT以上の資格を持っている方はフォローアップを兼ねた自主練習・講座として、 初心者の方はインストラクターのサポートを受けながら楽しんでいただけます。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　開催日程等のお問い合わせは、 直接"ペンション・ ミーティア"まで。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　<strong>　[ ペンション・ ミーティア ]</strong><br />　　</font><a href="mailto:meteor@seagreen.ocn.ne.jp" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">meteor@seagreen.ocn.ne.jp</span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><br /></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　</span><a href="http://www.hakuba-meteor.com/" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">http://www.hakuba-meteor.com/</span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><br /></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　TEL : 0261-72-5153</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; ">&nbsp;</p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">------------------------------------</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><strong>■ TMCA認定講習会</strong></span>&nbsp;<span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><strong>■</strong></span></span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e089970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095807609" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e03b970b-pi" title="file_20090513T095807609" vspace="1" width="201" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;<br /></span></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e092970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20081118T140530562" height="201" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a87948970c-pi" title="file_20081118T140530562" vspace="1" width="300" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;</span></span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　"TMCA認定講習会"は、ツリーイングのベーシックテクニックであるDRT(ダブル・ロープ・ テクニック)</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">を学ぶ</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">"T1"、アッセンダ</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ーと</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ディセンダーを使用</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">す</span></span><font face="'MS PGothic'">るSRT(シングル・ロープ・テクニック)を学ぶ"T2"</font>&nbsp;<span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">、 さらに樹上での移動や確保と剪定作業の基本を学ぶ</span></span><font face="'MS PGothic'">"T3" の</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">三つ</span></span><font face="'MS PGothic'">の講座があります。<br />　それぞれ一泊二日の集中コースで、TMCAのチーフインストラクターが講習と検定を行い、 検定に合格すればツリーイングクライマーとしてTMCAに登録され</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">ます。</span></span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　OBTでは、 TMCAの定期講習会の他に、ご希望に合わせて出張講習を行う他、埼玉県桶川市の城山公園・ 東京八王子の大学セミナーハウスで特別講習を行います。<br />　ツリーイングの技術を仕事に活かしたい林業・造園関係の方、アウトドアガイドの方、さらに教育関係の方などに最適です。 出張認定講習会は4人以上のお申し込みから受け付けております。</font></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　費用は、T1、 T2、 T3それぞれ一名につき30000円。<br />　東京、神奈川、千葉、埼玉は出張費無料。<br />　その他の地域は出張費として交通費・宿泊費実費にてお受けいたします。</font></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">**宿泊施設等で、 ツリーイング認定講習会をパッケージにした宿泊プランなどのご相談も受け付けております**</font></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; ">&nbsp;</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">------------------------------------</span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><font face="'MS PGothic'">■ 企業・教育関係研修プログラム</font>&nbsp;<span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">■</span></span></strong></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e097970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095805328" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e043970b-pi" title="file_20090513T095805328" vspace="1" width="225" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;<br /></span><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a879a7970c-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20090513T095810031" height="225" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a8794c970c-pi" title="file_20090513T095810031" vspace="1" width="300" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;</span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　身近な自然で楽しめる手軽なスポーツであるツリーイングは、 欧米の森林技術者たちが高所作業を行うための技術をルーツとしており、非常に奥の深い知識と経験に裏打ちされています。<br />　樹木を中心とした森の生態系に対する深い理解、そして、高所で作業を行うための安全に関する技術、 それらは自然教育やリスクについて学ぶのにも最適なプログラムでもあります。</font></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　OBTでは、企業・ 教育関係団体、さらにはアウトドアガイドの方々に、木の生態と安全管理、 チームワークといったことを学んでいただける研修プログラムを用意しています。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><strong>　[ 研修プログラムの特徴 ]</strong><br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ ツリーイングを通して身近にある自然に触れる<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　</span></span><font face="'MS PGothic'">→見慣れていることや聞き慣れていると思っていることの中に、<br /><span>　　　</span>まだまだ 『ワンダー』が眠っていることに気づく。<br /></font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">→</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">身の回りへ</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">の注意力を喚起する<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ロープワーク、 ツリーイング対象の樹木の選定方法を覚える<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">→論理的な思考のトレーニング<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　</span></span><font face="'MS PGothic'">→樹木選定と運営上の安全管理を学ぶことで、 リスク管理の<br /><span>　　　</span>方法論を身につける<br /></font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ バディシステムでツリーイングに臨む<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　　</span></span><font face="'MS PGothic'">→チームワーク、リスク管理、 人との協調や補完関係を身を持って体験する</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'"><strong>　[ タイムテーブル ]</strong><br />...</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">基本的なプログラムは</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">一泊二日</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">から</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">二泊三日。TMCA</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">認定講習を合わせたプログラムなどご相談に応じます<br /></span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　◇一日目<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・集合<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ミーティング<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><font face="'MS PGothic'">・ツリーイング理論座学→ツリーイングの方法、 バディシステム<br /></font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ ツリーイング理論実践<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・休憩<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・セッティング<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ツリーイング<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・座学→樹木選定、 リスク管理について<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><font face="'MS PGothic'">・ディスカッション<br />　◇二日目<br /></font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">前日の項目の</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">再確認<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ツリーイング<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・バディチェンジ<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ レスキューデモンストレーション<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・ ディスカッション<br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">・終了</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><strong>　</strong></span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><strong>[ コスト ]</strong><br /></span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　基本</span></span><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">費用は、講師の日当が4</span><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">万円</span></span><font face="'MS PGothic'">。装備レンタル・教材代が研修生一人当たり2000円となります。&nbsp;<br /></font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">　</span></span><font face="'MS PGothic'">研修生10人までは講師2名、 さらに5人増す毎に1名ず</font><span lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP"><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">つ追加。<br /></span></span><font face="'MS PGothic'">　研修プログラムに 「TMCA認定講習会」 を併催することも可能です。その場合は、別途、費用を見積もりいたします。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; ">&nbsp;</p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">------------------------------------</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><font face="'MS PGothic'">■ 森のアクティビティ設計 ■</font></strong></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b0120a8a5e0a3970b-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20081006T182408200" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a87953970c-pi" title="file_20081006T182408200" vspace="1" width="225" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　樹や森の生態系に与えるインパクトが少ないツリーイングの技術を応用して、 森で楽しめる様々なアクティビティを設計します。<br />　ツリーイングを行いやすくし、かつ森の健康を維持するための環境整備から、ロープワークを使ったアドベンチャーコース、 流行のスラックラインなども取り入れて、誰もが自然に触れる喜びを味わえるコースをプロデュースいたします。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; ">&nbsp;</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">------------------------------------</span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><font face="'MS PGothic'">■ 樹木剪定 ■</font></strong></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><a href="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a879b5970c-pi" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; "><img alt="file_20081118T152604187" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/.a/6a0120a877a494970b012877a87959970c-pi" title="file_20081118T152604187" vspace="1" width="201" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></span></a><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;</span></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　山深い場所で高木を剪定・ 伐採するために発達したアーボリストの技術をベースとしたツリーイングは、難易度が高い条件の元、 きめ細かい山林作業を得意としています。<br />　</font><font face="'MS PGothic'">高所作業車等の入れない場所、里山の定期的な手入れなど、 樹木の剪定に関する作業を行います。<br />　費用は、現場を下見の上、お見積りさせていただきます。</font></p><p lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; ">&nbsp;</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">------------------------------------</span></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><strong><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">■問い合わせ先■</span></strong></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><font face="'MS PGothic'">　[ OBT・内田 ]<br />　</font><a href="mailto:uchida@dclweb.com" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">uchida@dclweb.com</span></a><font face="'MS PGothic'"><br />　</font><a href="http://www.obtweb.com/" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">http://www.obtweb.com/</span></a><font face="'MS PGothic'"><br />　運営主体:　 Digital Contents lab(デジタルコンテンツラボ=略称ＤＣＬ)<br />　代表者:　　　内田一成<br />　所在地:　　　〒331-0811<br /><span>　　　　　　　　　</span>&nbsp;埼玉県さいたま市北区吉野町1-363-5　サンハイツA棟102</font></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 0cm; text-align: left; "><span style="font-family: 'MS PGothic'; ">&nbsp;<span style="font-size: medium; color: rgb(51, 51, 51); line-height: 20px; ">-------------------------------------------------</span></span></p></div><a id="more" style="text-decoration: none; font-weight: bold; "></a><div class="entry-more" style="clear: both; "><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">&nbsp;</p></div></span> ]]>
        
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    <title> ガイドの一般教養講座　研究発表vol.15：「ガイド志望なんですが」#03 </title>
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    <published>2010-02-11T08:07:02Z</published>
    <updated>2010-02-11T08:29:49Z</updated>

    <summary>さて、本日は研究発表vol.12、vol.14と続いてきた「ガイド志望なんですが」三部作の完結編です。前回に続いて、強力な助っ人岡安さんの回答をお届けします。</summary>
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        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ
<!--
<br />イラスト：Ryoko-->
<br />2009年2月11日
</p>
<br />
<br />

<h3>■　久しぶりに　■</h3>

<p>　こんにちは、研究員のリュウです。<br />
　暑い日が続きますね。って、ニュージーランド（NZ）だけですか？　この夏は天候不順で、数年前と同じようにこのまま暑くならないまま秋を迎えるのかと思ってましたが、2月に入る頃から急に暑くなりました。</p>

<p>　実は来週、アウトドアレクリエーション専攻の高校生二十数名を相手に、三泊四日のシーカヤック訓練ツアーをやります。この学校、僕がつとめていた会社に毎年ツアーを依頼していたんですが、ここ数年トラブル続きでついに堪忍袋の緒が切れて、昨年先生が直接僕のところに「個人的に仕事を受けてくれないか？」と打診してきたんです。金銭トラブルもあったようですが、僕をリクエストしても会社が応じなかったというのも大きかったようです。<br />
　そんなわけで昨年からフリーランスとしてその学校の訓練ツアーを引き受けてます。実はこの学校のツアーは悪天候に悩まされるというジンクスがあるんですが、今年こそは好天に恵まれると良いなぁ。<br />
　と思ってたら、やっぱり予報が悪い......。訓練ツアーですから、荒天気味の方が生徒の勉強にはなるんですが、第一線を退いたパートタイムガイドにとっては、ちとツライ......。</p>

<p>　さて、本日は<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">研究発表vol.12：「ガイド志望なんですが」#01</a>、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000359.php">研究発表vol.14：「ガイド志望なんですが」#02</a>と続いてきた三部作の完結編です。前回に続いて、強力な助っ人岡安さんの回答をお届けします。<br />
　Mさんからのご質問は、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">#01</a>をご覧ください。</p>
<br /><br />

<h3>■　三十代後半から始めてやっていけるか？ - 岡安さんの回答　■</h3>

<p>　これは、大変大きいです。<br />
　日本の場合、二十歳前後からガイドを始める人が多く、三十代後半からの開始は、大変体力的に厳しいと感じます。覚悟と、トレーニングが必要でしょう。<br />
　もちろん四十代でも現役で活躍しているガイドもいますから、無理だとはもうしませんが、特にデスクワーク中心の生活から転向されるとなると、事前のトレーニング、日々の体力の積み重ねが必須だと感じます。</p>

<p>　体力は、ぜひアウトドア活動の中で養ってください。<br />
　私がお世話になったカンパニーの社長が、アウトドアの体力・筋肉はアウトドアで付けるべきと言っていました。確かに、これは当たっていると感じております。<br />
　私、夏山にずいぶん登ったことがありますが、やはりその体力は山でしか養えませんでした。たとえランニングをしても、それはあくまで下界での話です。アウトドアの体力は、アウトドアでしか養えないのかもしれません。</p>

<p>　またツアー中、体力が劣っていても、技術によってカバーできる面もあると感じます。ラフティングにしても、筋力が強い人が上手いわけではないと感じます。それより、流れを読みながら、いかに漕ぐか（ここでは力が必要ですが）、そんな感じだと思っています。<br />
　こう考えると、ある程度の体力と共に、技術を同時に磨く必要がありそうです。</p>

<p>　まとめると、現場で経験をつんでネットワークを構築しながら、体力と技術を同時に養う事が良いのではないかと感じます。</p>
<br /><br />


<h3>■　ガイドだけで生活していけるか？ - 岡安さんの回答　■</h3>

<p>　この点は、それぞれの人の考え方、ライフスタイルがあるので一概に申し上げることは出来ません。大変特殊な例だと思いますが、あるニセコのガイドは、マイクロバスを改造して生活していると雑誌で読んだことがあります。</p>

<p>　また具体的にどのようなアウトドアガイド、ネイチャーガイドを目標に定めるかによって色々変わってくると感じます。<br />
　たとえば、NPOや財団（共に北海道が拠点）という可能性もあると思います。<br />
　また、最近注目が寄せられているリゾートホテル・グループも北海道に進出して、アウトドア事業をも中心にしたビジネスを展開していますので、そうしたところをリサーチしてみるのもいいかもしれません。</p>
<br /><br />


<h3>■　再び研究員リュウから　■</h3>

<p>　岡安さん、どうもありがとうございます。</p>

<p>　不可能ではないが、不惑目前デビューは相当にキツイぞという点で、岡安さんと僕の意見は完全に一致しました。<br />
　でも僕たち二人のいいたいことは「キツイからやめておきなさい」ではなく、あくまでも「不可能ではないから、がんばれ！」です。応援します、本当にがんばってください。</p>

<p>　岡安さんの「アウトドアの体力は、アウトドアで」というのは、確かに当たっていると思います。僕自身10年間のプロ生活で、カヤックに関してはその辺のキウィ（NZ人）に負けない体力がつきましたが、ジョギングや自転車では彼らにまったく追いつけません。使う筋肉やスタミナ配分ってのは、やっぱりその分野で鍛えるのが正解なのでしょう。</p>

<p>　ただ同時に、別のことも感じています。<br />
　実は高校時代に太極拳をかじってたんですが、短期間で恐ろしく肺活量が増えて驚きました。当時は片道20kmの自転車通学で、幽霊部員ながら剣道部にも入っていました。運動まったくしてない人だったら、そりゃどんなスポーツを始めたって短期間に肺活量アップするでしょうが、元々これだけ動いてたにもかかわらず、太極拳を始めたとたんに数ヶ月で肺活量5割増し（体感値）になったんですから、そりゃビックリです。<br />
　昨年の日本行きの前、カヤックを漕いで身体を作り直している暇なんぞない公務員リュウは、太極拳を25年ぶりに再開してスタミナを練り直したのでした。成果はバッチリ、日本では現役時代とかわらぬスタミナで仕事がこなせました。</p>

<p>　あくまでも10年間の蓄積（岡安さんのおっしゃるように、現場で鍛えたわけです）があって、太極拳は1年間のブランクを取り戻すためのリハビリだったわけですから、Mさんにそのまま当てはまるかどうかは分かりません。<br />
　でもヨガや太極拳などの腹式呼吸法を中心としたエクササイズは、スタミナ増強や疲労回復、あるいは体調維持などに大いに役立つはずだと感じている今日この頃です。僕も現役ガイド時代に再開しておくべきでしたねぇ。</p>

<p>　NPOや財団、はたまたリゾートホテルなどの情報は、僕の最大の弱点ですので、本当に助かりました。<br />
　実は岡安さんはそれぞれ一つずつ実際に団体名、企業名をあげてくださっていたのですが、当研究所がきちんとリサーチする時間がありませんでしたので、今回は割愛させていただきました。</p>

<p>　ちなみにNZの場合は、アウトドアガイドがバスやバンを改造したキャンピングカーに住んでいるというのは、いたって普通です。季節によって半年ごとに移動するノマドのようなガイドも少なくありませんが、キャンピングカーどころかずっとテント暮らしをしているヤツもかなりいるくらいですし、後輩の日本人ガイド見習いはワンシーズンずっと普通のステーションワゴンの中で寝起きしていました。<br />
　まぁこれは独身の若者だから出来ることですから、Mさんには決してお奨めいたしませんが（笑）　とはいえ、実は僕が働いていたシーカヤックツアー会社の創業者夫妻（ドイツ人）は子供もいたのに、会社が軌道に乗るまで何年もキャンピングカー暮らしだったそうですけどねぇ。岡安さんにうかがったところ、ニセコのガイドも独身だったかどうかはっきり覚えていらっしゃらないとのことです。</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>不惑目前でのアウトドアガイドデビューは、やっぱり辛いです。
<li>体力はアウトドアで養い、スタミナ維持は太極拳やヨガで。
<li>食える方策を考えるには、財団やNPO、あるいはリゾートグループなども視野に入れましょう。
<li>世界のアウトドア界では車暮らしの強者も珍しくありませんが、日本では珍種です。
</ol>
<br /><br />


<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　次回はちょっと趣を変えて、お客様と初めて顔をあわせる瞬間にスポットを当ててみようかなと思っています。いわゆるアイスブレイクというヤツですね。<br />
　アイスブレイクは別にアウトドアガイドだけの技術じゃありませんから、一家言ある方も少なくないと思います。次回までにいくつか考えておいてください。これが宿題。<br />
　面白いアイディアを<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部までお寄せいただけると</a>、泣いて喜びます。研究にご協力を！</p>

<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>
<p>【ガイドのトリビア #004 英語は世界共通？】</p>

<p>　アウトドアって遊び自体が輸入品みたいなもんですから、アウトドア用語ってのはほとんどが横文字でございますな。<br />
　面白いことに登山の世界で古くから使われてる言葉、たとえばリュックサック、コッヘル（鍋釜のこと）、ピッケル、アイゼン、シュラフなんかは、ドイツ語でして、アルピニズムがどういう経路で輸入されたのか一目瞭然です。</p>

<p>　それ以外のもっと広い意味のアウトドアスポーツってのは、70年代以降にアメリカから入ってきたものですから、用語も米語がほとんどです。</p>

<p>　鋭いお客様は、お気づきになったでしょうね。はい、アタシ今、「英語」といわずに「米語」と申し上げました。<br />
　なんでかって？<br />
　よっくっぞきいてくださいましたぁ！<br />
　面白いことにですね、アウトドア用語って同じ英語圏でも国によってけっこう違うんですよ。</p>

<p>　たとえば、アウトドア道具というにはあまりにも普通すぎますが、長靴から行きやしょう。<br />
　米語だとご存じの通り「Rubber boots（ラバーブーツ）」です。<br />
　これがイギリスに行きやすと「Wellies（ウェリーズ）」になっちまいます。Wellington boots（ウェリントンブーツ）の略だそうですが、なんでここにウェリントンなんてものが出てくるのかは、アタシにゃきかないでください。<br />
　これで安心するのは大間違い。同じイギリス英語圏でもダウンアンダーのオーストラリア（以下豪）やNZに来るってぇと、「Gumboots（ガムブーツ）」になります。</p>

<p>　アウトドアでは手持ちの懐中電灯は何かと不便ですから、頭に「ヘッ電」をつけて両手をあけるのが好まれます。<br />
　米語だとこれもご存じ「Head lamp（ヘッドランプ）」。ちなみに懐中電灯は「Flash light（フラッシュライト）」が一般的でしょうか。<br />
　ところが英語だと「Torch（トーチ）」です。ヘッ電も懐中電灯もトーチ。あえて区別したければ「Head torch（ヘッドトーチ）」と「Hand torch（ハンドトーチ）」ですな。<br />
　これは豪・NZでも同じですから一安心。
</p>

<p>　さっき出たコッヘルという言葉を日本で使うのは、いわゆるヤマヤさんです。これがアウトドアズマンとなると「クッカー」を使う傾向があって、日本国内でも分かれるようです。ちなみにアタシはコッヘル派。なんででしょうねぇ？？？<br />
　米語はもちろん「Cookers（クッカーズ）」。<br />
　ところが英語だと「Pots（ポッツ）」。豪・NZでも同じです。</p>

<p>　じゃぁ英・豪・NZでCooker（クッカー）はどういう意味になるかというと、これがコンロなんです。コンロと鍋釜は、「Cooker & Pots」です。<br />
　米語でコンロは「Stove（ストーブ）」ですな。コンロと鍋釜は「Stove & Cookers」ですが、こっちの人間にゃコンロ＆コンロって意味に聞こえて、ややこしいったらありゃしない。<br />
　ちなみに日本ではコンロとストーブ両方使いますが、やっぱり前者はどっちかというとヤマヤ系、後者がアウトドアズマン系って感じでしょうか。<br />
　も一つちなみに、コンロって何語かご存じですか？　ドイツ語？　ブッブーッ！　ワッハッハッ、ひっかかりおったな。正解は日本語、焜炉と書きます。中国語と答えた方、正解かもしれませんが、やっぱりアタシにゃよく分かりませんので、そこまで突っ込みたい方はご自分でどーぞ。</p>

<p>　こういうの挙げていくとキリがありませんが、最後に豪とNZでさえ違う例で締めくくりましょう。<br />
　夏のアウトドアには欠かせないクーラーボックス。<br />
　これは米語で「Cool box（クールボックス）」とか「Ice box（アイスボックス）」が一般的らしいです。日本と同じ「Cooler box（クーラーボックス）」という人もいるとか。<br />
　どうやらイギリスでも同じらしいんですね。<br />
　ところがダウンアンダーに来るととたんに化けます。豪では「Esky（エスキー）」。これ、実はブランド名です。商品名がそのまま一般名になることは、よくありますね。ホッチキス、マジック、ピアニカ、エレクトーン、デジカメなどなど（これらの本当の一般名詞、それぞれ分かりますか？？？）。エスキーもその仲間です。<br />
　で、我がNZに来ますとまた名前が変わりまして、「Chilly bin（チリビン）」。冷たいビンっていう意味で、これは豪と違って立派な一般名詞です。ちなみにメキシコ料理の「Chili bean（チリビーン）」とは、綴りも発音もちょっとだけ違います。</p>

<p>　ってなわけで、日本では「英語は世界共通」で「アメリカの英語が一番標準」と思われたりしてますが、とんでもありません。英語は各国バラバラですし、どれが標準ってわけでもないんですからややこしい。<br />
　ですからアタシのように各国からのお客様を取り混ぜてキャンプツアーとかやってますと、英語ネイティブ同士でもトンチンカンな会話が繰り広げられて、なかなか楽しいもんでございます。<br />
　僕が日本の同業者と喋ってていつも紛らわしいのが、クッカーですね。コンロかコッヘルだかわかりゃしない。あーややこし。</p>
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    <title>昔の白馬のようだ......</title>
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    <published>2010-01-21T01:10:07Z</published>
    <updated>2010-02-21T01:11:29Z</updated>

    <summary><![CDATA[&nbsp;　年が明けて3日に田舎から戻ってから、4～6日は白馬でスノーシュー＆ツリーイング、7日は都内で打ち合わせ、8日は風邪でダウン、 そして9～11日までは再び白馬でスノーシュー＆ツリーイングと、風邪で伏せった一日を除いて慌ただしく動...]]></summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'Trebuchet MS', Verdana, sans-serif; font-size: small; line-height: 19px; "><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; "><a href="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/file_20100112T182939375.JPG" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><img alt="RIMG4571_R" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/img_20100112T182936859.JPG" title="RIMG4571_R" vspace="1" width="400" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></a>&nbsp;<br /><a href="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/file_20100112T182942875.JPG" target="_blank" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); "><img alt="RIMG4587_R" height="300" hspace="1" src="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/img_20100112T182938656.JPG" title="RIMG4587_R" vspace="1" width="400" style="border-top-width: 0px; border-right-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px; border-style: initial; border-color: initial; " /></a></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　年が明けて3日に田舎から戻ってから、4～6日は白馬でスノーシュー＆ツリーイング、7日は都内で打ち合わせ、8日は風邪でダウン、 そして9～11日までは再び白馬でスノーシュー＆ツリーイングと、風邪で伏せった一日を除いて慌ただしく動きまわっていたせいか、 どうも時間感覚がおかしくなってしまった。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　それにしても、今の冬の白馬は雪が多い。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　いつもお世話になる<a href="http://www.hakuba-meteor.com/" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); ">ペンション・ ミーティア</a>の福島さん曰く、「まるで昔の白馬に戻ったようだよ」。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　幹線道路の両脇には大人の背丈ほどの雪の壁が続き、その先は、見渡す限り真っ白な雪原が続く。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　たまに訪ねてアクティビティを楽しむぼくたちはいいけれど、地元で暮らす人にとっては、「除雪」 という重労働をもたらす厄介者でもある。今回は、ツリーイングの後始末で、スコップ片手に細い道を10mほど雪かきすることになったが、 これがいちばんきつい労働で、翌日は腰が痛くてなかなか立ち上がることができなかった。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　ペンションの周辺では、屋根に積もった雪やそこから伸びた氷柱が時折ドサッと地面に落ちて危険なので、 建物の近くを歩くなという張り紙や路地には、通行止めの柵が設けられている。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　樹林の中を行くスノーシューイングでも、枝や雪の塊が落ちてくるので、ヘルメットが必需品だ。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　それでも、雪のない白馬よりは雪があるほどがよほどいいという。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　ペンション街を歩いていると、すれ違うのはオーストラリアからやってきたスノーボーターやスキーヤーばかりで、 外国のスキーリゾートかと錯覚してしまう。一時期の大ブームの時よりは客の数は減ったとはいっても、 今の冬場の稼ぎは外国人観光客頼みだという。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; ">　昔の白馬は、国内のスキー客で埋め尽くされていたが、今は、冬の標準語が英語といってもいいほどに外国人客で溢れている。 雪景色は昔の白馬と同じでも、観光の構造は昔とは大きく異なっている。</p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; "></p><p style="margin-top: 10px; margin-bottom: 10px; text-align: left; font-family: 'MS PGothic'; "><font size="2"><span style="font-size: 17px; "><strong><span style="color: rgb(255, 159, 64); "><span style="color: rgb(255, 127, 0); ">★OBTツリーイングプログラムがスタートしました★<br /><span><span style="font-size: 13px; "><span style="color: rgb(17, 17, 17); font-size: 13px; "><span style="font-weight: normal; "><span style="font-size: 14px; font-family: 'MS PGothic'; ">体験会&nbsp;、ワークショップ、資格認定講習、各種研修など対応いたします。</span></span></span></span></span></span></span></strong></span><br /><a href="http://obtweb.typepad.jp/obt/2010/02/obt_treeing.html" style="text-decoration: none; font-weight: bold; color: rgb(102, 102, 102); ">http://obtweb.typepad.jp/obt/2010/02/obt_treeing.html</a></font></p></span> ]]>
        
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    <title> ガイドの一般教養講座　研究発表vol.14：「ガイド志望なんですが」#02</title>
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    <published>2010-01-13T16:05:46Z</published>
    <updated>2010-01-13T21:59:50Z</updated>

    <summary>本日の研究テーマは研究発表vol.12「ガイド志望なんですが」#01の続編です。「三十代後半から始めてやっていけるか？」、「ガイドだけで生活していけるか？」の二つの課題を研究し、さらに助っ人回答者に「2年間にやっておくべきこと」をうかがってみましょう。</summary>
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        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ
<!--
<br />イラスト：Ryoko
-->
<br />2010年1月14日
</p>
<br />
<br />

<h3>■　おくればせながら、謹賀新年　■</h3>

<p>　こんにちは、研究員のリュウです。今年もよろしくお願いいたします。</p>

<p>　年末年始は自宅や友人宅でBBQ三昧でした。子供たちは元旦から海水浴で真っ黒です。<br />
　こういう真夏のクリスマス正月って最初の一、二回は面白いんですが、やっぱりコタツにミカンじゃないと気分が出ません。おそるべし、三つ子の魂。<br />
　ということは、我が子たちは海水浴にBBQで正月を感じるようになるんでしょうねぇ。ますますおそろしい。</p>

<p>　さて、本日の研究テーマは<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">研究発表vol.12：「ガイド志望なんですが」#01</a>の続編です。<br />
　Mさんからのご質問は、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">#01</a>をご覧ください。</p>
<br /><br />

<h3>■　三十代後半から始めてやっていけるか？　■</h3>

<p>　三十代後半からでのスタートは、そりゃめっちゃくちゃキツイでしょう。ってなことはMさんも百もご承知の上でのご質問ですよね。もっと単刀直入に僕の意見を述べることにしましょう。</p>

<p>　三十代後半からはじめるのが「不可能か？」と問われれば、僕は「いえ、不可能ではありません」と答えます。<br />
　そもそも日本人平均を下回る体格・体力の僕が、世界平均を大幅に上回るマッチョだらけのNZアウトドア業界飛び込んだのが、三十代になってからです。<br />
　Mさんの場合、すでに覚悟を決めてらっしゃるようにお見受けできますから、その心構えがあればなんとかこなせるのではないか、と感じています。</p>

<p>　でもアウトドアガイドはやっぱり超激務です。個人差もあるでしょうが、ガイディングの脂が一番のるのは、二十代後半から三十代前半じゃないかと思います。このピークを過ぎたら、体力・気力・痴力の衰えを技術・経験・智力でカバーしなくてはいけないわけですが、Mさんの場合はその時期にデビューして修行するわけですから、相当に腹をくくっておいてください（それでもきっと、「やっぱりやめておけば良かった」と泣きが入るでしょうが......）。</p>
<br /><br />


<h3>■　ガイドだけで生活していけるか？　■</h3>

<p>　一番切実な現実問題ですよね。</p>

<p>　アウトドアツーリズム先進国で教育にもあまりお金のかからないNZでも、雇われガイド一人の収入だけで子供二人を大学までやるのはなかなかしんどいです。日本ではなおのことでしょう。<br />
　現実的な選択肢は、共稼ぎか、独立起業（あるいはその両方）でしょうか。</p>

<p>　共稼ぎには、奥様の就職や託児子育て支援などのために、地域のコネ、ネットワークが必要なのはすでに<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">#01</a>で申し上げた通りなので、これ以上書きません。</p>

<p>　でも起業すれば大丈夫かといえば、もちろんそんなに甘いはずがありませんね。<br />
　あくまでも一般論ですが、NZと比べて日本の方が生活コストが高いですし、しかもアウトドアツーリズム産業のマーケット自体も小さいですから、食えないアウトフィッターは掃いて捨てるほどあります。ですからここから先は、ガイディングの技術云々というよりも、むしろ経営手腕次第じゃないかという気がします。ちゃんとやっていけてるアウトフィッターがあるのも事実です。</p>

<p>　さて、そういう経営の具体的な話になりますと、お恥ずかしいのですが北海道に足を踏み入れたこともない僕としては、「こうすれば儲かります」という具体的なアイディアを差し上げることはできそうにありません。ウィンタースポーツもからっきし駄目ですし。ニセコはスキーフィールドとして世界的に知られているそうですから、可能性は決して小さくはないと感じますが。<br />
　ともかく事前に起業を視野に入れた入念なマーケットリサーチが必要だと思います。前回申し上げたネットワークをフル活用して、ニセコ全体の観光業の底上げも視野に入れなくてはならないでしょうね。<br />
　一般論で申し訳ないのですが。</p>
<br /><br />

<h3>■　強力な助っ人登場　■</h3>

<p>　我ながら、どうも歯切れがよくありません。<br />
　困っていたところに、力強い助っ人が颯爽と登場してくださいました。<a href="http://www.tiu.ac.jp/department/commercial/" target="_blank">東京国際大学商学部</a>客員講師の岡安　功さんです。</p>

<p>　岡安さんは埼玉長瀞、関西、四国などでラフティングガイドをしていらっしゃいましたが、今後の日本のアウトドアスポーツ発展には学術的な研究を深めることが必要とのお考えからアカデミズムの道に進まれました。欧米やNZでは珍しくないパターンですが、日本ではほとんど例がないはずです。現場出身者が血と汗と涙にまみれて身につけた「ノウハウ」は、やっぱり学問一筋の研究者の「フィールドワーク」とは、レベルが一段、二段違いますから、すごく心強いことです。</p>

<p>　というわけで、岡安編です。今回は、僕が<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">前回</a>回答させていただいた「2年間でやっておくべきことは？」への岡安版アンサーをお届けします。<br />
　ちなみに部分的に当研究所研究員リュウが加筆させていただいております。あらかじめご了承ください。</p>
<br /><br />

<h3>■　2年間でやっておくべきことは？ - 岡安さんの回答　■</h3>

<p>　一番大切なのは、関西で出来る野外活動のスタッフなどで経験を積むことだと思います。週末などで時間を割いて、経験・体験されてはいかがでしょう。関西にはそんなラフティングガイドも多くいます。</p>

<p>　一つ目の理由は、まず、この業界がどんなものか、実際に中に入ってみるべきだと思うからです。色々な方のお話をお聞きするのも、良いと感じます。確かに、ニセコとは状況は異なりますが、アウトドア業界は、決して大きく変わりません。私の場合、関東と関西で経験しましたが、大差はありませんでした。ただ会社ごとに方向性の違いが大きいので、この点を踏まえ、経験するカンパニーを選別する必要はあるでしょう。</p>

<p>　次の理由として、アウトドア業界、大変狭いです。そのため、関西のカンパニーに所属していても、北海道との関係・つながりは作れると感じます。特にラフティングなどだと、北海道の修学旅行ラフトのヘルプで関西のガイドが呼ばれることも、ごくまれですがございます。つまり、関西にいても、北海道におけるネットワーク構築は十分にできると考えます。</p>
<br /><br />

<h3>■　再び研究員リュウから　■</h3>

<p>　岡安さん、どうもありがとうございます。</p>

<p>　僕も拝読してて「なるほどなぁ」とうなってしまいました。人脈作りは現地に行かないとできないかと思っていましたが、業界が狭いので関西にいながらでも可能というのは、目からウロコでした。関西から北海道にガイドが助っ人に行くなんてこともあるんですねぇ。勉強になりました。<br />
　次回もよろしくお願いいたします。</p>

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>不惑目前でのアウトドアガイドデビューは、なかなか辛いです。
<li>でも不可能ではありません。
<li>雇われガイド一本槍で子供二人を大学に行かせるのは、やはり辛いです。
<li>儲かるアウトフィッター経営のノウハウは、今後の研究課題です。
<li>準備期間に、関西で野外活動スタッフの経験を積みましょう。
</ol>
<br /><br />


<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　次回は完結編です。今回僕が回答させていただいた「不惑前デビューでだいじょうぶか？」、「ガイドだけで生活していけるか」という二つの疑問への、岡安さんのご回答をご紹介します。</p>

<p>　皆さんもMさんにアドバイスするつもりでイロイロ考えてみてください。これが宿題。もちろん<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部まで回答をお寄せいただけると</a>、もっとうれしいです。研究にご協力を！</p>
<br /><br />


<h3>■　オマケ　■</h3>
<p>【ガイド小噺こぼればなし　其の七】</p>
<p>　ちょっと前までNZはマイナーで、オーストラリアと勘違いされるのが常でございました。<br />
　まぁ確かに似たところの多い兄弟国みたいなもんです。それだけにキウィとオージー（オーストラリア人）のライバル意識はすさまじいものがありまして、彼らがいっしょになるとなかなか面白い光景が繰り広げられます。</p>

<p>　ある日のシーカヤックツアーのこと、オージーの女の子が紅一点で、残り七人の中にキウィの男の子がいました。他の六人の国籍は覚えてませんが、男二人連れが三組というむさ苦しい日だったはずです。<br />
　ツアー開始から約一時間後、オットセイをひとしきり眺めたところで、そろそろモーニングティー休憩の頃合いとなりました。男性客だけならいざしらず、女性客がいる場合はトイレの希望をたずねるのがアタシのスタイルです。</p>

<p>「そこに見えてる最寄りの小さなビーチは僕らのグループで独占できるけどトイレがないです。あの岬を回り込めばトイレ付きのビーチがありますが、10分ほどかかりますし、きっと他のグループやハイキング客もいると思います。どっちが良いですか？」

とオージーの女の子にたずねました。<br />
　すると彼女が口を開く前にすかさず</p>

<p>「じゃ、近い方にしよう。オージーの女になんかトイレいらねぇから。」</p>

<p>とキウィの男の子が一言。すかさずオージー娘が</p>

<p>「なによっ！　失礼にもほどがあるでしょ！　オージーだってトイレくらい使うんだからね。<br />
　じゃぁねリュウ、近い方のビーチにしよう。やっぱ空いてるとこ独占が良い」</p>

<p>「そらみろ、やっぱトイレいらねぇんじゃねぇか！」</p>

<p>「うるさい、私はアンタ達のためにガマンしてやるんだからね！」</p>

<p>　もちろん彼らはふざけてるんですが、他の六人はあっけにとられてました。なんせこの二人、この日初対面なんです。一時間半前に顔を合わせたばかりで、この時点まで彼らが会話らしい会話も交わしてないことはグループ全員がよく知ってたからです。<br />
　こういうドギツイやりとりを初対面でやっちまうんですからら、キウィvsオージーの組み合わせは見ていて飽きません。<br />
　日本では大阪人が東京にライバル意識むき出しにしますが、東京人はさらりと流しちゃいますから、互いにビシバシやりあうのはちょっとお目にかかれません。浪速のイチビリだって、さすがに初対面の東京娘に「東京の女にトイレなんぞいらんいらん、その辺でさしといたらえぇんや！」とはいいませんしね。イヤ待てよ、言いかねないヤツの顔が何人か脳裏に......。</p>


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    <title> ガイドの一般教養講座　研究発表vol.13：アウトドアガイドって？　その2</title>
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    <published>2009-12-10T21:51:00Z</published>
    <updated>2009-12-11T19:34:41Z</updated>

    <summary>プロガイド・ワークショップ（PGW）の初期には、「プロとアマの違い」、「ガイドとインストラクターの違い」といった話題で講義をはじめていたような気がします。当研究所でこの対比によるガイド研究を再現してみることにしました。</summary>
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        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文＆写真：リュウ・タカハシ
<!--
<br />イラスト：Ryoko-->
<br />2009年12月11日
</p>
<br />
<br />

<h3>■　夏到来　■</h3>

<p>　ガイディング研究所へようこそ。研究員のリュウです。</p>

<p>　もうすぐクリスマスですね。ニュージーランド（NZ）はキリスト教国ですから、初夏の開放感とあいまって、浮き立ち具合は日本の比じゃありません。<br />
　さらに子供たちにとっては学年末で、しかも夏休み直前。宿題なんて野暮なモノもありませんし、二月になれば新学年に進級ですから、まさに「盆と正月がいっしょに来たような」感じで、ガキどものテンションの高いのなんの、イヤハヤ......。</p>

<p>　現役ガイド時代は、クリスマスも正月も返上で働きづめでした。この時期に休める今の仕事は、本当にありがたいです。</p>
<br /><br />

<h3>■　アウトドアガイドって？　その2　■</h3>

<p>　さてさて。<br />
　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">前回</a>の最後に、「次回は今回の続き」と予告しましたが、ごめんなさい、諸般の都合で急遽変更です。予定通りにことが運ばないことに関しては、アウトドアツアーそっくりです。</p>

<p>　ずいぶんと間が開いてしまいましたが<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">「研究発表vol.5：アウトドアガイドって？　その1」</a>の続きをお届けすることにしました。その1では仕事内容をリストアップしましたが、今回は別の切り口でいきましょう。</p>

<p>　おぼろな記憶を掘り起こしてみると、僕が主宰しているプロガイド・ワークショップ（PGW）の初期には、「プロとアマの違い」、「ガイドとインストラクターの違い」といった話題で講義をはじめていたような気がします。<br />
　さすがに最近ではかなり理解されてきたようですが、こうした違いがあることさえ意識されていなかった頃もあったんですよ。とはいっても、そんな昔じゃないですよ、今世紀になってからの話ですから。</p>

<p>　ま、それはともかく、当研究所でこの対比によるガイド研究を再現してみることにしました。</p>
<br /><br />


<h3>■　ガイドとインストラクター　■</h3>

<p>　上記のように業界内では、これらの違いが理解されてきたような気がします。でもお客様（消費者）には、まだまだ浸透してませんね。<br />
　無理もありません。<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">その1</a>で見たように、実際にはガイドはインストラクター的な仕事をしますし、その逆も珍しくありませんから。</p>

<p>　ただ純粋な意味では、ガイドとインストラクターはやっぱり違います。ちょっと定義づけしてみましょう。</p>

<br /><br />

<div class="block01"><p><b>【インストラクター】</b><br />
教師。教官。お客様（＝受講者）の技術・能力アップが仕事。<br />
<br />
（例）シーカヤックインストラクター：シーカヤック技術、安全技術、ツーリング技術などを教えるのが仕事。</p></div>

<br /><br />

<div class="block01"><p><b>【ガイド】</b><br />
観光業、サービス業。お客様（＝ツアー参加者）に楽しみを提供するのが仕事。<br />
<br />
（例）シーカヤックガイド：シーカヤックで楽しく遊んでもらうのが仕事。</p></div>

<br /><br />

<p>　もっと身近な例をあげてみましょう。<br />
　中学校の遠足で、美人バスガイドが面白可笑しく史跡を紹介し、生徒は笑って聞いてます。これ、文字通り「ガイド」の仕事。<br />
　それを聞いてた先生、こりゃちょうど昨日歴史の授業で教えたとこだと、マイクを借りて彼女の話と昨日の授業内容の関連を説明しはじめました。これは「インストラクター」の仕事。</p>

<p>　バスガイドは、生徒が楽しんでくれればOK。<br />
　先生だって生徒が楽しめばそれに越したことはありませんが、優先事項は生徒の知識を増やすこと。<br />
　これがそのまま、ガイドとインストラクターにばっちり当てはまります。</p>

<p>　前述のように、実際にはこの二つを混ぜて我々は仕事をします。<br />
　たとえばアウトドアスクールインストラクターが、野外料理をふるまうこともあるでしょう。これってガイド的業務です。<br />
　観光地ガイドと比べると、エコツアーガイドは啓蒙・教育つまりインストラクター的要素が濃くなる傾向がありますし、カヤックや木登りなどの特殊なアクティヴィティのガイドには、観光地の遊びツアーといえども、安全技術講習（インストラクター業務）にかなり時間を割かざるを得ない宿命があります。</p>

<p>　ですからガイド色とインストラクター色のブレンドのさじ加減が、そのガイド（インストラクター）や業者の個性になる、ともいえますね。</p>
<br /><br />

<h3>■　ガイドとアマチュアツアーリーダー　■</h3>

<p>　海でシーカヤッカーのグループに出会ったとき、ガイド率いる商業ツアーなのか、アマチュアグループなのか、見分けはなかなか難しいです。山歩きのグループもしかり。</p>

<p>　でもいくら外見が似てても、実は雲泥の差があります。<br />
　ガイドが連れてるのは、お金を払った「お客様」。ガイドは「仕事」としてグループを統率し、「報酬」を得ています。<br />
　対するアマチュアリーダーは、他のメンバーと同じくグループの一員です。基本的にリーダー役は「ボランティア」であり、「無報酬」です（こう言い切れないグレーゾーンのグループもありますが、先ほど同様に曖昧な例は除外して考えましょう）。</p>

<p>　つまり、ガイドには顧客一人一人に対して大きな「業務上の責任」がありますが、アマチュアリーダーにはそこまでの責任はない、ということです。</p>

<p>　ということは、ガイドは必ずしもツアーを楽しむ権利を有していません。楽しむ権利があるのはお客様です。お客様を楽しませるためには、自分の楽しみは当然犠牲にしなくてはいけません。ビヨンセそっくりのトップレスがいても、お客様を押しのけて見物に行ってはダメなんです、悲しいことに......。<br />
　でもアマチュアリーダーは、もちろん自分自身がツアーを楽しむ権利をもっています。他のメンバーのために犠牲になる必要はありません。他のメンバーを押しのけて見物に行っても良いんです。くっそぉ、いいなぁ、それ。</p>

<p>　ガイドとアマチュアリーダーの間には、越えがたい深くて広い峡谷が横たわっているんですね。</p>
<br /><br />

<h3>■　ガイドと冒険家　■</h3>

<p>　冒険家は、アスリートです。記録を追う人です。アドレナリン・ハンターです。前人未踏、人類初、単独、厳冬期などの言葉にクラッとくる人です。</p>

<p>　こうした「記録への誘惑」って誰にとっても魅惑的なものだと思うんですが、ガイドにとってはこれが恐るべき「罠」のようなものなんです。<br />
　僕自身も仕事中に何度か些細な「新記録」を作ったり自己更新したりするチャンスがあったんですが、そういう時ってやっぱり変な色気が出てて、ひょっとすると危なっかしいガイディングをしていたかもしれません。今思い返すと冷や汗がでます。<br />
　冒険とガイディングは、両立しないと痛感します。</p>

<p>　「成功」の定義も、ガイドと冒険家では大違いです。<br />
　冒険家にとっての成功は、計画したエクスペディションの完遂。悪天候、怪我、病気、道具の欠陥、理由はなんだろうと、撤退・中断イコール失敗です。<br />
　ところがガイドにとっては、お客様を無事に連れ帰り彼らがハッピーならば、それが行程半ばの中断撤退だったとしても「成功」です。逆に計画にこだわって踏破した結果、お客様にムリをさせすぎたり、怪我人出しちゃったりしたら、そりゃ立派な失敗です。</p>

<p>　ですから一番差が出るのは、「引き際」でしょう。当然冒険家の方が無理をします。<br />
　さらに撤退の決断を下すときも、冒険家が天秤にかけるのは「状況」と「<b>本人</b>の能力」ですが、ガイドが天秤にかけるのは「状況」と「<b>お客様</b>の能力」です。</p>

<p>　というわけで、この両者は全く違います。もちろん適性も正反対というくらいに違うと思います。僕が尊敬している冒険家に「リュウさん、僕には絶対にガイドはできません」といわれたことがありますが、僕はそのとき逆に「いやぁ、僕にはぜったいアナタのような冒険は無理です」と答えたものです。</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>ガイドは、エンターテイナーです。
<li>インストラクターは、教官です。
<li>アマチュアリーダーは、大変ご苦労様です。
<li>冒険家は、死なないように気をつけてください。
<li>上記四つは、それぞれかなり違います。
<li>たまぁに全部こなせる人がいますが、これぞホントのスーパーマンです。
</ol>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">研究発表vol.5：アウトドアガイドって？　その1</a>では、「二回に分けて、アウトドアガイドなる生き物を研究」と書きましたが、今回の補足的なモノをもう一回やってみたいと思います。<br />
　でも<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php">前回</a>の続きの「ガイド志望なんですが」#02もお届けしなくてはいけませんし、他にも「続きはいずれ」となっているトピックがありますね。<br />
　今のところどれを取り上げるか未定です。開けてみてのお楽しみということでご勘弁を。</p>

<p>　NZの夏休みにならって、宿題はなし。年末年始、ゆるりとお過ごしください。<br />
　では、良いお年を。来年また！</p>
<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>

<p>【ツアー写真 #002】</p>
<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL013_dolphine.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL013_dolphine.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="320" width="480" /></span></p>
<br />
<br />

<p>【ツアー写真 #003】</p>
<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL013_seals.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL013_seals.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="320" width="480" /></span></p>
<br />
<br />

<p>　エイベルタズマン国立公園は、特別動物が多いとこってわけじゃありません。でもオットセイなら繁殖コロニーで年中見られますし、運が良ければイルカやクジラにもお目にかかれるんですから、やっぱり恵まれたところで働かせてもらってたんですね。ありがたいことです。</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ガイドの一般教養講座　研究発表vol.12：「ガイド志望なんですが」#01</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000349.php" />
    <id>tag:e4.gofield.com,2009:/theme//17.349</id>

    <published>2009-11-12T07:05:01Z</published>
    <updated>2009-11-12T20:17:20Z</updated>

    <summary>お便りをいただきました。　「今サラリーマンをやってるのですがいずれネイチャーガイドに転職したいと考えています。『転職するにあたり事前に何をしておくべきか』
といった相談をさせていただけるものでしょうか。」　う～む、なるほど......。</summary>
    <author>
        <name>gofield</name>
        <uri>http://e4.gofield.com/cgi-bin/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=17&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ
<!--
<br />イラスト：Ryoko-->
<br />2009年11月12日
</p>
<br />
<br />

<h3>■　読者からのお便り　■</h3>

<p>　こんにちは、研究員のリュウです。</p>

<p>　お便りをいただきました。</p>

<blockquote><p>はじめまして。<br />
Mと申します。<br />
ガイドの一般教養講座、いつも楽しく、また非常にありがたく拝見させていただいております。<br />
ところで、今サラリーマンをやってるのですがいずれネイチャーガイドに転職したいと考えています。<br />
「転職するにあたり事前に何をしておくべきか」、<br />
といった相談をさせていただけるものでしょうか。<br />
お忙しい中恐縮ですが、もし可能でしたら具体的な計画なども交えて相談させていただけますと幸甚です。<br />
以上よろしくお願いいたします。</p></blockquote>
<br />

<p>　実際に夢をふくらませてる方からです、嬉しいじゃぁありませんか。</p>

<p>　今は「ガイドの一般教養講座」だけのいささか寂しい当研究所ですが、将来的にはリクルート研究室もぜひとも開設したいと思ってます。情報不足、力不足、人材不足の三拍子が揃っておりまして、開設にはまだ時間がかかりそうなのですが、お問い合わせをいただいたからにはがんばらなくてはいけません！</p>

<p>　というわけで、Mさんに質問状を送っていただきました。</p>
<br /><br />

<h3>■　Mさんの具体的なご計画とご質問　■</h3>

<p>　原文は長いので要約し、さらに質問以外の部分は「です・ます調」を「だ・である調」に書きかえさせていただきました。</p>


<blockquote>
<p>
<b>＜質問＞</b><br />
<ol>
<li>2年後にネイチャーガイドになることを計画しています。やっておいたほうが良いことは何でしょうか？<br />
⇒体力は必須と思って、まずは筋トレとランニングを始めました。<br />
<br />
<li>現在三十代半ばですが、三十代後半から始めてやっていけるでしょうか？<br />
⇒本人のやる気しだいと信じてますが、どの程度ハードな仕事なのかまだ体感できていないので、不安な面があります。<br />
<br />
<li>ネイチャーガイドだけで生活していけるでしょうか？<br />
⇒妻と子供（二人ないし三人を計画中）を養っていく必要があります。一般的にガイドだけで生活できるものでしょうか。副業も必要でしょうか。子供の大学進学を最低限と考えています。<br />
</ol>
<br />
</p>

<p><b>＜プロフィール＞</b><br />
<ul><li>北海道出身
<li>三十代半ば、妻と子供一人、現在は関西でエンジニア
<li>趣味はゴルフ、サッカー、スキー（3級程度）、ハイキング（近所の山歩き程度）
<li>人と話すのは大得意ではないが好きなほう
<li>面倒見は良く、人を喜ばせるのは好き（結婚式の2次会や飲み会の幹事などよくやっていた）
<li>ガイドに必要な知識、スキルなどは特に保有していない
<li>泳ぎは苦手
<li>英語は海外旅行してご飯を食べる程度、日常会話はほとんど出来ない
<li>何でもある程度すぐ出来るほう。悪く言えば器用貧乏。
</ul>
<br />
</p>

<p><b>＜ネイチャーガイドとして目指すところ＞</b><br />
<ul><li>ニセコでの活動を考えている
<li>夏はカヌーやラフティング、山の散策ガイドなど、冬はクロカンガイドなど（そういう会社を探している）
<li>まずはガイド会社で経験を積み、いずれは独立を希望
</ul>
<br />
</p>

<p><b>＜ネイチャーガイドを目指すきっかけ＞</b><br />
　関西で就職しているが、いずれは北海道に帰りたいという漠然とした希望は持っていた。<br />
　それがあることから自分の将来について深く考える機会があり、本当に自分がやりたいこと、向いていることは何なのか、と考えた結果、やはり北海道の中で体を動かす仕事がしたいのだ！ということがはっきりした。そこで、かつて自分もガイドをしてもらった経験のあるネイチャーガイドを思いついた。<br />
　最初は、本格的な山登りの経験も無い、ボーイスカウトなどやってた訳でもない、草花などに詳しいわけではない、カヌーが出来る訳ではない・・・と向いている要素が全然ない、とあきらめかけたが、リュウさんや他の方のHPで「ネイチャーガイドはサービス業である」という事を理解し、むしろ自分に向いている職業だと思い、目指すことに決めた。<br />
<br />
</p>

<p><b>＜その他＞</b><br />
　妻は関西出身だが、北海道暮らしに憧れてくれていて私の夢にも賛同してくれている（妻も金銭的裕福さはあまり求めていない）。こちらにいるうちに二人目を作りたいと思っているのと、ガイドになるための準備、移住に向けた住居やガイド会社の調査などもろもろを考えて、今は約2年後の移住を計画している。<br /><br /></p></blockquote>
<br />

<p>　さてさて。<br />
　この手のご質問は以前からちょくちょくいただいてましたが、ここまできちんとまとまったお問い合わせは初めてで、正直感激しました。</p>

<p>　ところがそういうときに限って、こちらが力不足でビシッとした回答を差し上げられなさそうってのが、何とも痛いところ......。<br />
　しかし捨てる神あれば拾う神あり、タイミング良く心強い助っ人に回答のお手伝いをしていただけることになりましたので、僕も気合いを入れて知恵を絞ってみることにしました。</p>
<br /><br />

<h3>■　2年間でやっておくべきことは？　■</h3>

<ul>
<li>　Mさんのおっしゃるとおり、アウトドアガイドは、一に体力、二に体力、三四も体力、五に体力、身体は鍛えておくにこしたことはないと思います。<br />
<br />
　専業ガイドは長丁場の仕事が毎日続くので、ハイシーズン中の疲労は相当なものです。スポーツ的な筋力やスタミナ以外にも、こうした蓄積疲労とのつきあい方も研究しておかれた方がよろしいかと。<br />
<br />
　ちなみにプロレスファンの僕の場合は、<br />
　「レスラーは地方を回りながら年間200日以上これ以上きつい仕事やってるんだ！　負けてたまるか！」<br />
と我が身に鞭を打つのが、蓄積疲労とのつきあい方でした。これが引退を早めてしまったような気もします。根本的に何か間違っていたかもしれません。<br />
<br />

<li>　北海道には道が認定するアウトドアガイド資格があるはずですから、十分な下調べが必要だと思います。<br />
　資格の準備段階では、僕もシーカヤック部門の試験要項に目を通したりしたんですが、現在の運用の実情などはまったく把握していないので、情報を差し上げられないのが情けないやら申し訳ないやら。<br />
<br />

<li>　さらに大切なことは、ネットワーク作りかもしれません。同業者の知り合いを作るのはもちろんのこと、どんな仕事の人でもいいですからニセコに人脈を作っておくのは大事だと思います。欲をいえば、現地の宿、タクシー会社、バス会社、飲食店、旅行代理店などのツーリズム関係の人脈が欲しいですね。<br />
<br />
　もちろんご家族のために、保育所、幼稚園、学校、託児所、奥様の職場などを見据えた人脈作りも忘れちゃいけませんね。特に将来的に独立を考えていらっしゃるなら、奥様が子供さんを任せられるような友人とか託児所は絶対に必要になってきます。<br />
<br />

<li>　あとは、実際にガイドの仕事をよく見ておくこと、でしょうか。仕事を覚えるのは就職してからになるでしょうが、アマチュア時代にプロの仕事をたくさん見ておけば、きっと修行の成果に差が出ると思います。
</ul>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<p>　今回に関しては、まとめは必要なさそうですね。といいますか、まとめるのが自分でもいやになるほど散漫な回答(^_^;<br />
　まとめは次に回します。</p>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　次回は、今回の続きです。強力な助っ人回答者からのアドバイスも、次回掲載の予定です。お楽しみに。</p>

<p>　Mさんのご質問の2番と3番に対する回答を、皆さんご自身でも考えてみてください。これを宿題にしておきましょう。実際に<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部まで皆さんの回答案をお寄せいただけると</a>、もっとうれしいです。研究にご協力を！</p>
<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>
<p>【ガイド小噺こぼればなし　其の六】</p>
<p>　しばらくガイドなんぞをやっておりますと、お客様との会話ってヤツもだんだんとパターン化されてまいりますな。最近はFAQっていうんですか、質問されることってぇのはだいたい決まっておりまして、毎日「よくある質問」に「いつもの回答」の繰り返しになりがちでございます。</p>

<p>　ありがちな質問の代表に、「カヌーとカヤックって、どう違うの？」なんてのがございます。この質問を受けるは、日課みたいなもんでしたね。<br />
　単純な質問ですが、案外答えるのが厄介なんです、これ。細かいこといいはじめるときりがありませんし、大論争にもなりかねないんですが、アタシの場合は<br />
「デッキがあって足を投げ出して座るのがカヤックで、イヌイットが海でつかってたのが起源。デッキがなくて椅子に腰掛けるのがカヌーで、この形の艇は世界中にあった」<br />
ってな感じで答えてました。</p>

<p>　ある日、台湾人の女の子が「Ryu, what's the difference between kayak and......」って言いはじめたので、「あぁ、また例の質問だな」と思ったわけです。<br />
　ところが驚きましたね。</p>

<p>「What's the difference between kayak and <b>gondola</b>?」</p>

<p>　<b>ご、ゴンドラァ！！？？</b><br />
　頭ん中真っ白になりました。<br />
　えっと、ゴンドラっていちおうカヌーの一種だよな。<br />
　でもカナディアンカヌーとゴンドラってどこが似ててどこが違うんだっけ？<br />
　カヤックとゴンドラ？<br />
　北極海とベネチアの運河？<br />
　ゴンドラって黒一色に決まってたよな、確か？？？</p>

<p>　頭の中に断片的な知識が入り乱れて、パニックでしどろもどろになっちまいましたよ。思えば10年間のガイド生活で、一番とりみだしていたかもしれませんな......。</p>

<p>　なめちゃいけません。慣れてきたころが怖いんです。いろんな方がいらっしゃいます。いつも気を引き締めておきましょうという教訓でございました。</p>
<br /><br />
]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>  ガイドの一般教養講座　研究発表vol.11：危機管理「ヒヤリハットレポート - 迷子編」</title>
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    <id>tag:e4.gofield.com,2009:/theme//17.345</id>

    <published>2009-10-29T07:05:14Z</published>
    <updated>2009-10-31T21:18:44Z</updated>

    <summary>前回、畑村洋太郎先生の著書でインシデントレポート、ヒヤリハットレポートの勉強をすることを強くおすすめしました。するとタイミングよく、ヒヤリハットレポートが寄せられました。内容は、子供の下校中の迷子という非常に身近なネタ。素晴らしい！
</summary>
    <author>
        <name>gofield</name>
        <uri>http://e4.gofield.com/cgi-bin/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=17&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ
<!--
<br />イラスト：Ryoko-->
<br />2009年10月29日
</p>
<br />
<br />

<h3>■　号外　■</h3>

<p>　僕は毎週木曜日に更新してます。連載は四種類なので結果的にそれぞれ月刊ペースです。<br />
　ところが今月は木曜が五回。さて何を書こうかと3秒ほど悩んだ結果、当講座の号外に決定しました。</p>
<br /><br />

<h3>■　妻子はまだ日本　■</h3>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000340.php">前回</a>も書きましたが、妻子はまだ妻の実家に滞在中です。先々週と先週の二週間、長女メイは妻Ryokoの卒業した小学校に体験入学させてもらいました。ニュージーランド（NZ）と日本では学校のシステムが天と地ほど違うのですが、本人はずいぶんと堪能したようです。今週末NZに帰ってくるので、彼女の口から感想を聞くのが楽しみです。</p>
<br /><br />

<h3>■　ヒヤリハットレポート　■</h3>

<p>　さてさて、前回危機管理における日本人の弱点其の弐として、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000340.php#incident_report">事故や失敗を隠したがる傾向</a>を指摘し、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062747596?ie=UTF8&tag=ryuslogboo-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4062747596">畑村洋太郎先生の著書</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ryuslogboo-22&l=as2&o=9&a=4062747596" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />でインシデントレポート、ヒヤリハットレポートの勉強をすることを強くおすすめしました。</p>

<p>　するとタイミングよく、ヒヤリハットレポートが寄せられました。素晴らしい！<br />
　さらに内容は、門外漢にわかりにくいカヤックのガイドツアーなどではなく、子供の下校中の迷子という非常に身近なネタ。ますます素晴らしい！！</p>

<p>　というわけで、読者投稿のヒヤリハットレポート迷子編をとりあげてみることにします。</p>
<br /><br />

<h3>■　ヒヤリハットレポート - 迷子　■</h3>

<p>【登場人物】<br />
　　メイ　（小学校一年生）<br />
　　アイ　（メイの妹。三歳）<br />
　　ケン　（メイ、アイの弟。一歳。乳母車）<br />
　　Nちゃん　（小学校一年生。メイの同級生）<br />
　　Ryoko　（メイの母親。レポート中では「私」）<br />
　　Aさん　（Nちゃんの母親）</p>

<p>【レポーター】<br />
　　Ryoko</p>

<p>【レポート本文】</p>

<blockquote><p>　今日はメイ　学校帰りに　Nちゃんち（中央公園を小学校方面にぬけてすぐのお家）で　遊んでもらったんです。　（中略）　私は　メイを　Nちゃんの家にお願いして　一度帰宅。　アイ、ケンの目が覚めてから　再度　2人を連れてNちゃん宅へ。　（中略）17時においとますることになり　（もう薄暗い）　Nちゃんと　Aさんが　お見送りしてくれる　ということで　全員で中央公園へ。</p>
<br /><br />

<p>　Nちゃんは　自転車に乗り　メイは徒歩で自転車を追う。　アイも猛ダッシュでお姉ちゃんたちを追いかける。　3人は玉川上水方面へぶっ飛んでいく。<br />
　私はケンを乗せた乳母車をできるだけ速く押しながら　Aさんと　後方から追いかけるけれど　思いっきりスプリット。　でもいつもの下校時にメイが走って　アイが追いかけて　スプリットしても　落ち合う場所があったので　今日もスプリットしても　そこにいるだろうと思っていたのです。</p>
<br /><br />

<p>　でも　そこに着いても　Nちゃんと　メイがいない。　そこには　お姉ちゃんたちを見失ったアイだけが　犬を散歩させていた　通りかかりの人に保護されていました。</p>
<br /><br />

<p>　で　、呼べど叫べど　Nちゃん＆メイは見当たらず　あたりはもう相当暗くなってきました。<br />
　Aさんは　たまたまケータイを携帯しておらず、われわれが手分けをすると　返ってややこしくなると思い　母親2人そろって私の実家方向へ向かいました。　実家付近だけは　2ルートあるのでそこだけは　手分け。　でも実家まで来ても　Nちゃん＆メイ見つからず。<br />
　私はアイとケンを実家に置いて　自転車に乗りもう一度私たち2人で手分けして　実家近くの2ルートをたどり　中央公園方面へ　・・・　向かう途中　私が　Nちゃん＆メイを発見。その場に動かないように言ってから　Aさんを　自転車で追いかけ　で　母親2人は娘2人を　無事捕獲したのでした。</p>
<br /><br />

<p>　Nちゃんとメイは途中トイレに行きたくなって　中央公園の体育館に寄っていたのだそう。　だから　アイがその近くで迷子になっていたことが判明。</p>
<br /><br />

<p>　それにしても　スプリットした上　普段のルートをはずれて　体育館に入られてしまったりすると　絶望的に見失います。　こういう危機を管理するにはどうしたらいいんでしょう。</p>
<br /><br />

<ol>
<li>スプリットの原因になるものをつぶす（Nちゃんが自転車にのっていて　走っていってしまったら　すごい前に行ってしまうのは予想できるんだから　出発前にスプリットしないよう言うべきだった）
<li>スプリットした時の待ち合わせ場所の確認　（どこまでの「お見送り」なのか　出発前に話し合うべきだった）
<li>メイの後を追いかけるアイの世話をだれがするのか　の　確認。　メイは完全に今日は責任放棄してしまったので　アイは実は一番危険な目にあっていた
</ol>
<br /><br />

<p>　お友達と一緒だと　こうもすごいことになるか　と勉強になったケースでしたが、、、　それにしても　しびれました。　メイには　いつも口をすっぱくして　注意しながら　訓練していても　お友達が一緒だとすべてがぶっ飛んでしまうのね。</p>
<br /><br />

<p>　メールだと　地図とかが　ないから　説明しづらいのですが　危機発生してから　対処しているその対処法も　「実家の方に行ったのではないか」と　決め打ちして　母親2人で移動し始めてしまったのですが　これもどうだったんだろう。　動かないほうが良かったんでしょうか？　アウトドアでの　スプリット＆迷子だと　どういう風に対処するんですか？</p>
<br /><br />

<p>　とりあえず　何事もなかったけど・・・　事故隠しは良くないからね、、、レポートでした。</p>
<br /><br />

<p>（部分的に研究員リュウが加筆訂正）</p></blockquote>
<br /><br />

<h3>■　もうおわかりでしょうが　■</h3>

<p>　レポート、どうもありがとうございました＞Ryokoさん</p>

<p>　って、もうおわかりですね。<a href="http://e4.gofield.com/life/archives/newzealand/">NZ歯をくいしばってのんき暮らし</a>でおなじみの我が妻Ryokoからのレポートでした。どこが「読者投稿」だっつーの。</p>

<p>　夫バカで恐縮ですが、「妻から夫への今日の出来事報告」というメールじゃなくて、「危機管理のプロへ対する報告および質問」というスタンスでレポートされてたので、感心しました。門前の小僧、いつの間にそんなに経を覚えちまったんだ？<br />
　さらに僕がe4に載せてもいいかと問い返すと、「ガイディング研究所に　取り上げるの賛成～　っていうか　こんな怖い思いを隠匿していたら　いけないよね。　危機管理って　本当に毎日の課題なんだよね。」との回答。エライッ！　さすが我が妻ッ！</p>

<p>　というわけで、小さいお子様をお持ちのお母様方には他人事ではない、迷子のヒヤリハットレポート、当研究所なりにもうちょっと考察してみましょう。</p>
<br /><br />

<h3>■　補足 - 用語と地理　■</h3>

<p>　レポート中で「スプリット」という言葉が使われていますが、これはもともとNZのシーカヤック業界用語で、「グループが分裂してしまうこと」を指します。</p>

<p>　ちょっと余談ですが、僕が日本人として初めて合格したSKOANZレベル1シーカヤックガイド資格試験は、模擬ツアー受験中にグループがスプリットを起こすと、ガイド役の受験者はその場で即失格です。<br />
　ではSKOANZはどの程度の距離をスプリットと判定するかといえば、「ガイドが叫ばないとお客様に声が届かない距離」です。つまり通常の声が届く範囲内に全員をまとめておかないと、「グループが分裂した＝危険状態に陥った」として、一発で落第です。「お～い、聞こえますかぁ？　ちょっと遠いんで、もう少しこっち来てくださぁ～いっ！」ってのは、危険距離と判定されます。<br />
　ビックリでしょ。僕にとっては逆にこれが常識だったので、日本で「ガイドはグループの真ん中あたり、先頭は数百m先の岩場を回りこんで視界から消えており、最後尾は同じく数百m後ろの岬をまだ回ってきていないから視界に入っていない」ってなツアーがごく普通に行われているのを知ったときは、たいへんなショックを受けました。先頭と最後尾が1km近く離れてるのって、どんなスーパースペシャルスプリットGT-Rだよ！</p>

<p>　閑話休題、次に地理的なことを少し補足しましょう。<br />
　僕自身は、妻の実家と中央公園の位置関係、距離などはよく知っていますが、Nちゃん（Aさん）のお家の位置は把握していません。またメイが学校に通ったのは僕がNZに帰った後なので、スプリット後の合流地点もどこなのか知りません。ですから半分推測なのですが、メイとNちゃんがいないと分かった時から二人が見つかるまで二人の母親が探し歩いた時間と距離は最低でも30分、2kmになるんじゃないかと思います。<br />
　ただし治安はそれほど悪くない閑静な住宅街で、自動車の交通もそれほど激しくはありません。<br />
　逆に心配なのは道が狭く、乱暴な運転をする車に歩行者や自転車が引っかけられる可能性が小さくないということ。さらに、中央公園と妻の実家の間には、文中にもちらりと登場した玉川上水と呼ばれる川（用水路）があります。水量は子供の膝下程度なのですが、道路からの落差がおそらく3m程度あり、底はコンクリート（側壁は石積み）なので、落ちれば無事ではすみません。</p>
<br /><br />

<h3>■　ガイディング研究所の見解　■</h3>

<p>　アウトドアスポーツなどのアクティビティをしているときは、誰でもそれなりに事前に危険を想定しています。仮に危険な事態が起こっても、あらかじめ予測、想定してある事だったら、割と冷静に対処して事なきを得ることができるものです。</p>

<p>　それと対極なのが、今回のようなケースです。何気ない日常の中で、突然起こる歯車のちょっとしたズレ。こういう想定外の事態は、対処が遅れがちで、よって被害も拡大しがちです。あぁ恐ろしや。</p>

<p>　というわけで、この手のヒヤリハットはきちんと分析して公開し、今後の再発防止に役立てなきゃいけません。</p>

<p>　さて、実際にこのケースを見てみましょう。まずRyoko自身による分析・反省を見直してみましょう。</p>
<br /><br />

<h3>■　予防　■</h3>

<blockquote><p>1. スプリットの原因になるものをつぶす（Nちゃんが自転車にのっていて　走っていってしまったら　すごい前に行ってしまうのは予想できるんだから　出発前にスプリットしないよう言うべきだった）</p></blockquote>
<br /><br />

<p>　これはまさに危機管理の基本ですね。事故や失敗の原因になりそうなモノ（＝ハザード）を察知し、これをつぶしてしまう。前回ちょっとだけ取り上げましたが、危機管理の三つのステージの一番「予防」が、これに当たります。<br />
　Nちゃんが自転車に乗った段階で、「スピード差　→　スプリットの可能性」というハザードに気づき、きちんと言い聞かせるのは、非常に有効かつ大切だと思います。</p>

<p>　読んでて気づいたんですが、このヒヤリハットって、子供たち二人に「自分たちが迷子になっている」という自覚がまったくなかったことが大きなポイントになってると思うんです。なんせ勝手知ったる家の近所で、勝手知ったるトイレに行っていただけなんですから。<br />
　要するに「親にとっての迷子」と「子供にとっての迷子」は、認識が違うということ。となると、単に「スプリットはダメ」というだけでは、子供は何がどうダメなのかが理解できない可能性があるということですね。<br />
　迷子予防に関しては、この定義の差をうめることも大切なんじゃないかなと、今回気づかされました。</p>

<p>　似たことは、実はアウトドアでガイドしていてもよく起こります。<br />
　先ほど余談としてちょっと取り上げましたが、シーカヤックツアーをガイディングするとき、もちろんスプリットをいかに防ぐかがポイントになります。状況に応じて「僕の口笛の届かないところまで行くな」というSKOANZの試験基準よりは緩いマネジメントをすることもありますし、逆に海の状況が悪ければSKOANZ基準より厳しくグループをまとめることもあります。</p>

<p>　ところがそれに異をとなえるお客様も、たまにはいらっしゃるわけです。カヤック経験が何度かある人が、「自分はこの程度の状況は何度も漕いだことがある、そんなにうるさく言うな」というわけです。<br />
　これ、先ほどの親と子では迷子の定義・認識が違うっていうのとまったく同じです。グループ全員の命を預かっているガイドと、初心者（あるいは中級者）のアマチュアカヤッカーとでは、安全に対する定義がまるっきり違うんですね。自分は大丈夫でも、自分の勝手な行動がグループ全体を危険に陥れるかもしれないということが、彼らには分かっていないのです。</p>

<p>　こういう場合の対処の仕方は、相手によって千差万別です。きちんと説明した方が効果的なお客様もいらっしゃいますし（ドイツ人にこのタイプが多い）、「この状況で僕一人で全員に目を配るのは大変だから、君のような経験者にすぐ側についておいてもらえると心強い」とおだてる方が効果的な場合もあります（アメリカ人にこのタイプが多い）。</p>

<p>　というわけで、子供相手の危機管理も、お客様相手のアウトドアガイドの危機管理も、共通した部分がありますね。「相手と自分では、危険に対する定義が違うかもしれない」ということをしっかり覚えておくことが大切です。</p>
<br /><br />

<h3>■　対処　■</h3>
　
<blockquote><p>2. スプリットした時の待ち合わせ場所の確認　（どこまでの「お見送り」なのか　出発前に話し合うべきだった）</p></blockquote>
<br /><br />

<p>　街中で起こる子供とのスプリットを「事故」ととらえるかどうかは微妙なところですが（僕自身は、プロガイド・ワークショップではスプリットを「事故に限りなく近いニアミス状況」と定義して講義していました）、もし事故ととらえるならば、待ち合わせ場所の確認は、危機管理の第二ステージの「対処」に相当しますね。<br />
　事故未満ととらえるならば、予防策のバックアップでしょう。</p>

<p>　ま、どちらにしても、Ryokoがいうようにここまでやっておけば万全という気がします。<br />
　ただ実際問題として、日常生活の中で必ずここまでやるというのは、僕自身にとってもちょっとハードルが高いなぁという気はします。ついうっかり「しまった、はぐれっちまった。待ち合わせ場所決めておけば良かった」なんてのは、大型店舗の中で買い物しててもよくあるんですよねぇ。<br />
　いえ、ハードルが高いなどと言ってないで、小さな子を持つ親である以上は、普段からこういう練習しておくべきなんでしょう。</p>

<p>　そういえば僕の父は、デパートで買い物をするときなど、必ず「もし迷ったら、ここが待ち合わせ場所。○時まで待ってもここで落ち合えなかったら、次は××で待ち合わせ」と、必ず待ち合わせ場所を確認する人でした。息子もちゃんとやらなきゃダメですね。</p>
<br /><br />

<h3>■　幼児対策　■</h3>

<blockquote><p>3. メイの後を追いかけるアイの世話をだれがするのか　の　確認。　メイは完全に今日は責任放棄してしまったので　アイは実は一番危険な目にあっていた</p></blockquote>
<br /><br />

<p>　鋭い指摘だと思います。<br />
　迷子の自覚のなかったお姉ちゃんたち二人組と違って、自他共に認める迷子になっていたのはアイでした。早い段階で親切な方に保護されていてすぐに見つかり、しかもその後お姉ちゃんたちの捜索が続行してしまったために、ついつい見過ごしそうになりますが、これはあくまでも結果論です。Ryokoの指摘通り、お姉ちゃんたちのスプリットに巻き込まれて三歳の幼児が一人で迷子になっていたというのは、実は非常に大切なポイントです。人さらいの変態オヤヂに先に見つからなくて、ホントに良かった。</p>

<p>　厄介なことに、アイは親の制止を聞かずにダーッと走っていってしまう傾向のある子です。ただ方向感覚が良く、そのうちまた自分で元の場所にちゃんと戻ってきます（行きと違うルートでどこかを一周してきたりする）。<br />
　とはいえ、今回のようにお姉ちゃんたちを追いかけて見失った場合には、それも意味をなしません。<br />
　普段はメイに妹の面倒を見るようにお願いしているのですが、今回のように自転車に乗ったお友達を追いかけてるケースで、妹の面倒を見ろってのも、七歳児には過酷でしょう。</p>

<p>　正直、僕もこの点の対策は今ちょっと良い方法を思いつきません。今後の課題として残しておきます。良い知恵がおありの方は、ぜひともご教授ください。</p>
<br /><br />

<h3>■　捜索　■</h3>

<blockquote><p>危機発生してから　対処しているその対処法も　「実家の方に行ったのではないか」と　決め打ちして　母親2人で移動し始めてしまったのですが　これもどうだったんだろう。　動かないほうが良かったんでしょうか？　アウトドアでの　スプリット＆迷子だと　どういう風に対処するんですか？</p></blockquote>
<br /><br />

<p>　アウトドアでの捜索は、最後に確認されている場所から少しずつ捜索範囲を広げていきながら、移動の痕跡を探して後を追う「トラッキング」が基本になるので、今回のケースではちょっとノウハウが当てはまらないかもしれません。街中では移動の痕跡が残らないですしね。</p>

<p>　この場合、子供たちも「Nちゃんの家からメイの家（実家）へ移動中」ということは理解しているので、親二人が実家方面を捜索したのは正解だと思います。また、親同士のスプリットで事態が混乱することを警戒したのは、思慮深いと思います。</p>

<p>　ただ確かに手分けしないと、効率は悪いのは確かです。そこで、もう少し効率をあげるアイディアを二つ考えてみました。</p>

<p>　問題のポイントは、Aさんが携帯を持っていなかったことです。</p>

<p>【アイディア1】<br />
　Aさんは携帯を持っていなかったと同時に、文面を読む限りどうやら徒歩。そしてどうやら迷子が判明＆アイが保護された場所は、Aさんの家からそう遠くなさそうです。<br />
　ならば、Aさんには携帯と自転車をとりに一度家に戻ってもらってから、Ryokoと電話連絡を取りつつ中央公園付近の捜索を担当してもらいます。そしてその間にRyokoは実家方面を捜索し、（実際そうしたように）その道程で見つからなかった場合は実家で自転車を確保して捜索続行、というのはどうでしょう？<br />
　デメリットは、Aさんが家に戻る時間がロスになることがあげられます。が、その道すがら発見という可能性もなきにしもあらずなので、完全なデメリットとは断定できないかもしれませんね。</p>

<p>【アイディア2】<br />
　家に戻る時間のロスが痛いと判断した場合は、Aさんは携帯なし自転車なしのまま、徒歩で中央公園付近を捜索。その間にRyokoは実家方面を捜索し、見つかっても見つからなくても実家で自転車を調達した上で、10分（ないし15分）後に中央公園で落ち合う。<br />
　デメリットは、比較的早いタイミングでどちらかが迷子を発見しても、落ち合うまで連絡が取れないという点。そして、合流ポイントからあまり遠くまで捜索できないということ。</p>

<p>　Aさんが家に戻るのにどれだけ時間がかかるかによりますが、こうして比べてみるとアイディア1の方がデメリットが少なそうです。<br />
　やはり「対処」のステージでは、通信手段の確保が肝心要になりそうですね。</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>日常の何気ない行動中に起こるインシデントは、対処が案外難しいです。
<li>子供と大人では、迷子の定義が違います。
<li>お客様とガイドでは、危険の定義が違います。
<li>対処（捜索）には、通信手段が大切です。
<li>ウチのガキどもは、誰に似たんでしょう？　ったく。
</ol>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　用意しているネタはいくつかあるのですが、次回どれを実際に採用するかまだ決まってないんですよ。<br />
　というわけで、前回同様に次号予告なし、宿題なしです。</p>

<p>　もちろん<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部まで自主的に研究レポートをお寄せいただく</a>のは、いつでも大歓迎です。迷子のヒヤリハットレポート、別シチュエーション版なんてのをお寄せいただけたら、泣いて喜びます。研究にご協力を！</p>

<p>　ではまた！</p>
<br /><br />

<h3>■　号外には、オマケはつかないんだよぉ　■</h3>

<p>　次回をお楽しみに。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>グリーンカラー（green collar）</title>
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    <published>2009-10-12T17:16:06Z</published>
    <updated>2009-10-20T02:31:35Z</updated>

    <summary>今月のナショナルジオグラフィック日本版の表紙は、ぼくにとっては、なんとも馴染み深くかつ羨望を覚えるものだった。樹高100mを越えるレッドウッド=セコイアに取りついた一人の人間。赤いジャケットを着たこの人を見れば、木の大きさが想像を絶するものであることがわかる。</summary>
    <author>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<div class="entry-content">
		<div class="entry-body">
			<p><a href="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/file_20091013T021412687.jpg" target="_blank"><img title="612vcQuOSKL._SS500_" alt="612vcQuOSKL._SS500_" src="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/img_20091013T021407453.jpg" height="400" hspace="1" vspace="1" width="278" /></a></p>
<p align="right">文・写真: 内田一成<br /></p><p>　今月のナショナルジオグラフィック日本版の表紙は、ぼくにとっては、なんとも馴染み深くかつ羨望を覚えるものだった。</p>
<p>　樹高100mを越えるレッドウッド=セコイアに取りついた一人の人間。赤いジャケットを着たこの人を見れば、木の大きさが想像を絶するものであることがわかる。</p>
<p>　このコラムでも何度か紹介しているが、「ツリーイング」というアクティビティ、技術がある。もともと、
この写真のような大木を剪定したり伐採したりするために主に北米で開発された技術で、ロッククライミングのようにロープワークを駆使して大木に登り、しっかりとビレイを取って安全に作業するためのものだ。</p>
<p>　日本ではアクティビティとしてようやく普及しはじめたところだが、本場では、この写真のように樹木や生態系を研究する学者がツリーイングの技術を用いて大木に登り、あるときはそこに滞在して、フィールドワークを行っている。</p>
<p>　ちなみに、ツリーハウスのビルダーも同じ技術を使って、樹上で作業を行っている。</p>
<p>　今、欧米の森では、林業関係者の間にも大きな生態系を維持するために、皆伐という従来の方法から脱して、森を育てながら、その一部を資源として活用しようという動きが広がっているという。</p>
<p>　森林生態学者が木材業者の所有林に入り、アセスメントを行って、伐採していい木と保存すべき木を選定する。理想的には森の保水力や対風力、地表面への日射などを考えれば間伐が理想的なのだが、場合によっては山の一部分の木を集中的に伐採しなければならないこともあるが、その際には土壌が流出して川へ流れ込まないように、川と伐採地との間に一定の幅を持ったグリーンベルトを設けるといった方法がとられる。</p>
<p>　長年、同じ職場で同じ仕事をしてきても、ある日、視点を変える出来事が起こり、そこから仕事の質も内容もアプローチもまったく変わってしまうことがある。エコロジカルな視点が導入されて以降、欧米における林業は、森を単なる「原料供給地」ではなく「エコロジーサイクを維持する重要なファクター」とみなすようになった。そこで働く人たちも、単なる労働者から自然環境と多くの人たちの生活を守る森の維持管理者であるという意識を持つようになったという。</p>
<p>　昨日はツリーイングのイベントで一日の大半、樹の上にいた。</p>
<p><a href="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/file_20091013T021414640.JPG" target="_blank"><img title="RIMG4383" alt="RIMG4383" src="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/img_20091013T021410328.JPG" height="300" hspace="1" vspace="1" width="225" /></a>&nbsp;<br />
<a href="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/file_20091013T021418578.JPG" target="_blank"><img title="RIMG4397" alt="RIMG4397" src="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/img_20091013T021411281.JPG" height="225" hspace="1" vspace="1" width="300" /></a>&nbsp;<br />
<a href="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/file_20091013T021422671.JPG" target="_blank"><img title="RIMG4399" alt="RIMG4399" src="http://obtweb.typepad.jp/obt//media/img_20091013T021411953.JPG" height="225" hspace="1" vspace="1" width="300" /></a></p>
<p>　時折強く吹く風に煽られて、レッドウッドの1/1000にも満たない体積の樹は大きくしなる。その動きに身を委せていると、樹が生き物であるということが実感できると同時に、目に見えない「風」が樹のしなやかな動きによって可視化され、何かのメッセージを伝えているかのように思えてくる。あるいは、地球が奏でる音楽に合わせて木とともに踊っているようにも思えてくる。
</p>
<p>　レッドウッドを育む大森林は地球環境を守るために重要な役割を果たしているけれど、こうした街中の小さな森もかけがえのない貴重なものだ。それは、自分がこの小さな自然によって安らぎを覚えることでも、また、イベントを通じて、今まで木と触れあったことのない子供たちが(最近の親世代では大人も木登りをしたり野原を走り回った経験のない人が多いが)、木と共に風に揺らぎ、「木の目線」ともいえる高さから世界を観ることで、自然を感じる心=センスオブワンダーが呼び覚まされるのを間近に見ることでもよくわかる。</p>
<p>　90年代の初期から、欧米では自然環境分野で働く人たちを「グリーンカラー」と呼ぶようになった。デスクワーカーである
「ホワイトカラー」、肉体労働の「ブルーカラー」に対して、緑と触れ合い、緑を増やす発想を生かす仕事をする「グリーンカラー」。グリーンカラーは、考えるだけでなく行動する。</p>
<p>　環境ビジネスに従事していても、ただオフィスで事務処理をしたり、自ら現場で泥にまみれることがなければ、それはホワイトカラーだ。また、環境に対する自分のスタンスと意見を持たず、ただアウトドアアクティビティをガイディングしているのはブルーカラーだ。</p>
<p>　ニューヨークの環境活動家マジョラ・カーターは、「グリーンカラー」という言葉を強調する。「これからは、『グリーン』を流行語に」
と。</p>
<p>　彼女はニューヨークのサウスブロンクスに生まれ育った。ここは、アフリカ系アメリカ人が多く住み、
犯罪多発地帯として知られる場所だが、発電所や廃棄物処理場など、都市の「負」の機能が押しつけられている場所でもある。</p>
<p>　そもそも、サウスブロンクスが荒廃したのは、70年代にニューヨーク市の財政が窮迫し、公共投資が行われなくなったことが背景となっている。公共投資がなくなると、民間資本もここに投資をしなくなり、さらに銀行も融資を停止した。サウスブロンクスにアパートなどを所有していた家主は、建物の修繕などができなくなり、自分の所有する建物を焼失させて火災保険を受け取って、土地などを放棄した。</p>
<p>　マジョラ・カーターは、幼い頃から犯罪を間近にして育った。彼女の兄はベトナム戦争に従軍し、無事に戻ってきたが、自宅近くで強盗に射殺されてしまう。</p>
<p>　1998年、彼女は一匹の捨て犬を拾って育てはじめる。その犬が大きくなり、散歩をさせているとき、
廃棄物施設とゴミの山しかない方向へ彼女を引っ張っていく。行き着いた先は、イーストリバーの川岸だった。彼女は、生まれ育ったこの土地に、そんな場所があるのを知らなかった。ゴミの山を抜けていった先に展開した美しい風景に魂を奪われた。</p>
<p>　そして、荒廃したサウスブロンクスを緑の街として生まれ変わらせるために立ち上がる。</p>
<p>　彼女の精力的な活動によってイーストリバーの川岸にウォーターフロントパークが作られ、さらに街路や鉄道高架下のスペースが緑地化、緑道化されてゆく。さらに、ブロンクスの古いビルの屋上を緑化して断熱性を高めると同時に新鮮な野菜を得る「グリーン・ルーフ」
を考案して広めていく。</p>
<p>　彼女は、今、アメリカで最も影響力の強い人物の一人になっている。</p>
<p>　都会の荒んだゲットーで生まれ育った貧しい一人の女性がグリーンカラーの道へ進むきっかけとなったのは、身近な自然だった。
</p>
<p>　雄大な大自然に立ち向かい、人間の卑小さを感じることも大切だし、一方で、身近な自然に親しみ、これを保全する具体的なアクションを起こしていくことも重要だ。</p>
<p>　長くアウトドアに親しんできた一人として、大自然と身近な自然の両方を見据えた本物の「グリーンカラー」でありたいと思う。
</p>
		</div>
		
		
	</div>]]>
        
    </content>
</entry>

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    <title> ガイドの一般教養講座　研究発表vol.10：危機管理「日本人の弱点？」</title>
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    <published>2009-10-11T08:48:09Z</published>
    <updated>2009-11-26T09:40:20Z</updated>

    <summary>弱点は色々あるとは思うんですが、まず最初にとりあげたいのが、「日本人は、予防ステージから対処ステージへの切り替えがうまくいかない」という点です。</summary>
    <author>
        <name>gofield</name>
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    </author>
    
        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ
<!--
<br />イラスト：Ryoko-->
<br />2009年10月11日
</p>
<br />
<br />
<h3>■　日本で危機管理とガイディングの講習　■</h3>

<p>　9月19日（土）から10月10日（金）の三週間の日本滞在を終え、ニュージーランド（NZ）に戻ってきました。いつになくあわただしい滞在で、旧友と酒を酌み交わす時間もとれず、買い物もできずじまい。残念。</p>

<p>　あ、ちなみに妻子はまだ東京の実家に残っています。というわけで、今回はRyoko画伯の挿絵はないままにアップして、後日追加ということになります。Ryokoの絵だけを楽しみに読んでくださってる方、ごめんなさい。<br />
　彼女の連載<a href="http://e4.gofield.com/life/archives/newzealand/">NZ歯をくいしばってのんき暮らし</a>も、もう少し更新が滞りそうです。ご容赦ください。</p>

<p>　それはさておき、実は今回の一時帰国は、偶然にも講習（講演）の打診を二つほぼ同時にいただいたことが発端でした。<br />
　そのうちの一つが、<a href="http://toku-yeg.com/" target="_blank">徳島商工会議所青年部</a>からの「危機管理講座」のご依頼でした。<br />
　行って参りましたよぉ、徳島。いやぁ緊張しましたねぇ。ビジネスマン、しかも会社社長さん重役さんたちがずらりと並ぶ前に立つと、飢えたライオンの群れに出くわしたウサギといいますか、飢えた男子校に放り込まれたグラビアアイドルといいますか、そういう気分になりました。</p>

<p>　でも熱心に聴いていただけました。喜んで頂けました。感無量です。無事終わったときは、このまま死んでしまうかと思うほどホッとしました（笑）</p>

<p>　同会議所のブログにレポートが掲載されています。</p>

<p>　◎<a href="http://blog.goo.ne.jp/tk_yeg/e/e1cdc325fdea815ec14b1d59af3bf983" target="_blank">藍風BLOG「平成21年10月2日　第3回会員例会開催報告　(報告者　研修委員長　北野雅史)」</a><p>

<p>　こちらは参加して下さった方のレポート。</p>

<p>　◎<a href="http://eyecraft.blog8.fc2.com/blog-entry-533.html" target="_blank">EyeCraft　ｂｌｏｇ「危機管理」</a></p>

<p>　翌日は同会議所の希望者を対象に、街中の川でカヤックツアー。<br />
　実は前日（講演当日）、雨が降る中、同会議所研修委員長北野氏、ツアーを全面的にバックアップしてくれた<a href="http://free-cloud.jp/" target="_blank">フリークラウド</a>の小前氏の三人で、下見のために漕いだんですが、これが思いがけないほど楽しい川で驚きました。<br />
　翌日本番は、雨の予報がはずれて晴天。最高のツアーになりました。</p>

<p>　◎<a href="http://blog.goo.ne.jp/tk_yeg/e/6679983ceecf3ea1692ac8a17f30b0dc" target="_blank">藍風BLOG「平成21年10月3日　第3回会員例会開催記念特別企画実施報告　(報告者　研修委員長　北野雅史)」</a></p>

<p>　◎<a href="http://freecloud.blog47.fc2.com/blog-entry-54.html" target="_blank">Free Cloud 瀬戸内通信「徳島の街でシーカヤック」</a></p>

<p>　徳島、素晴らしいところです。またお邪魔したいです。</p>

<p>　さらにこの日は、カヤックツアー終了後に大慌てで香川県高松市までとんぼ返りして、NPO法人アーキペラゴ主催の「ガイディング入門講座」の講師もつとめてきました。<br />
　つまりこの連載の実践版のようなことを、二晩続けてやってきたわけですね。</p>

<p>　◎<a href="http://www.keijimorita.com/ben/archives/2009/10/post_1084.php" target="_blank">Gofield編集長の弁「ガイディング入門と直島ビーチクリンアップ」</a></p>

<p>　◎<a href="http://freecloud.blog47.fc2.com/blog-entry-55.html" target="_blank">Free Cloud 瀬戸内通信「瀬戸内国際芸術祭のガイディング入門講座」</a></p>

<p>　さすがにこの段階では疲れが出てきてちょっと息切れ気味となってしまいました。講演はまぁなんとか頑張ってちゃんとやったんですが、打ち上げではすぐに酔いが回って悪酔いしてしまいました。飲酒危機管理をもうちょっと研究しなくてはなりません......。</p>

<p>　皆さんお世話になりました。またよろしくお願いいたします。</p>
<br /><br />

<h3>■　本当に日本人は危機管理が弱いか？　■</h3>

<p>　さて。<br />
　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000303.php">前回</a>「僕は必ずしも日本人は危機管理が弱いとは思ってません」と書きました。本音です。</p>

<p>　それじゃ日本人は危機管理が強いと思うかと問われれば、これまたそうも思いません。危機管理の強い国というと、別の国がいくつか頭に浮かびます。</p>

<p>　世界各国からの観光客をながめていると、国によって危機管理にも色んなお国柄があるのがわかってとても面白いものです。当講座は比較文化研究じゃなくてガイディング研究の場ですので、他国の話はおいておきますが、今回はそうした観察をもとに、「日本人の弱点はどこなんだ？」というテーマに迫ってみようと思います。ガイドはお客様の傾向を知っておく必要がありますし、ひょっとしたら自分自身の弱点発見にもつながるかもしれませんからね。</p>
<br /><br />

<h3>■　危機管理の三つのステージ　■</h3>

<p>　詳しいことは後日改めてとりあげますが、簡単にいいますと、危機管理には三つのステージがあります。</p>

<ol>
<li><b>防止</b>：事故や失敗を防ぐのが、まず最初のステージ。
<li><b>対処</b>：事故・失敗が起こってしまったら、迅速に対処。
<li><b>処理</b>：事態が落ち着いたら、事後処理。
</ol>
<br /><br />
<p>　大切なことは、それぞれのステージに適した形で危機管理をすること。防止ステージでは防止に努め、緊急事態が起こればパチンと対処モードに切り替わり、緊急事態を脱したら事後処理モードにスイッチする。当たり前といえば当たり前ですが、これが案外難しいようです。</p>

<p>　ちなみにアウトドアツアーの場合、現場のガイドにとっては大切なのは第1ステージの事故防止と第2ステージの緊急事態対処で、第3ステージはどちらかというと内勤のホワイトカラーが主に担当するという感じになってくるでしょう。</p>
<br /><br />

<h3>■　何が日本人の危機管理の弱点か？　其の壱　■</h3>

<p>　弱点は色々あるとは思うんですが、まず最初にとりあげたいのが、「日本人は、予防ステージから対処ステージへの切り替えがうまくいかない」という点です。</p>

<p>　自動車にたとえましょう。<br />
　防止の装備はグリップの良いタイヤ、見通しの良いボディデザイン、アンチロックブレーキなどです。事故を起こさないようにするには、こういう「自動車を安全に走らせる装備」が必要です。</p>

<p>　対処の装備は、シートベルト、サイドインパクトバー、エアバッグなどです。ぶつかった時に身体をダメージから守ってくれる頼もしい装備ですね。</p>

<p>　日本人を車にたとえれば、グリップの良いタイヤと高性能アンチロックブレーキを装備してるけど、シートベルトもエアバッグもサイドインパクトバーもついてない「ぶつかったら即死間違いなしの自動車」のようなものかもしれません。</p>

<p>　たとえばアメリカは銃大国、犯罪大国ですから、あの国の人はNZの街中で自動車のバックファイヤーの音を聞いても、すかさず身を低くしようとします。談笑しながら歩いていたのに、「パンッ！」という音と同時に身を低くする対処アクションをとるのは、日本人にはなかなか真似のできない行動です。</p>
<br /><br />

<h3>■　弱点其の壱は、克服できるか？　■</h3>

<p>　原因はたいへんシンプルです。訓練不足です。対処行動は、訓練でしか身につきません。</p>

<p>　分かりやすい例をあげれば消防士や警察官や救急隊員なんかがやってる消火活動、逮捕、レスキューアクションなどが、典型的な対処行動です。アウトドアガイドのレスキューもしかり。こういうのは生まれつきできるもんじゃありません（いや、できちゃう天才も、きっとどこかにいるんでしょうけど）。</p>

<p>　訓練をすれば、もちろん技術が身につきます。<br />
　でももっと大切なことは、瞬時に対処モードに<b>頭が切り替わる</b>ようになる、ということです。この脳みそのスイッチングが、とてもとても大事なとこです。</p>

<p>　ところが一般的な日本人は、事故を想定した「積極的な予防」ではなく、事故を避けておけばもう大丈夫という「消極的な予防」にかたよる傾向が強いようです。<br />
　なんでもかんでもとにかく避けようとしていれば、確かに事故率は下がります。ですから僕は「必ずしも予防は弱くない」と書きました。</p>

<p>　ところがこの方法には大きな欠点があります。<br />
　まず第一に、「万が一の事故を想定する」という発想が欠落しがちなこと。避けておけばそれで大丈夫と安心してしまいがちなのです。<br />
　ですから事故が起こってしまうと、脳みそが切り替わらずに呆然としてしまいがちです。</p>

<p>　そして第二に、とにかく避けよう避けようとし続ける結果、危険を見抜く目が育たず、安全ボケ、平和ボケになってしまうこと。この「危険を見抜く目」というのは、危機管理にとって最も大切な基本テクニックなので、そこが弱いとどうしても屋台骨の弱い危機管理になってしまいます。<br />
　どちらにしても、結果として事故遭遇時に「対処モード」に切り替えができない人間が出来上がってしまいます。</p>

<p>　というわけで、比較的に簡単に克服できます。避けてれば大丈夫などと思わずに、事故や失敗に備えた訓練を増やせば良いんです。</p>

<p>　一般の人は警官や消防士ほど極端な対処アクションを身につける必要はないかもしれませんが、少なくとも火事や地震のときに避難ができるとか、怪我人急病人がでればファーストエイド（応急処置）ができるくらいのことは、万人が心得ておくべきです。子供が怪我したとき、お母さんがパニックになってかえって処置が遅れるなんて話は、そこら中に転がってます。つまり、やっぱり訓練が必要なんです。</p>

<p>　ガイドにはもちろん相当な訓練が必要なのはいうまでもありませんね。街中の観光ガイドでもファーストエイドや避難の技術は必要ですし、アウトドアガイドともなればレスキュー隊員に準ずるくらいのレベルが要求されるでしょう。</p>

<p>　実際、危機管理が強いとされている国民は、こうした訓練の機会が多いんです。<br />
　たとえばNZの場合、ファーストエイドの受講率が日本と比べると桁違いで、それがそのまま危機管理意識や技術の高さに直結している印象を受けます。実はファーストエイド講習の内容そのものも、日本とNZでは天と地ほどの差もあるんですが、これはまた後日に回しましょう。</p>

<p>　ともかく訓練をして、「対処モード」に頭を切り替える癖をつけることですね。<br />
　そうすれば、予防モードの方もただただ避けてればいいという進歩の望めない方法ではなく、積極的に予防策をたてて立ち向かう方法を採れるようになります。一挙両得。</p>
<br /><br />

<a name="incident_report"></a>
<h3>■　何が日本人の危機管理の弱点か？　其の弐　■</h3>

<p>　これまた前回書きましたが、日本は叱る文化ですから、失敗や事故はついつい隠そうとする心理が、とても強く働きがちです。<br />
　かくいう僕だって30歳まで日本で育ちましたから、失敗を隠そうという心理がついつい働いてしまい、苦笑いすることがいまだにあります。三つ子の魂百までとはいいますが、なるほどこりゃ厄介だわぃと。</p>

<p>　主に第三のステージ「処理」でやるべきことですが、事故はきちんとインシデントレポートにまとめて再発防止に役立てなくちゃいけません。そうしないと「せっかくの事故」が浮かばれません。</p>

<p>　ところが事故隠しが多いんですね、日本は。どっかの自動車会社もリコール隠ししまくってました。やれ恐ろしい。つい先日は尼崎脱線事故の報告書漏えい問題で国土交通相がJR西日本に改善策報告命令を下しました。<br />
　こういうことが起こるたびにマスコミはさんざん叩きますけど、そのマスコミ各社だってどうだか分かったもんじゃありませんし、テレビの前で憤慨してたお父さんだって、いざ自分の会社で事故が起これば隠蔽工作に奔走する（させられる）かもしれません。個人レベルで考えると、誰でも失敗や事故は隠そうとします。誰にとっても他人事じゃないですよね。</p>

<p>　実際に日本アウトドア界の事故隠しの話は、僕の耳にときどき入ってきます。なぜ隠してる話が、NZにまで聞こえてくるんだと不思議でしょ？　僕も不思議なんですが、有名ショップ、有名ガイドが一所懸命隠してる事故の話が、漏れ聞こえてきたりするんですよ。隠しきれるもんじゃないんでしょうね。</p>

<p>　ダメですねぇ。隠してると、再発しますよ。自分が起こさなくても、他人が同じような事故起こしますってば。</p>
<br /><br />

<h3>■　弱点其の弐は、克服できるか？　■</h3>

<p>　弱点其の壱は、訓練で克服できます。比較的簡単です。<br />
　それに比べると、事故隠し、失敗隠しは、もっと根深い日本人の習性のようなものに根ざしていて、少し厄介だなというのが正直なところです。</p>

<p>　この問題にはですね、とにかく、畑村洋太郎先生の<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062747596?ie=UTF8&tag=ryuslogboo-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4062747596">『失敗学のすすめ』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ryuslogboo-22&l=as2&o=9&a=4062747596" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />をご一読されることを、強く強く強く強くお薦めいたします。</p>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">研究発表vol.5</a>でちょっとふれましたが、実は畑村先生が失敗学を世に問い始めたのとほぼ同時期に、僕自身も日本シーカヤック界にインシデントレポートのシステムを紹介し、おそらく日本初、世界でもほとんど例のなかったオンライン・インシデントレポートBBSの起ち上げに関わりました。<br />
　でも海外からの無差別スパム攻撃に屈してあっさりと閉鎖に追い込まれてしまったのは残念でした。きちんとしたフィルターシステムを装備していなかったという、IT危機管理技術の未熟さが致命傷になったのですから、危機管理のシステムとしてはお笑いですね。</p>

<p>　ただあのBBSの影響は多少日本のカヤック界に残っているようで、独自に似たようなことを続けて下さってる方は何人かいらっしゃるようです。</p>

<p>　ま、僕のインシデントレポートシステムの失敗談はともかく、その間に畑村先生の失敗学は非常によく発展したようです。非常に参考になりますので、ぜひぜひ読んでみてください。<br />
　弱点其の弐が克服できるかどうかは、一人でも多くの国民がこの名著に目を通し、事故や失敗を隠すバカバカしさを痛感しないと始まらないと感じています。</p>

<p>　ちなみに畑村先生は実名入りのインシデントレポートの大切さを強調されてますが、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">研究発表vol.5</a>でご紹介した<a href="http://www.seakayak.jp/case_study/" target="_blank">初心者シーカヤッカーへの道「CASE STUDY WORKSHOP」</a>は逆に、誰も傷つけない匿名のシステムを究極まで推し進めた形の仮想事例のインシデントレポートというアイディアです。<br />
　僕にとっては両方ともなるほどとうならされるものがあります。このほかにもいろいろやり方はまだまだあるんだろうなと感じていますが、どちらにしてもこうして事故を今後の再発防止に役立てようという機運が高まっているのはすばらしいことですね。</p>
<br /><br />

<h3>■　何が日本人の危機管理の弱点か？　其の参　■</h3>

<p>　事故現場でサッと対処アクションが起こせないという問題には、別の要因もありそうです。</p>

<p>　日本人だけの弱点ではないんですが、人間には<a href="http://www.google.co.jp/search?q=%E6%AD%A3%E5%B8%B8%E6%80%A7%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9&sourceid=navclient-ff&ie=UTF-8&rlz=1B3GGGL_jaNZ273NZ273&aq=t" target="_blank">「正常性バイアス」</a>という困った現象が起こります。バイアスというのは心理学で偏見とか先入観を意味する言葉です。正常性バイアスもその一つですが、目の前で起こっている緊急事態、異常事態を、正常なものとして脳が処理してしまうという恐ろしいエラーです。</p>

<p>　えっと、一概に困った現象とかエラーとかって決めつけると、ちょっと語弊がありますね。普段はこれのおかげで、社会生活がスムーズに送れてるわけですから。</p>

<p>　でも緊急時に正常性バイアスが起こると、例えば燃えさかる地下鉄駅に通勤サラリーマンが普段通りノコノコおりていって焼け死んだりするわけです（1987年11月18日のロンドン地下鉄駅火災）。<br />
　記憶に新しいところで昨年6月の秋葉原通り魔事件でも、「次々とただ人が倒れていくだけで誰も悲鳴を上げず」という証言が報道されてました（<a href="http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=IrqS_q_8C1I" target="_blank">YouTube「アキバ通り魔逮捕映像」</a>）。</p>

<p>　緊急時に大パニックが起こるというのは小説や映画では定番ですが、サバイバル研究者によりますと、実際にパニックを起こして事態を悪化させる人、たとえばホラー映画なんかだと、息を潜めて怪物が通り過ぎるのを待ってるときに、いきなり悲鳴を上げてしまうタイプの登場人物が欠かせませんが、こういう人の割合は実はたった10%だそうです。<br />
　大多数の80%の人は、正常性バイアスを起こして普通に振る舞ってしまい、その結果被災するケースが多いようです。つまり怪物が現れても、そのまま逃げも隠れもせず、悲鳴も上げず、怪物に造作なくやられてしまうというわけで、このまま映画にしたっておもしろくも何ともありません。</p>

<p>　さらに、これに似た「多数派同調バイアス」というものがあります。これは読んで字の通り、まわりを見て他の人と同じ事をしておこうとする傾向のことで、他の国民に比べて日本人には顕著です。昔ビートたけしのギャグ「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ってのが大流行しましたが、まさにこれが日本人の体質を象徴する好例です。</p>

<p>　<a href="http://www.bo-sai.co.jp/bias.htm" target="_blank">防災システム研究所「防災・危機管理心理学」</a>では、この二つを「非常呪縛」という言葉でまとめています。他の国の人はいざしらず、日本人の危機管理を考える際は、この二つをまとめてセットにしてしまうのは非常に有効で面白い考え方だと思います。<br />
　先ほど正常性バイアス率は80%という研究結果をあげましたが、日本人の非常呪縛率はもっと高いでしょう（残念ながらデータを見つけられませんでしたが）。</p>

<p>　つまり、正常性バイアスは起こすが多数派同調バイアスは起こしにくい個人判断力の発達した国民に比べると、合わせ技の非常呪縛を起こしやすい日本人は、災害時、事故時に不利なわけです。</p>

<p>　と、ここまでは単なる理論の話なんですが、実際に一万人近い各国からのお客様をながめていますと、やっぱり日本人にはそういう傾向があるなと実感しています。あくまでも個人的な印象ですが、日本人の非常呪縛率は9割以上じゃないだろうかと感じてます。つまり「ヤバイッ！」っていう状況になったときに、自分で判断して一人でサッとアクションに移れる人は、日本人の場合はわずか数%じゃないかな、と思うわけです。</p>
<br /><br />

<h3>■　弱点其の参は、克服できるか？　■</h3>

<p>　できます。これも其の壱と同じく、訓練です。</p>

<p>　考えてみてください。アウトドアガイド、警察官、消防士、あるいは軍や自衛隊の隊員だって、新人の頃は8割が正常性バイアスを起こすタイプだったはずです。<br />
　でも実際の消火活動の場で正常性バイアスを起こして立ち尽くす消防士が8割もいますか？　いません。<br />
　最前線で1割がパニック、8割が正常性バイアスを起こすような部隊は、一瞬で全滅すること間違いなしです。</p>

<p>　やっぱり訓練なんです。さきほど「其の壱は克服できるか？」のところで、頭を対処モードに切り替えるのが大切と書きましたけど、別の言い方をすれば、ようするに正常性バイアスを起こさないようにするために、日々の訓練が有効だってことなんです。極端な言い方をすれば、技術を身につけるのは副次的な目的です。</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>危機管理は、三つのステージでできています。
<li>ガイドが主に担当するのは、最初の二つのステージ「予防」と「対処」です。
<li>日本人は、「消極的な予防」が得意です。
<li>日本人は、「予防」から「対処」への切り替えが苦手です。
<li>日本人は、事故や失敗を隠そうとしがちです。
<li>訓練の主眼は、非常呪縛を起こさないための脳トレです。
<li>僕も、自分のアウトドアインシデントレポートBBSの失敗を隠しておきたいです......（泣）
</ol>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　さて、次回はどうしましょうかねぇ。まだ時差ボケで頭がハッキリしてません。ゴメンナサイ、今回は次号予告なし、次回フタを開けてのお楽しみ、ってことにさせてください。<br />
　したがいまして、宿題もなしです。</p>

<p>　もちろん<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部まで自主的に研究レポートをお寄せいただく</a>のは、いつでも大歓迎です。研究にご協力を！</p>

<p>　ではまた！</p>
<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>

<p>【ガイド小噺こぼればなし　其の五】</p>
<p>　アタシの縄張り<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000189.php#hollywood">エイベルタズマン国立公園</a>にゃ、年に何度かシャチが回遊してくるんですよ。えぇ、シャチです。すごいでしょ？　アタシも何度か遭遇しましたよ。一度なんて立派なオスがアタシのカヤックの真下をくぐりましてね、背びれのてっぺんがカヤックの底をこするかってくらいで、あのときはスレッカラシのアウトドアガイドでも、さすがに感激のふるえがしばらく止まりませんでした。機転を利かせてひっくり返ってりゃ、背びれにさわれたんですがねぇ、惜しいことをしやした。</p>

<p>　エイベルタズマン国立公園は、オットセイのコロニーでもあります。<br />
　とくれば、皆さんの頭にゃ自然ドキュメンタリー番組でみた、シャチがアザラシやアシカなんかを襲う豪快な映像が浮かぶわけですね。</p>

<p>　でも違うんですよ。エイベルタズマン国立公園に来るシャチは、オットセイには見向きもせず、ひたすらエイを追いかけるんです。</p>

<p>　聞くところによりますとですね、シャチは地域によって固有の食文化を発達させてるんだそうです。平たくいいますと、国によって食い物が違うんだとか。人間の話じゃないですよ、シャチです、シャチ。<br />
　ちゃんと確認しないままに聞きかじりの話を書いてるんで、ウソだったらご勘弁願いたいんですが、おなじみのアザラシを襲うのは北欧シャチだそうです。これが北米に行くとシャケが好物なんだとか。</p>

<p>　おもしろいもんですねぇ。<br />
　っつーことは、こういう別文化のシャチ同士って、やっぱり言葉が違って話が通じなかったりするんですかね？<br />
　「げっ！　カーチャン、あいつらオットセイ食ってるよ！　きっしょーっ！」<br />
　「こら、指さすんじゃありません。あのシャチたちは野蛮なんだから、襲われるわよ。それよりほら、エイヒレを残すんじゃありません。日本人に持って行かれちゃうわよ」<br />
　ってか？</p>
<br /><br />


<h3>■　参考文献　■</h3>

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=ryuslogboo-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4062747596&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
<br /><br />
<br />]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>ガイドの一般教養講座　研究発表vol.9：危機管理の話に入る前に</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000303.php" />
    <id>tag:e4.gofield.com,2009:/theme//17.303</id>

    <published>2009-09-10T10:16:14Z</published>
    <updated>2009-09-10T10:10:49Z</updated>

    <summary>日本で危機管理の話をしようとすると、なぁ～んだか通じないことが多いんです。下手すると、相手が不機嫌になっちゃったり。僕ってたしか、英語よりは日本語の方が得意なはずなんですが、なぜ......？？？　しばらく悩みました。考えました。</summary>
    <author>
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        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文＆写真：リュウ・タカハシ<br />イラスト：Ryoko<br />2009年9月10日</p>
<br />
<br />
<h3>■　来週末から　■</h3>

<p>　久しぶりの日本です。例によっていくつか仕事をこなさなきゃいけないので、その準備に大忙し。</p>

<p>　8歳のノートPCはほぼご臨終なので、新調しました。先週月曜に注文し、週末にセッティングするつもりだったのに、手違いがあって届いたのが今週月曜。平日に500GBのHDDのパーティション切り直しをはじめるという不穏なスタートです。<br />
　そしたら案の定、USキーボードが日本語キーボードと認識されるおなじみのエラー。さらにPDFファイルの日本語が文字化け。<br />
　こりゃあちこちいじるよりVistaにアップグレードした方が早いかもと思ってやってみたら、Vistaでも同じでガッカリ。これで一日完全につぶれちゃいました。<br />
　だったらXPに戻してやるわいと翌朝インストールし直したら、キーボードの問題はなぜか解決。PDFはダメでしたけど、まぁ入力に問題がなきゃそれでいいやと、ようやくセッティングを開始したのが昨日の昼過ぎ。こんなことしてる場合じゃないのに......。</p>
<p>　新しいPCのセットアップ、大嫌いです......。二日で四回もOSのインストールするのは、もうイヤだ。</p>
<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL009_001install.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL009_001install.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="335" width="480" /></span>
<br /><br />

<h3>■　さて、どうやってはじめようか？　■</h3>

<p>　新しい場で危機管理の話を切り出すときは、いつも「どういう切り口ではじめようか？」と思い悩みます。</p>

<p>　来月の頭に、某県商工会議所青年部の研修会で、危機管理の話をさせていただくことになってます。初のビジネスマン向け講習なので、あーでもないこーでもないとプレゼン資料を書いたり消したりの毎日です。</p>

<p>　そしてその翌日は、来年開催される<a href="http://setouchi-artfest.jp/" target="_blank">瀬戸内国際芸術祭2010</a>のガイド予備軍対象の<a href="http://www.archipelago.or.jp/project/2009/08/post-4.html" target="_blank">ガイディング入門講座</a>。ここでも少し違う角度で危機管理を扱うので、やっぱり書いたり消したり。</p>

<p>　カヤックの仕事も二本入ってて、それぞれ僕にとっては未知のフィールドなので、危機管理マニュアルも整備しておかなきゃいけません。</p>

<p>　さらにこの講座と、一度に五つの危機管理原稿をかかえてる始末です。きっと前世の行いが悪かった報いなんでしょうが、頭がこんがらがって訳わからなくなってきてます。</p>

<p>　で、悩んだ結果、この講座は危機管理本題というよりも、それ以前の話から入ることにしました。というわけで、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000277.php">前回の予告</a>では日本人の弱点についてって書きましたが、変更しました。ゴメンナサイ。</p>
<br /><br />

<h3>■　日本人には通じにくい　■</h3>

<p>　悩むのには、理由があります。<br />
　僕はニュージーランド（NZ）のカヤックガイドにも危機管理を教えてましたが、彼らが相手だとシンプルです。「事故を防ぐノウハウ」と「事故に対処するノウハウ」を実践的に教えるだけのことで、それ以上でもそれ以下でもありません。<br />
　極端なたとえをすれば、「失敗しない料理のコツ50」とか「失敗した料理をレスキューする10の知恵」なんてのと大差ありません。知ってるとちょっとだけ得するお役立ちノウハウですね。あえて違いをあげるなら、危機管理はもっと体系的だってことくらいでしょうか。<br />
　ってなわけで、NZでは悩む必要なんて皆無です。</p>

<p>　ところが......。<br />
　日本で危機管理の話をしようとすると、なぁ～んだか通じないことが多いんです。下手すると、相手が不機嫌になっちゃったり。<br />
　僕ってたしか、英語よりは日本語の方が得意なはずなんですが......？？？</p>

<p>　しばらく悩み、考えました。で、ようやく分かってきました。<br />　通じないというよりも、危機管理という言葉にあまり良い印象を持っていなくて、話を聞きたくない人が少なくないらしいんです。<br />
　彼らにとっては、危機管理って言葉のまわりに、別の悪いイメージが色々とからみついてるようです。不気味なツタがビッシリからんだ幽霊屋敷のような洋館、といったところでしょうか。
　ツタを取り払えば、明るく小綺麗で住み心地のいい家が出てくるんですが。</p>

<p>　そのツタの正体を僕なりに考察してみました。</p>
<br /><br />

<h3>■　ツタの正体其の壱：風評　■</h3>

<p>　算数が大好きな太郎クンが有名中学に入学しました。中学の数学も楽しいです。でもクラスメートはみんな超優秀で、彼の成績はいつもビリ。まもなく太郎クンは数学嫌いになりました。</p>

<p>　「日本人は危機管理が弱い」っていう不名誉な風評、いつ誰がいいだしたんだか知りませんが、長年こういわれてれば、そりゃ危機管理って言葉も嫌いになりますよね。</p>

<p>　ちなみに、僕は必ずしも日本人は危機管理が弱いとは思ってません。詳しくは後述しますが「予防」のステージだけなら、日本人だってけっこう良い線いくんじゃないかとも思ってます。</p>

<p>　ま、とにかく、ツタの正体の一つ目は、この風評です。</p>
<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL009_002bully.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL009_002bully.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="340" width="480" /></span>
<br /><br />

<h3>■　ツタの正体其の弐：文化背景　■</h3>

<p>　でも外国のせいだけじゃなさそうです。<br />
　NZは褒める文化で、日本は叱る文化です。それぞれ一長一短で、単純に優劣は決められませんが、危機管理に対する態度にも大きく差が出ます。</p>

<p>　褒める文化では、失敗は「学びのチャンス」です。また失敗は他人事ではなく、明日は我が身です。ですから他人の失敗に比較的寛容で、危機管理には熱心なお国柄になるようです。</p>

<p>　片や叱る文化では、失敗は許されません、当然叱られます。つまり失敗や事故は聞くだけで忌まわしい言葉で、危機管理なんて言葉はモッテノホカ、なのかもしれません。</p>

<p>　これが二つ目のツタ。</p>
<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL009_003harakiri.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL009_003harakiri.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="340" width="480" /></span>
<br /><br />

<h3>■　ツタの正体其の参：混同　■</h3>

<p>　ワイドショーで、スキー場雪崩遭難事故のレポートがはじまりました。立ち入り禁止区域で起った雪崩に、危険を承知で滑っていたスノーボーダーが巻き込まれ、現在レスキュー隊が捜索中なんだとか。<br />
　するとエセ文化人のコメンテーターがえらそうな口調で、<br />
「そんな連中、自己責任なんだから、放っておきゃいいでしょう。レスキューして無駄金使うことはないですよ！」<br />
と一喝。スタジオ中が、「そうだ、そうだ」とうなずく。</p>

<p>　おなじみですよね。特に話が通じないのは、こういう人種です。<br />
　「自己責任だから放っておけ、レスキュー不要だ」ってセリフ、二重、三重に変です。まったくとんでもないったらありゃしない。</p>

<p>　注意しても子供は走り回りつづけ、けっきょく転んで泣き、そこに駆け寄ろうとした母親に、父親が、<br />
「ほらバチがあたった。自業自得だから放っておきなさい、母さん」<br />
と一喝。<br />
　こりゃ納得いきます。<br />
　でも同じことを、雪崩で埋まった人に言いますか？？？</p>

<p>　しかも、自己責任と自業自得って、ホントはぜんぜん違う言葉です。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%AC%E4%BB%BB#.E8.87.AA.E5.B7.B1.E8.B2.AC.E4.BB.BB" target="_blank">Wikipedia</a>にかなり詳しく出てますが、すごく乱暴にまとめると、「自己責任」ってのは「自分で責任をとる」っていう意味の法律用語であって、「オマエは自業自得だから、手を貸してやらない」って意味じゃありません。</p>

<p>　「自己責任」のスノーボーダーが雪に埋まってるんだったら、なおさら救出すべきです。だって埋まってる人に責任をとる能力なんてないんですから、助け出してきて、金を払わせ、説明させ、謝罪させ、この先ずっと事故再発防止運動に関わらせればいいんです。これぞ自己責任。放っておいて殺してしまうんじゃ、逆に責任を免除してやってるようなもんじゃないですか？</p>

<p>　それ以前に、レスキューすなわち危機管理の決定事項に、そもそもなんで自己責任の話題が出てくるんです？　無関係です。苦しんでる人がいたら、自業自得だろうと自己責任だろうと悪人だろうと外国人だろうと貧乏人だろうと、助けるのが当たり前です。危機管理は、万人に平等です。<br />
　上記のように責任論は、レスキューが終わってからやるべきことで、順番がアベコベです。</p>

<p>　さらに最近はなにごとも自己責任でやりましょう、っていう風潮です。なのに返す刀で、「自己責任で事故を起こしたら、助けてやらないよ」っていうんじゃ、思いっきり矛盾してます。これで自己責任意識と危機管理意識をもてっつったって、そりゃ無理ですよ。</p>

<p>　これが三つ目のツタ。あぁややこしい。</p>
<br /><br />

<h3>■　実は危機管理は単純です　■</h3>

<p>　こんな風にややこしいイメージで危機管理という言葉をとらえている人と、単なる実践的安全ノウハウという意味で使っている僕とでは、そりゃ話は通じるわけはないです。</p>

<p>　繰り返します。上記のようなイメージは、本来の危機管理とはかけはなれてます。今すぐ忘れましょう。</p>

<p>　というわけで、次回からはようやくシンプルに危機管理の話を進めていこうと思っています。</p>

<p>　ちなみに将来このガイディング研究所を英語版にするときは、今回の記事はまるごと不要ですねぇ（笑）</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>日本人は、必ずしも危機管理が弱いわけじゃありません。
<li>失敗は、成功の元です。
<li>危機管理と自己責任論は、基本的には無関係です。
<li>自業自得な人でも悪人でも、レスキューしなきゃいけません。
<li>もし相手が野人や元カヤックガイドでも、やっぱり一応レスキューしてあげてください。
<li>つまり危機管理は、知ってると人生得する便利な技です。
<li>それともひょっとして、僕の印象が悪いんでしょうか？
</ol>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　さて、次回はいよいよ危機管理の本題に入ります。<br />
　今回、日本人だって捨てたものじゃないと書きましたが、でもやっぱり危機管理の強い国に比べると、弱点はありますね。その辺も見てみましょう。</p>

<p>　というわけで、前回出した宿題をそのまま今回も出しておきます。「日本人は危機管理が弱い」といわれますが、じゃぁ具体的に何がどう弱いんだろう？ということを考えてみましょう。<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部まで回答をお寄せいただけると</a>、もっとうれしいです。研究にご協力を！</p>

<p>　ではまた！</p>
<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>

<p>【ツアー写真 #001】</p>
<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL009_omake_bikini.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL009_omake_bikini.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="320" width="480" /></span></p>

<p>　このコーナーだけを楽しみにしてくださってる女性読者の皆さん、くだらないオマケでゴメンナサイ。</p>

<p>　しかし、こういうのが毎日だったんですよねぇ。図書館でジーチャンバーチャンの相手をする今日この頃、こうしてふりかえってみると、なんともぜいたくな仕事だったんだなぁと、今さら我ながら呆れ果てております。</p>
]]>
        
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    <title>身近なフィールド「森と林」を見直す</title>
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    <published>2009-08-27T09:08:10Z</published>
    <updated>2009-12-16T09:13:15Z</updated>

    <summary>今から3年ほど前のこと。昔、アウトドアのイベントなどを一緒に行っていた友人と、久しぶりに再会した。</summary>
    <author>
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        <category term="森" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<div align="right"><div align="left"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/03_R.JPG"><img alt="03_R.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/03_R-thumb-400x300.jpg" class="mt-image-none" style="" height="300" width="400" /></a></span></div><br />文・写真: 内田一成<br /></div><br />　今から3年ほど前のこと。昔、アウトドアのイベントなどを一緒に行っていた友人と、久しぶりに再会した。<br /><br />　彼、梅木智則氏は、根っからのアウトドアズマンで、リバーカヌー、ロッククライミング、テレマークスキーとオールラウンドにこなせるオーソリティで、若い頃は「ジャングルに落ちた一滴の水の旅」（マレーシアのバラム川300kmの川下り）で95年オペル冒険大賞特別賞受賞したり、まだ草創期のアドベンチャーレースに挑戦するなど、かなり先鋭的な活動をしていた。<br /><br />「梅木さん、最近はどんなことしてるの?」<br />　と、問いかけると、<br />「じつは、今は木登り一筋なんですよ」<br />　と、意外な答えが返ってきた。<br /><br />　先鋭的なアクティビティが得意な彼の口から出て来た、「木登り」という長閑な響きの言葉が、どうもピンとこない。<br /><br />「木登りと言っても、子供の頃のように木に縋って枝を掴んで登ったり、日本の林業家がやるように職人芸のような技術で登るんじゃなくて、ロープとハーネスを使うんですよ」　<br />　ぼくの訝しそうな表情を見て、彼は言った。<br /><br />　そこで、『ツリーイング』という言葉を初めて聞いた。<br /><br />　木登りといっても、実質は高い木の枝にロープを掛け、ハーネスで宙づりになって登るロープクライミングだと、彼は説明してくれた。<br /><br />　それにしても、様々なアクティビティをこなしてきた彼が夢中になる『ツリーイング』とは、どんなものなのだろう......俄然興味が湧いてきた。そして、さっそく彼に体験会を開いてもらうことにした。<br /><br />　会場となったのは、埼玉県上尾市にある水上公園。ここは、ナラやクヌギ、カシ、桜などの大木が林を成している。その一角にロープがたくさん垂れ下がり、空中にハンモックが渡されていた。<br /><br />　さっそく、梅木氏が登り方の説明をしてくれる。<br /><br />　枝に掛けたスリーブと呼ばれる筒の中をロープが通り、そのロープの末端をもう一方に垂れたロープの途中に結びつける。すると、スリーブを支点とした細長い輪ができる。その輪にぶら下がって、ツリーイング独特のロープの結び方を使って、輪を縮めていけば、体は自然に昇っていく。言葉で説明してもなかなかイメージし難いが、これは、実際にロープにぶら下がってみると、うまく考えたものだと感心させられる。<br /><br />　ロープが直接木に触れないので、摩擦によるロープの消耗や、木へのダメージも少ない。また、枝が出た又の部分にロープを掛けるので、枝が折れる心配もない。ツリーイングは、元々、アーボリスト(樹芸士)と呼ばれる木の上で作業する技術者が、安全に効率よく作業をするために考えられたもので、高い樹上でノコギリやチェーンソーを使って剪定ができるように、安定した姿勢でロープに宙づりになっていられるよう工夫されている。<br /><br />　体をハーネスでロープに吊るし、腕力で昇っていくのではなく、フットループと呼ばれる鐙用のロープに立ち上がることで体を上に持ち上げていく。階段を上るのとほとんど同じ要領で垂直に10mも軽々と上がっていけるのだ。<br /><br />　子供の頃に木登りをしたといっても、枝伝いに昇っていけるのはせいぜい4、5m。昇っても木にしがみついていなければならないから、周囲をのんびり見渡す余裕もない。その点、ツリーイングでは、楽々とフリーで木に登る倍の高さまで達し、そこで余裕をもって景色を眺められる。さらには、樹上に渡したハンモック「ツリーモック」に移って、そこでランチを楽しむといったこともできる。<br /><br />　どこにでもありそうな街中の公園。その木に取りついて登り始めると、急に景色が変化しはじめる。普通ではあり得ない位置から周囲を見渡してみると、木の枝に止まった鳥たちが、ぼくたちが想像するのより遙かに広い世界を見ていたことがわかる。その視界の広がりが新鮮だった。<br /><br />　そして、木と一体になっていることで、風に柔軟にしなる感じや、木肌に触れたときの温もりも、今までに経験したことのない感覚で、ぼくもツリーイングというアクティビティに一回で惚れ込んでしまった。<br /><br />「とにかく、一度経験してもらえばわかりますよ」<br />　と、梅木氏は言ったが、確かに、この新鮮な驚きは体験してみないと味わえない。<br /><br />　アウトドアアクティビティというと、どうしても「大自然」へとイメージが飛躍してしまう......3000mクラスの山を縦走したり、シーカヤックで透き通った海に浮かび、無人島に上陸してキャンプしたり......。そうしたダイナミックなアウトドアアクティビティももちろん素晴らしいけれど、ふと、身の回りを見渡せば、林や森がそこら中にある。何しろ、日本の国土の約70％は森林で、街中にも木々が多い。今まで、アウトドアアクティビティの対象としてなどまったく考えていなかったそんな森や林に目が行くようになると、日本が非常に自然に恵まれた国であることが、あらためて感じられる。<br /><br />　3年前のこの体験会をきっかけとして、梅木氏がツリーイングに魅かれていったのと同じように、ぼくも、木と向き合って、木に触れる体験を深めれば深めるほど、このアクティビティの魅力と、森や林というフィールドの魅力に取り憑かれていった。<br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/01_R.JPG"><img alt="01_R.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/01_R-thumb-400x300.jpg" class="mt-image-none" style="" height="300" width="400" /></a></span><br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/02_R.JPG"><img alt="02_R.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/02_R-thumb-300x400.jpg" class="mt-image-none" style="" height="400" width="300" /></a></span><br />**3年前の春、初めて「ツリーイング」を体験する**<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/RIMG1865.JPG"><img alt="RIMG1865.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/RIMG1865-thumb-400x300.jpg" class="mt-image-none" style="" height="300" width="400" /></a></span><br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/04_R.JPG"><img alt="04_R.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/04_R-thumb-400x300.jpg" class="mt-image-none" style="" height="300" width="400" /></a></span><br />**月並みに思っていた公園の景色が、ほんのわずか7、8m登っただけで、別の世界に変わることに感動する**<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/07_R.JPG"><img alt="07_R.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/07_R-thumb-300x446.jpg" class="mt-image-none" style="" height="446" width="300" /></a></span><br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/08_R.JPG"><img alt="08_R.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/08_R-thumb-300x446.jpg" class="mt-image-none" style="" height="446" width="300" /></a></span><br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://e4.gofield.com/theme/12_R.JPG"><img alt="12_R.JPG" src="http://e4.gofield.com/theme/assets_c/2009/08/12_R-thumb-300x447.jpg" class="mt-image-none" style="" height="447" width="300" /></a></span><br /><br /><div><a href="http://e4.gofield.com/niofes/"><b>■仁尾フェスティバルで「ツリーイングワークショップ」開催します!!■</b></a><br />e4プロジェクトと香川のシーカヤックアウトフィッター「フリークラウド」が共同で開催する『仁尾フェスティバル』。ここで、ツリーイングワークショップを開催します。<br />仁尾の沖に浮かぶ無人島「蔦島」に渡り、島の木に登って瀬戸内海を見渡します。シーカヤックツアーと組み合わせてもよし、渡船で島に上陸して、のんびりゆったり樹上で過ごすのもよし。身近な自然で異次元体験......あなたもしてみませんか?<br /></div>]]>
        
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    <title>ガイドの一般教養講座　研究発表vol.8：サービスとホスピタリティ　その3</title>
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    <published>2009-08-12T19:37:32Z</published>
    <updated>2010-03-14T04:42:53Z</updated>

    <summary>前々回でサービスとホスピタリティの通説に意義をとなえ、前回は当講座流の定義をご紹介しました。長い道のりでした。でも僕の古巣では、実のところ、サービスとホスピタリティの二つの言葉はほとんど使われてません。</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文＆コラージュ：リュウ・タカハシ<br />イラスト：Ryoko<br />2009年8月13日</p>
<br />
<p>　こんにちは、研究員のリュウです。</p>

<p>　そろそろ暖かくなってきました、いやぁ春だぁ、気持ちいいなぁ。<br />
　なんて書くと、猛暑のジャパンから焼け石が飛んできそうですが、ホントに気持ちが良いんだから仕方ありません（って、火に油を注いでみる）。</p>

<p>　日本とニュージーランド（NZ）は季節が反対ですが、ちょうど半年ずれるわけじゃないのが面白いとこ。こちらの一番暑い月は1月で寒いのが7月。日本は8月と2月ですから、7カ月（あるいは5カ月）ずれる計算です。なぜでしょう？</p>
<br />
<br />


<h3>■　ちゃぶ台は、なんのためにあるのか？　■</h3>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000243.php">前々回</a>でサービスとホスピタリティの通説に意義をとなえ、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000255.php">前回</a>は当講座流の定義をご紹介しました。長い道のりでした。</p>

<p>　で、三回目の今回は、いきなりちゃぶ台をひっくりかえしちゃいます。スミマセン。そう、ちゃぶ台はひっくり返されるために存在しているのです。リュウ・星一徹・タカハシに改名しようかな。</p>
<br /><br />

<h3>■　カスタマーケア　■</h3>

<p>　僕の古巣では、実のところ、サービスとホスピタリティの二つの言葉はほとんど使われてません。僕の元同僚たちにきいても、この二つの言葉の定義を言えるヤツなんてまずいないと思います。<br />
　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000189.php#hollywood">エイベルタズマン国立公園</a>の他のアウトフィッターはもとより、NZのアウトドアツーリズム界なら、おそらくどこも大同小異だと思います。<br />
　ほぉら、ちゃぶ台がひっくり返りましたよ。</p>

<p>　じゃぁ僕らが接客をどう呼ぶかといいますと、カスタマーケアです。<br />
　前々回のオマケにちらりと書きましたが、僕の古巣は春のスタッフトレーニングのメニューの一つとして、フライトアテンダント訓練官を招いて接客訓練もやってました（経営者が変わったので、今はやってません）。つまり僕もスチュワーデスさん達と同じ訓練を何度も受けてるんです、エッヘン。って、それはどうでもいいんですが、その授業の名前もやっぱり「カスタマーケアトレーニング」でした。</p>

<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL008_001ryuma.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL008_001ryuma.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="341" width="480" /></span>
<br /><br />

<p>　なぜサービスやホスピタリティかを使わないかというと、<br />
「なにぃ、サービスとホスピタリティの違いだぁ？　しゃらくせぇや、んなこと知ったことかっ！　お客様満足させりゃいいんだろうが、つべこべいってやがると、尻小玉引っこ抜くぞ、べらぼぉめぇっ！」<br />
ってなとこじゃないかと思います。<p>

<p>　翻訳すると、<br />
「現場で接客するときには、サービスとホスピタリティを区別する意味なんかない。一所懸命接客して、お客様に喜んでいただければそれでいいのだ」<br />
って意味です。</p>

<p>　これ、現場でお客様に接している人間の本音です。<br />
　ですからそういう区別を意識しないで気軽に使える一般用語カスタマーケアが多用されるんだと思います。僕自身も、この言葉が一番シックリきます。</p>

<p>　さらに大事なことは、<b>危機管理</b>の存在です。現場で大切な二本の柱は「危機管理とカスタマーケア」です。それに対して「サービスとホスピタリティ」なんてのは、二本柱どころか、どっちがどっちでもぜんぜん構わないような些末なんです。ですから両方をまとめたカスタマーケアという言葉の方が便利なんですね。</p>

<p>　ちなみにカスタマーケアを和訳すれば、「接客」でしょうね。ホントに何気ない言葉です。</p>
<br /><br />

<h3>■　違う立場で　■</h3>

<p>　サービスとホスピタリティを定義してきちんと区別する必要があるのは、現場で接客している人間（＝ガイド）じゃなくて、もう少し上のレベルの役職、たとえば商品開発、顧客満足管理、ガイド統括なんかの仕事をしている内勤のホワイトカラーじゃないかと思います。</p>

<p>　日本の場合は、アウトドアツアーを運行しているのは家族経営レベルの小企業がほとんどでしょうから、現場に出るガイド業と、内勤ホワイトカラーを兼ねる人が多いのが現実だと思います。というわけで、ついでにそのレベルからみたサービスとホスピタリティも定義しておきましょう。現場のガイド業しかやらないって人には、あまり関係ないですから、飛ばしちゃってもいいです（僕も本来は現場一本槍の専業ガイドなんで、飛ばしたいとこなんすけど）。</p>
<br /><br />

<div class="block01"><p><b>【サービス】</b><br />
　商品開発の仕事。<br />
　充実したサービスには比較的費用がかさむが、金さえかければ短時間で質の向上が期待できる。つまりサービスとコストには、比較的明確な相関関係がある。<br />
<br />
　ただしマニュアル過剰は、現場の接客担当者の負担を増やして逆効果になる場合もある。</p></div>
<br /><br />

<div class="block01"><p><b>【ホスピタリティ】</b><br />
　現場の接客担当者の仕事。<br />
　個人の資質や技量におうところが大きく、統一したり短時間で充実をはかるのは困難。一般に、質の向上には時間がかかる。<br />
　その代わり職場の雰囲気改善などによって、さほど費用をかけないでレベルアップすることも可能で、サービスに比べるとコストとの相関関係は弱い。</p></div>
<br /><br />

<p>　こう考えてみると、サービス提供者側でもホスピタリティが最近もてはやされている理由が、ちょっと見えてきたような気がしませんか。高級感を演出するサービスには金がかかるが、温かい雰囲気を演出するホスピタリティなら、必ずしも金をかけなくても実現できる（かもしれない）、というわけです。</p>

<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL008_002okami_hostess.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL008_002okami_hostess.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="342" width="480" /></span>
<br /><br />

<p>　ところで面白いことに、前々回書いた「サービス＝無料 or 割引」という世間の常識って、この定義とは反対です。<br />
　確かに無料サービス、割引サービスというのは、よく使われる手法ですが、でもこれって「サービスの手段」というよりは、むしろ「マーケティングの手法」ではないか、というのが当講座の見解です。</p>
<br /><br />

<h3>■　もう一度現場レベルで　■</h3>

<p>　NZでカスタマーケアという言葉が多用されるのは、これ以外にももう一つ理由があるような気がしています。個人的な印象にすぎませんが、サービスでは意味が広すぎて曖昧、逆にホスピタリティでは意味が狭すぎて不便、と感じます。</p>

<p>　詳しくはまた後日研究しますが、接客業の中でも危機管理の比重が特に大きいアウトドアガイドの場合、温かくもてなせばそれで良いかってぇと、残念ながらそうもいきません。アメとムチを使い分けます。<br />
　そこで、ムチも含められるような、ホスピタリティより意味の広い言葉が欲しい、でもサービスだと意味が曖昧すぎる、その中間の言葉は......、という感じでカスタマーケアが定着したんじゃないかなぁと推測してます。<br />
　もしこれが正解なら、前回ご紹介した当講座の定義、英語圏でも通用するということですね。スゴイじゃん。</p>

<p>　意味の広い方から並べると、こんな感じです。</p>

<p>　<b>プロダクト</b>＞<b>サービス</b>＞<b>カスタマーケア</b>＞<b>ホスピタリティ</b></p>

<p>　当講座でも、一般的な意味では汎用性の高い「接客」または「カスタマーケア」という言葉を使い、厳密に区別する必要があるときだけ「サービス」や「ホスピタリティ」を使うことにします。</p>

<p>　ってなわけで結論。ながながと論じてきましたが、現場のガイドにとっては、サービスとホスピタリティを区別する意味はあまりありません。机上の空論、言葉遊びに近いというのが本音です。そんなことするヒマがあったら、しっかりカスタマーケアしてお客様に喜んでいただきましょう。</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li><a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000189.php#hollywood">シーカヤック界のハリウッド</a>では、接客はカスタマーケアと呼ばれています。
<li>ホワイトカラーには、サービスとホスピタリティを定義づけする意味があります。
<li>現場のガイドは、そんなこと知ったこっちゃありません。カスタマーケアに精を出しましょう。
<li>ちゃぶ台は、ひっくり返されるために存在していましたが、絶滅しかかっています。保護しましょう。
</ol>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　さて、次回の研究発表は、危機管理序章です。<br />
　危機管理ってのは本当に広く深いテーマでして、この「ガイドの一般教養講座」の中だけではとてもカバーしきれません。ですから将来的には独立した連載も考えているのですが、かといってここでふれないってわけにもいきません。できる範囲内で当講座でもとりあげていこうと思っています。</p>

<p>　「日本人は危機管理が弱い」といわれますが、じゃぁ具体的に何がどう弱いんだろう？ということを考えてみましょう。これが次回までの宿題。もちろん<a href="mailto:e4@gofield.com">編集部まで回答をお寄せいただけると</a>、もっとうれしいです。研究にご協力を！</p>

<p>　ではまた！</p>
<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>
<p><a name="name"></a>【ガイドのトリビア #003 名前の覚え方 其の弐】</p>

<p>　前々回の<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000243.php#name">「名前の覚え方　其の壱」</a>では、記憶定着にはひたすら連呼と書きました。前後しますが今回はその前段階、「まずどうやって名前を頭にいれるか？」がテーマです。</p>

<p>　お客様到着直前に、顧客名簿をチェックします。なになに、田中、佐藤、後藤、岡村、西川、平、小林の7名。<br />
　僕は今、わざと何も考えず、指まかせに七つの名前をでっち上げました。ところが順番も含めて頭に入っちゃいました。渡された名簿でも、8名以下だったら一回チラっとながめればだいたい覚えられます。ガイド脳です。</p>

<p>　世の中に記憶法は多々ありますが、ほとんどは連想を利用したものです。僕がよく使ってた「有名人に関連づける方法」をご紹介しましょう。</p>

<p>　名前を聞いた瞬間、有名人を思い浮かべてください。たとえば、田中とくれば角栄、佐藤とくれば栄作。別に麗奈と珠緒でもかまいませんし、顔がはっきり思い浮かぶなら、友人知人親戚でもOKです。<br />
　さて僕の頭の中には田中角栄、さとう珠緒、ゴクミ、ナイナイ岡村、西川のりお、平忠彦、小林まことの七人の顔が、この順番にズラリと並んだわけです。なんでそういうメンツなんだと突っこまないように。<br />
　この作業、慣れれば名前を読み流すだけとほとんど変わらない短時間でできるようになります。</p>

<p>　もし順番も覚えたい場合は、田中元首相が珠緒ちゃんに抱きつき、珠緒ちゃんがゴクミに鉄拳を入れ、ってな図を想像すれば簡単です。コツは、なるべく派手な変な場面を想像すること。田中元首相が珠緒ちゃんに話しかけ、珠緒ちゃんがゴクミに話しかけ、っていう図だと忘れます。ナイナイ岡村がのりお師匠の耳に噛みつき、かまれた師匠が平忠彦のバイクを蹴り倒す、ってな絵柄なら忘れません。<br />
　ガイドの場合、普通は順番まで覚える必要はないでしょうけど。</p>

<p>　事前にここまで準備しておけば、あとは楽勝。いよいよお客様をお迎えしたら、目の前の田中さんの顔と田中角栄の顔を無理矢理頭の中でくっつけます。これも派手な絵柄を想像した方が効果的ですね。<br />
　はい、お客様の顔と名前が瞬時に頭の中にファイリングされました。慣れればこれも一瞬の作業です。<br />
　いったん頭に入ればしめたもの。あとは連呼で記憶を定着させましょう。<br />
　さぁ練習練習。</p>

<p>　僕のお客様は9割以上が欧米人でしたが、この方法で大丈夫でした。其の壱のイラストのように、初耳の名前や発音できない名前、読めない名前に苦労したことも数え切れないほどありましたけどね。</p>

<p><b>コツ：</b><br />
　ムリしてフルネームを覚えようとしないこと。ガイドは学校の先生じゃないんですから、全員のフルネームを書ける必要はありません。<br />
　たとえば荻野さんは萩野さんと混同しがちなので、僕なら最初っからファーストネームに狙いを定めます。<br />
　先ほどの例だって、佐藤浩二、田中良子、後藤真三、岡村幸恵、西川正、平真智子、小林倫太郎の七人のフルネームを漢字ごと覚えろといわれたら、どれだけ時間かかることやら。割り切りましょう。</p>

<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL008_003papaya.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL008_003papaya.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="341" width="480" /></span>]]>
        
    </content>
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    <title>ガイドの一般教養講座　研究発表vol.7：サービスとホスピタリティ　その2</title>
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    <published>2009-07-27T07:50:32Z</published>
    <updated>2009-08-01T01:02:33Z</updated>

    <summary>最近は、サービスは古い、ホスピタリティがえらい、なんて風潮があるようです。例の奴隷起源説のせいでしょうけど、僕はこれにも反対です。両者はカバーする範囲が違う、いわば表裏一体の関係ではないでしょうか。</summary>
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        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ<br />イラスト：Ryoko<br />2009年7月27日</p>
<br />
<p>　こんにちは、研究員のリュウです。</p>

<p>　現役ガイド時代は、<br />
「休日はとことん休むっ！　筋トレなんてもってのほかっ！！」<br />
でしたが、それでも年中身体ボロボロ。</p>

<p>　引退して半年たったらやっと回復してきましたが、一年たったら逆にどうも不調。なるほど、引退したレスラーがすぐ復帰するのは、こういうことだったかと妙に納得。<br />
　さらに今年9、10月の一時帰国の際、カヤック仕事が二つほど入りそうな案配。今回は肉体労働しないつもりだったんですけどねぇ。</p>

<p>　んなわけで、10年ぶりに筋トレを軽く再開しました。筋肉いじめる楽しさを再確認してる今日この頃。やっぱりマゾなのかしらん、アタシってば？？？</p>
<br />
<br />

<h3>■　当講座流「サービスとホスピタリティの定義」　■</h3>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000243.php">前回</a>は通説に異議をとなえたとこで終わっちゃいましたが、今回は当講座の定義をご披露します。</p>

<p>　前回の最後でご紹介したページから得たヒントをふくらませたのが、以下です。</p>
<br /><br />

<div class="block01"><p><b>【サービス】</b><br />
　接客の設計図。<br />
　<b>マニュアル化可能</b>で、パンフレット、ウェブ、CM、マニュアルなどに明記できる（してある）こと。</p></div>
<br /><br />

<div class="block01"><p><b>【ホスピタリティ】</b><br />
　マニュアルなどに書ききれない、<b>現場での細かい仕上げ</b>に相当する接客技術。<br />
　</p></div>
<br /><br />

<p>　マニュアルに書かれた接客設計図は、そのままでは往々にして冷たいものです。お客様に接するとき、温かみのあるもてなしとして提供するために使われる技術がホスピタリティ、というのが当講座の定義です。</p>

<p>　ここでもう一つ定義が必要ですね。</p>
<br /><br />

<div class="block01"><p><b>【プロダクト】</b><br />
　商品。<br />
　物販業の場合は、<b>販売対象物品</b>そのもの。サービスとの区別は比較的明確。<br />
　サービス業の場合は、<b>サービス</b>と<b>純粋プロダクト</b>の二つの要素で構成されることが多い。</p></div>
<br /><br />

<p>　サービス業は、文字通りサービスそのものがプロダクトなのですが、でも業種によってはサービス以外の「何か」も商品価値をもっていることがあります。その「何か」を純粋プロダクトと呼んでみました。これ、当講座のオリジナル用語です。もし良い言葉があったら<a href="mailto:e4@gofield.com">ご教授ください</a>。<br />
　何のことだかよく分かりませんよね。詳しくは以下の例で。</p>
<br /><br />

<h3>■　たとえ（物販業）　■</h3>

<p>　ハンバーガー屋などの飲食業はサービス業に分類するのが普通ですが、この講座では「食べ物＝モノ」を売っているということで、便宜的に物販業の例として登場してもらいます。</p>

<p>　ハンバーガー屋にとっては、ハンバーガーやポテト、ジュースなどが<b>プロダクト</b>です。</p>

<p>　そして店員の、<br />
「いらっしゃいませぇ、○○○バーガーへようこそ。ご注文をおうかがいいたしまぁす。<br />
　こちらでお召し上がりですかぁ、お持ち帰りですかぁ？<br />
　お風呂が先ですかぁ、それともご飯にしますぅ？<br />
　ポテトもごいっしょにいかがですかぁ、プリンターとモデムのセットもただいまお買い得になっておりますけどぉ？」<br />
ってなマニュアル通りのセリフや笑顔は<b>サービス</b>です。<br />
　いわゆるサービスっていう言葉のイメージとはちょいと違いますが、スケジュール通りの清掃だってもちろん立派な<b>サービス</b>なわけです。</p>

<p>　ところがトイレのひどい汚れに気づいた店員が、清掃時間でもないし自分が清掃係でもないのに、こりゃイカンと掃除をしました。これは<b>ホスピタリティ</b>です。えらい。<br />
　あるいはカウンター係が上記の挨拶のあと、小さなお子さんに<br />
「僕いくつ？　四歳？　そう、お利口さんだねぇ」<br />
とニッコリすれば、これだって<b>ホスピタリティ</b>。<br />
　だからといって、<br />
「僕いくつ？　四歳？　あらぁ、お若い！　一歳にしか見えませんね！」<br />
などと口走らないでください。逆効果です。</p>

<p>　ハンバーガー屋には<b>純粋プロダクト</b>なるものは存在しませんね。</p>
<br /><br />

<h3>■　たとえ（サービス業）　■</h3>

<p>　物販業は、上記のように三者の関係がシンプルです。<br />
　ところサービス業はサービスそのものが商品ですから、もう少しややこしいです。例をみましょう。</p>

<p>　プロレスファンの元シーカヤックガイドが、血迷って現役復帰してグレート・バリア・リーフで「リュウ・カヤックス」ってな会社をたちあげようとしています（この物語はフィクションです）。<br />
　もちろんこの場合、カヤックツアーが<b>プロダクト</b>です。</p>

<p>　その<b>プロダクト</b>であるツアーを詳しくみると、「美しい珊瑚礁の海」「抜けるような青空と黄金の陽光」など、人間の力ではコントロールできないもの＝サービスではないものが含まれているわけですが、これが侮りがたいほどの商品力を持っているわけです。これを当講座では<b>純粋プロダクト</b>という造語で呼ぶことにしました。</p>

<p>　それに対して「行程の組み方」ですとか「食事」、「道具」などは企画段階で熟慮され、ツアー中もガイドが入念にコントロールする部分です。もちろんこれが<b>サービス</b>です。</p>

<p>　つまりサービス業の場合、商品＝<b>プロダクト</b>は<b>純粋プロダクト</b>と<b>サービス</b>の二つが絡みあってできているわけです。<br />
　ただ同じサービス業でも、たとえばホテルを考えてみると、人間にコントロールできない純粋プロダクトに相当する部分はほとんどありません。純粋プロダクトの比率は、業種によって差があります。</p>

<p>　さて、実際にツアーに出てみたら、その日は天候が悪く、海もにごってました。お客様ガッカリ。つまり<b>純粋プロダクトに欠陥</b>があったわけです。<br />
　こういう場合は、その場でお客様をより楽しませる方法を考え出して、必死にカバーするわけです。これは<b>ホスピタリティ</b>ですね。<br />
　これはちょっと極端な例ですが、とにかく現場で臨機応変に商品力をアップさせる（または欠点を補う）接客技術がホスピタリティです。</p>

<p>　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">研究発表vol.5</a>でご覧いただいたように、アウトドアガイドの仕事はマニュアル通りに運ぶことは珍しく、むしろ現場で突発的に対応しなきゃいけないことの連続ですから、ホスピタリティの出る幕の方が圧倒的に多いというのが実感です。</p>
<br /><br />

<h3>■　どっちがえらいの？　■</h3>

<p>　最近は、サービスは古い、ホスピタリティがえらい、なんて風潮があるようです。例の奴隷起源説のせいでしょうけど、僕はこれにも反対です。両者はカバーする範囲が違う、いわば表裏一体の関係ではないでしょうか。</p>

<p>　「リュウ・カヤックス」にもう一回登場してもらいましょう。<br />
　バタバタしてるうちに、あろうことかベジリアン用メニューのことをすっかり失念したまま、記念すべき第一回のツアーを迎えてしまった某ガイド。<br />
　こういうときこそマーフィーの法則の出番でして、フタを開けてみれば案の定ベジタリアンご一行様おこしやす。でも用意してあるのは、血の滴る高級ステーキ肉......。</p>

<p>　前項の悪天候同様これも欠陥商品ですが、前者が純粋プロダクトの欠陥だったのに対して、こちらは<b>サービスの欠陥</b>。<br />
　ガイドが現場のホスピタリティで挽回しなきゃいけないわけですが、でもステーキでベジタリアンをおもてなしってのは、いくらなんでもちょっと厳しいです。でも自業自得だから、お客様に頭コンコンされながらがんばりなさい。<br />
　でも現場に出てるのが、雇われガイドだったらこりゃまったくたまったもんじゃないですね。僕も現役時代にその手の「上のミスの尻ぬぐい」をどれだけやったことか。</p>

<p>　それはともかく、現場でホスピタリティが機能するためには、その前提としてきちんとした商品が必要なんです。<br />
　というわけでホスピタリティとサービスは表裏一体、そこに純粋プロダクトを加えれば三位一体の美しい関係、というわけです。</p>

<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL007_002trinity.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL007_002trinity.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="480" height="343" /></span>
<br /><br />

<p>　ところでつい先日、皆既日食がありましたね。皆既日食ツアーなんてあったんでしょうか？　あったんでしょうねぇ、やっぱり。それって、商品の目玉が天候に思いっきり左右される純粋プロダクトですよね。サービスやホスピタリティの入り込む余地がすごく小さいわけです。僕だったらそんな恐ろしい商品、ぜったい扱いたくないなぁ。</p>
<br /><br />

<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>サービスは接客設計図です。
<li>ホスピタリティは、現場での仕上げです。
<li>販売業のプロダクトは、商品そのものです。
<li>サービス業のプロダクトは、サービスと純粋プロダクトの二つでできてます。
<li>牛の死骸で菜食主義者をもてなすのはやめましょう。
</ol>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　まだまだ続くこのトピック、次回は「ホスピタリティとサービス　その3」です。せっかくの夏休み時期ですから、宿題はなしにしましょう。</p>

<p>　ではまた！</p>
<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>
<p>【ガイド小噺こぼればなし　其の四】</p>

<p>　しばらく世界中のお客様のお相手をしておりますとですね、ドイツ人とイギリス人とアメリカ人が一目でだいたい区別できるようになってくるんですから、自分でもキビが悪くなることがございます。<br />
　特にアタシの縄張りの<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/2009/05/29-134011.php#hollywood">エイベルタズマン国立公園</a>にアウトドアやりにいらっしゃってるお客様だったら、かなりの確率で当てられます、はい。<br />
　どうやって見分けるかって？　いろいろですな。表情も違うし、ファッションもけっこう違います。アウトドアルックなんて、万国共通だと思うでしょ？　違うんでございますよ、これが。</p>

<p>　たとえば男性の水着。アタシらがガキん頃なんざ、男は皆ビキニブリーフ型の海パンでした。今はとんとみかけませんな。絶滅してくれてよかったよ、あれは。<br />
　アタシなんざ流行遅れのオヤヂでございますから、いまだに短めではございますが、それでも一応トランクス型です。でもここ10年くらい、若い連中は膝丈の長いのをはいてるようです。日本はどうでしょう？</p>

<p>　ところがですね、まだまだいるんですよ、ピッチピッチのビキニ海パン一丁でうろうろしてる輩が。それもかなりの数！　絶滅？　とんでもございません。生ッチロい身体でモッコリで金髪ヘアのギャランドゥ＆ハミングで国立公園の景観を思いっきり破壊してくださっていただきまして、まことにありがとうございます、ってなもんでして。</p>

<p>　彼ら、ナニジンだと思います？<br />
　正解はドイツ人です。なぜなんでしょうねぇ、ピッチピチモッコリハミングさんを見かけたら、まず間違いなくドイツ人ですな。</p>

<p>　今年二月、アウトドア・レクリエーション専攻の高校生グループのキャンプツアーのインストラクターをやったんですがね、途中で奇妙奇天烈な一団に出会いました。大雨の中でバカ陽気に大騒ぎしてる、大きなバックパック背負った男性四人組なんですが、頭に月桂冠（酒じゃないですよ）、手にプラスチックのオモチャの剣、雨具は超安物の半透明ビニールポンチョ、足元はトレッキングブーツ、そしてポンチョの下に透けて見えるのは、紺色のスピード社ビキニブリーフ一丁......。Tシャツさえ着てません。クツ、ビキニ、半透明ポンチョ、以上。しかもごていねいにも全員お揃い。あえてナニジンだったかは、いいませんが。<br />
　アタシのグループにもドイツ人生徒が何人かいたんで、女の子に「なぁ～んでおたくの国ってあぁなんだ？」とたずねたら、彼女は必死に「私はドイツ人じゃないから知らん」ってな顔をしておりました。さもありなん、きいたアタシが悪かった。</p>

<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL007_003hamitaro.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL007_003hamitaro.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="480" height="346" /></span>
<br /><br />

<p>　エイベルタズマン国立公園のツーリズム各社は、「男性はスピード社ビキニ着用を禁ず」の注意書き一行をドイツ語でパンフレットに入れること検討しているとかいないとか。スピード駆除は解決の糸口さえ見えてこない難題なのでございます。</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ガイドの一般教養講座　研究発表vol.6：サービスとホスピタリティ　その1</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000243.php" />
    <id>tag:e4.gofield.com,2009:/theme//17.243</id>

    <published>2009-07-13T08:38:43Z</published>
    <updated>2009-07-19T09:21:43Z</updated>

    <summary>ちまたでよく見かけるのは、「サービス＝主従関係」、「ホスピタリティ＝対等関係」という定義。ですが単刀直入に申しあげて、これには大いに疑問ありです。</summary>
    <author>
        <name>gofield</name>
        <uri>http://e4.gofield.com/cgi-bin/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=17&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="ガイディング研究所" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://e4.gofield.com/theme/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_title_kantei.jpg" src="http://e4.gofield.com/culture/GL_title_kantei.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="600" height="289" /></span><br clear="all" /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL_GE_title01.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL_GE_title01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" width="550" height="103" /></span><br clear="all" /><p align="right">文：リュウ・タカハシ<br />イラスト：Ryoko<br />2009年7月13日</p>
<br />
<p>　おこしやす、研究員のリュウです。</p>

<p>　論文らしからぬ発表が続き、僕のあふれんばかりの無教養がいかんなく発揮されまくりの今日この頃、いかがお過ごしでしょうか？　はい、おかげさまで。</p>

<p>　と、ますます品格あふれる書き出しからはじまりましたが、今回は一味違います。アカデミック風味を通常比30%増でお届けします。</p>

<p>　あ、そうそう、<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000217.php">vol.4</a>で「ゆくゆくは月刊化」と書きましたが、編集長から<br />
<blockquote><p>最新の記事を読んでて、ぜひ続きを早く読みたい
読者代表としては頻繁な更新、あるいは、せめて隔週切望です（笑）</p></blockquote>
とのお達し。<br />
　なんだかうまくオダテられてるような気もしますが、ガイドって生き物はこういうのに弱いんっす。<br />
　了解しやした、可能な限り「オープン記念サービス隔週連載」を続けてみやす。いつまで続くやら知りやせんが。</p>
<br />
<br />
<h3>■　サービスとホスピタリティ　■</h3>

<p>　「サービス」はもう完全に日本語になってますが、最近は対抗馬の「ホスピタリティ」が伸びてきてるようです。ホンット横文字好きですねぇ。<br />
　ま、それはともかく、この二つをみかけることが多くなってきてますから、当講座でもちゃんと定義しておきましょう。</p>

<p>　ほら、定義ときました、ね、アカデミックでしょ？</p>
<br />
<br />
<h3>■　サービスの語源？　■</h3>

<p>　ちまたでよく見かける定義は、「サービス＝主従関係」、「ホスピタリティ＝対等関係」というもの。serviceの語源「奴隷」が根拠だそうです。</p>
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL006_001service_hospitality.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL006_001service_hospitality.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="343" width="480" /></span>
<br />
<br />
<p>　ですが短小突入......、もとい、単刀直入に申しあげて、これには大いに疑問あり！<br />
　だって、なぁ～んでいきなり英語の語源なんぞが出てくるんです？　英語圏だったら奴隷ってニュアンスに共通理解がありますから、たしかに説得力あるでしょう。<br />
　でも今の日本で、サービスって聞いて奴隷や主従関係を連想する人、いらっしゃいます？　いたら気味悪いなぁ。日本人だったら、むしろ割引とか無料を思い浮かべませんか？</p>

<p>　ものはついでです、英和辞典でserviceをひいてみましょう。ひきました？　面白いことに気づきませんか？　そうなんですよ、割引とか無料なんて意味はないんです。<br />
　そのかわり意外な意味が満載です。<br />
　護衛官のことをシークレットサービスって呼ぶ理由が分かりましたね。<br />
　兵役って意味知ってました？<br />
　畜産では種付け、交尾だなんて、ちょっとトリビアでしょ？　まぁアレって確かにサービスといえばサービスですかね、でもどっちがどっちにサービスしてるのかな？<br />
　などと、この単語だけでしばらくは遊べます。<br />
　じゃ、ちなみに英語で割引はどういうかというとdiscount、無料ならfree (of charge)が、たぶん一番普通の言い方だと思います。</p>

<p>　おっと教養がチョビッとあふれてしまいました。話を戻します。<br />
　ご覧の通り、サービスという言葉は、元のserviceとはかなり違う意味で定着してます。いわゆる「Engrish」とか「ジャパングリッシュ」とか呼ばれる和製英語の一種に近いようですね。<br />
　そんな言葉の定義に、いきなり元の単語の語源を持ってくるなんて、無理ありまくりのコジツケじゃないっすか？<br />
　前提がコジツケなら、「ホスピタリティ＝対等」説も成り立ちません。</p>

<p>　というわけで、この説は日本ではちょいと苦しすぎる、ってのが当講座の見解です。</p>
<br />
<br />
<h3>■　お客様は神様？　■</h3>

<p>　「でも、日本じゃ『お客様は神様です』っていうよ」</p>

<p>　確かにこれがモットーのお店はたくさんあるようですし、本気で自分を神様とカンチガイしてるアホな客もときどきいます。特に○○人と△△△△人によく見られますね（好きな国名を入れてみよう）。</p>

<p>　「だったら、やっぱサービスは主従関係じゃん」</p>

<p>　なるほど、そうきましたか。なかなかいい切り口ですね。<br />
　でも僕はそうは思いません。だって主従関係ってのは、人間関係でしょ？　主も従も「人」じゃなきゃ。<br />
　ところが「お客様は神様」ってのは神と人の関係ですから、こりゃ<b>宗教関係</b>です。</p>
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL006_002momotaro.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL006_002momotaro.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="339" width="480" /></span>
<br />
<br />
<p>　なんかRyokoが吐くまで、じゃなかった、Ryoko画伯までツッコミにくいボケをかましてくれて、どうにも収拾がつかなくなりそうな雰囲気になってまいりましたが、いやジョーダン抜きの真面目な話でも、やっぱりこれって人間関係とはちょいと違うと思うんです。<br />
　だってこういう店（業者）って、実は「客の持ってる金」に対して頭を下げてるでしょ。略さずに書けば<br />
「お客様の<b>お金</b>は神様です」<br />
です。<br />
　だから金と店員が主従関係で、客は主どころか無視されてます。レジに並んだ客だけに「いらっしゃいませ」というコンビニなんて典型例です。<br />
　こういうのは人間関係じゃなくて、<b>拝金主義</b>だと思います。人をもてなすサービスやホスピタリティとは、まったく次元の違う話ですね。</p>

<p>　ついでに逆から考えましょう。<br />
　客が本当に「神様」とか「ご主人さま」として扱われていると感じていたとしたら、なんでホスピタリティが流行るんですか？　「ていねいに扱われてない！」と感じていたからこそ、新しいコンセプトが受け入れられたんじゃないかと思うんですけど。<br />
　やっぱり神様は金だったんですよ。</p>

<p>　というわけで、この論法でもサービス主従説は崩れます。</p>

<p>　ここでまた脱線。当研究所は脱線しまくりです、シートベルトはキチンとお締めください。<br />
　この言葉はもともと歌手三波春夫氏の決めゼリフですが、おもしろいもの見つけました。</p>

<p>　◎　<a href="http://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html" target="_blank">三波春夫オフィシャルサイト「『お客様は神様です』について」</a></p>

<p>　三波氏は、ぜんぜん違うニュアンスで使ってらっしゃったようですね。<br />
　ま、言葉ってのは、一人歩きしてるうちに変身しちゃうものですからね、こればっかりは仕方ありません。</p>
<br />
<br />
<h3>■　当講座流の定義　■</h3>

<p>　じゃ、そろそろ当講座の定義にいきましょう。<br />
　まず、僕が考えをまとめるときに役立ったページをご紹介します。</p>

<p>　◎　<A HREF="http://www.jri.co.jp/consul/column/data/464-inoue.html" TARGET="jri">日本総研「挨拶の背後にあるもの　<前編>　-サービスとホスピタリティの違い-」</A></p>

<p>　サービス主従説が出てきますが、そこは軽くスルーして読みすすめると、最後の方に「あっ、なるほどっ！」ってな良いことが書いてあります。<br />
　それをヒントに独自にアレンジしたのが、以下の定義です。</p>

<p>　え？　あ、もう時間ですか？
　いやぁ、ここからが良いところだったんですけどね、残念です。次回に続く、ってヤツですね。</p>
<br />
<br />
<h3>■　今回のまとめ　■</h3>

<ol>
<li>serviceは主従関係かもしれませんが、サービスは違います。
<li>hospitalityは対等関係かもしれませんが、ホスピタリティはどうでしょう？
<li>「お客様は神様です」は拝金関係です。
<li>三波春夫氏は、草葉の陰で泣いていらっしゃるかもしれません。
<li>良いとこで「次回に続く」を繰り出す名人は梶原一騎氏でした。研究員リュウも彼に続けと、鋭意研究中です。
</ol>
<br /><br />

<h3>■　次回予告＆宿題　■</h3>

<p>　僕の芸風は、そろそろお分かりですよね。次回は今回の続き、なんてはずはありません。<br />
　その通りです、次回のテーマは「ホスピタリティとサービス　その2」といきましょう。裏をかくのが僕の芸風ですので。</p>

<p>　宿題。<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000236.php">前回の宿題</a>と同じですが、もう一回サービスとホスピタリティの定義を考えておいてください。特に前回の宿題で、主従＆対等説を書き出した人は、あらためて頭をひねりなおしてみましょう。</p>
<br /><br />

<h3>■　オマケ　■</h3>
<p><a name="name"></a>【ガイドのトリビア #002 名前の覚え方 其の壱】</p>

<p>　「お客様の名前が覚えられない。良いコツはないですか？」<br />
　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000189.php#pgw">プロガイド・ワークショップ</a>で、よく出た質問です。<br />
　<a href="http://e4.gofield.com/theme/archives/000189.php#hollywood">ハリウッド</a>の新人ガイドたちもたいていこれで悩んでましたし、最初は僕もえらく苦労しまして、確か三年目のカスタマーケア・トレーニングのときに、講師に「お客様の名前を覚えるコツを教えてください」って質問したのを覚えてます。</p>

<p>　アウトドアガイドには、「客の名前？　興味ねぇ」ってな芸風の方もいらっしゃるようですが、とんでもないっす！<br />
　まず第一に、接客業なんですからお客様の名前を覚えなきゃ失礼。ホスピタリティ以前の基本中の基本です。<br />
　第二に、アウトドアガイドは危険回避のために、とっさに「○○さん、危ない、伏せて！」って叫ぶ必要性が、タウン系観光ガイドよりもはるかに高いんです。名前を覚えないで、どうやって危機管理するんでしょう？<br />
　「あぁ、えっと、そこの白いシャツのお客さん、いや、あなたじゃなくてもう一人の白シャツの人、そうそう、そっちのあなた、あのね落石ですよ......、って、あぁ間に合ってませんね、私、あぁ～あ、赤シャツになっちゃって......」<br />
って、これじゃモンティ・パイソンです。</p>

<p>　僕も苦労の末、最終的には同僚たちが舌を巻くほど名前覚えが早くなりました。いくつかコツを書いてみます。</p>

<p>　今回はまず、大前提の鉄則を。<br />
　人間って読んだだけ、聞いただけじゃ、なかなか覚えられないんです。<br />
　お客様の名前を口に出し、それを自分で聞いてもう一回脳ミソにフィードバックすると、記憶の効率がグンとアップします。当たり前のことですが、これが一番大事。<br />
　書くのもそれなりに効果があるそうですが、口に出すのには全然かなわないんだとか。</p>

<p>　ですから顔と名前を一致させたら、すぐに「あのね、田中さん」「ところで田中さん」と、呼びかけまくるのがポイント。記憶を手っ取り早く定着させるには、これしかないです（たぶん）。<br />
　ツアー中に忘れて、恐縮しながらもう一回名前を聞きだし、「やっぱもっと呼びかけなきゃダメだ」と思っても、なかなか途中からできるもんじゃないですよ。だって不自然丸出しですもん。<br />
　逆に最初っから呼びかけまくって、「このガイドさんは、やたら名前を呼びかけてくる芸風の人なのね」と思わせちゃった方が、はるかに合理的です。</p>
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="GL006_003pronounciation.jpg" src="http://e4.gofield.com/theme/GL006_003pronounciation.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="342" width="480" /></span>
<br />
<br />
<p>　いや、冗談抜きでこういうことも何度となくありましたね、そういえば。イスラエル人とかインド人とか......。</p>]]>
        
    </content>
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